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2017年04月12日(水)

地政学リスクが徐々に高まる中、安全資産としての円に買い集まる
  [モーニングストラテジー]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2017年4月12日
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地政学リスクが徐々に高まる中、安全資産としての円に買い集まる

〓今日の予定〓 (米東部時間)

経済指標
・3月輸入・輸出物価指数 (08:30)
・30年債入札 (Re-Opening) (13:00)
・3月財政収支 (14:00)

エネルギー
・EIA石油在庫統計 (10:30)


●現在のポジションの状況やトレード成績は、フルレポートに掲載されています

↓フルレポートのダウンロードはこちら (PDFファイル)↓
http://yosoukai.com/strategy/archives/2017/04/images/1491994463.pdf


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本日の売買戦略

該当銘柄なし

(タイミング待ち)

買い: 該当銘柄なし
売り: 原油、砂糖、コーヒー

コメント

原油 ・・・ 夜間取引では買いが先行、前日引け後のAPI在庫統計が強気の内容
となったことが下支えとなっている。先週の米国によるシリア攻撃のほかにも、
リビアの最大油田の生産停止や北朝鮮情勢緊迫と、産油国の情勢不安や地政学リ
スクの高まりが、買いを呼び込むようになってきている。どれも石油供給に決定
的なダメージを与える可能性は低いし、足元の在庫は依然として潤沢なのだが、
こうした材料が続く間は、どうしても投機的な買いが全体を主導するようになる
。今は流れに逆らわず、情勢が落ち着きを取り戻すのを待ちたい。 〓堅調〓

天然ガス ・・・ 目先は需要動向や在庫の推移を睨み、投機的な売り買いに振り
回される不安定な展開が続くと予想する。例年なら季節的な暖房需要の減少に伴
い、売り圧力が強まってくる時期ではあるが、今年は原発の稼動停止によって発
電需要が高止まりしたままとなっており、意外に下値が堅い可能性もあるので注
意が必要だ。今後の在庫の積み増しペースが平年を下回るなら、改めて買い意欲
が強まってくることもあり得るだろう。 〓乱高下〓

金 ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。シリア攻撃によって米ロの関係
がどのように変化していくのかに注目が集まる一方、北朝鮮を巡っても周辺国の
動きが慌ただしくなっており、緊張は高まるばかりの状況。フランスの大統領選
も候補者の支持が拮抗してきており、5月の本選挙まで、先行き不透明感を高め
る一因となりそうだ。本格的な軍事行動が始まれば、それで材料も出尽くしとな
るが、今のようにお互いが挑発しあうだけの状況というのは、安全資産としての
買いも一番集まりやすい。1,300ドルの節目までは、上げ幅を広げるのではない
か。 〓堅調〓

小麦 ・・・ 目先は生産地の天候や生育状況を睨み、投機的な売り買いが交錯す
る不安定な展開が続くと予想する。前日の需給報告は、特にサプライズは見られ
ず。世界需給で在庫が予想以上に引き上げとなったことには注意すべきだが、一
方で新年度の米国の作付が減少するとの見方が下支えとなっていることも忘れる
べきでない。生産地の乾燥など、作柄悪化に対する懸念が強まるなら、こちらの
方がより大きく買い材料視されるだろう。 〓乱高下〓

コーン ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。前日の需給報告は、期末在
庫が引き上げ予想に反して前月から据え置きと、やや強気の内容。世界需給では
南米の生産見通しが引き上げられたが、こちらは既に織り込み済みだろう。新年
度の米国の作付が前年から大きく減少すると見られている中、この先生産地で悪
天候が続き作付が大幅に遅れたり、その後の苗の生育期に高温乾燥が続くなどし
て作柄悪化に対する懸念が高まったりした場合は、上昇余地もかなり大きく残っ
ているのではないか。押し目があれば、積極的に買いを仕かけていきたい。 〓
堅調〓

大豆 ・・・ 目先は軟調な展開が続くと予想する。前日の需給報告は国内在庫が
引き上げとなったほか、世界市場ではブラジルの生産が大幅に引き上げられた。
南米からの潤沢な供給に押され、輸出の低迷が続くとの見通しは、引き続き大き
な重石となるだろう。米国の作付が増加するとの見通しも、この先作業が本格化
してくるにつれ、改めて売りを呼び込む可能性は高い。9ドルの節目を割り込む
のも、そう遠い先の話ではないだろう。 〓軟調〓

砂糖 ・・・ 目先は軟調な展開が続くと予想する。相場に売られ過ぎ感が高まっ
ているのは間違いなく、ポジション整理の買い戻しはいつ入ってきても不思議で
はないが、それで大きな流れが強気に転じるとも思えない。インド政府が免税輸
入の認可に踏み切っても一時的な上昇しか見られないほどに、地合いは弱気に傾
いている。今の水準でしばらくもみ合いを続ければ、売られ過ぎ感も解消、改め
て売り圧力も強まってくるだろう。 〓軟調〓

コーヒー ・・・ 目先は軟調な展開が続くと予想する。ブラジルの新年度の生産
は前年から減少すると見られているが、収穫サイクルの裏作に当たる年の割に落
ち込みは大きくないとの見方もあり、決定的な買い材料となっていない。生産地
の天候面にも大きな問題はなく生育は比較的順調、この先生産見通しが引き上げ
られるとの見方が出てくる可能性は高い。130セントを割り込むまで値を下げる
ことも、十分にあり得るのではないか。 〓軟調〓

ダウ平均 ・・・ 目先はまだしばらく膠着状態が続くかもしれないが、その後は
流れが改めて弱気に転じると予想する。地政学リスクが高まっていることに対す
る懸念が、市場全体の大きな重石となる可能性は高く、いずれかの時点で投資家
のリスク回避の動きを加速させることになるだろう。一方ではトランプ政権の経
済政策に対する期待も依然として強いが、この先具体的な問題点が明らかになっ
てくるにつれ、失望に変わっていくのではないか。 〓軟調〓

為替 ・・・ 目先は円高の流れが続くと予想する。シリアや北朝鮮情勢をめぐる
地政学リスクに対する懸念は、前者はこの先米ロの外交問題に発展していく可能
性、後者は同じく米中の関係に変化が生じる可能性があり、意外に長い期間材料
として残り続けることも考えられる。こうした問題は軍事衝突が起こってしまえ
ば材料として出尽くしとなってしまうものだが、米国もこれ以上は簡単に動くこ
とはできないだろう。軍事衝突の可能性を秘めながら、徐々に緊張が高まってい
くというパターンは、安全資産としての需要を高めるにはこれ以上ない環境だ。
〓円高〓



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松の すっとびストラテジー 番外編

発行者 :松本英毅 よそうかい・グローバル・インベスターズ代表
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当レポート上で提供している内容は、信頼に値すると判断した情報を基に作成さ
れていますが、あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負う
ものではありません。投資の決断は、投資家自身の判断で下してください。


Posted at 07時05分   パーマリンク

2017年04月11日(火)

ジリジリと緊張が高まる状況下では、大きく動くことが多いです
  [引け後の一言・裏話]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2017年4月11日
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ジリジリと緊張が高まる状況下では、相場も大きく動くことが多いです


〓今日の一言〓

おはようございます!

今日は良く動きましたね。長期金利が低下し、円や金に大きく買いが集まったと
いう動きを見ている限りでは、やはり安全資産としての需要が高まったというこ
となのでしょうし、その背景にあるのはやはりシリアや北朝鮮といった地政学リ
スクの高まりということになるのですが、では具体的に今日何が起こったのかと
いえば、ちょっと答えに給してしまうというのが実際のところです。

もっとも、何もないのに不安だけが高まるというのは、相場が大きな流れを作る
という点で見れば、結構良い状況でもあります。先週のシリアのようにいきなり
ミサイルを撃ち込むなど、軍事衝突が起こってしまえば、それで材料出尽くしと
なってしまうことが多く、相場も短命に終わってしまうことが多いのですが、軍
事衝突の可能性を秘めながらも、一進一退の状況が続き、緊張だけがどんどんと
高まっていくというパターンは、安全資産とされているものに、買いが集まる一
方という相場環境を作り出すことになるでしょう。

今回の場合、シリア問題ではロシア、北朝鮮では中国という大国をそれぞれ相手
にする必要があるため、米国もそう簡単に攻撃に打って出ることはできないでし
ょう。それでもシリアにはミサイルを撃ち込んだトランプ大統領には驚かされる
ばかりですが、この先はさすがに慎重にならざるを得ないと思います。今後2-3
週間、今のような状況が続くのであれば、その間に結構大きな動きが出てくるの
ではないでしょうか。金は1,300ドルの節目を上抜けていと思いますし、ドル/円
が100円の大台を割り込んでいることがあっても、何ら不思議ではないと思いま
す。足元で意外なほどに粘りを見せている株式市場も、価格調整が進むのではな
いでしょうか。



〓ストラテジー裏話〓

仮想トレードの方は、本日の大きな動きによって、4月に入ってからマイナスが
膨らんでいた分を、一気に取り戻すことができました。今のところは、これ以上
ポジションを立てる予定はありません。原油のショートは狙っていましたが、本
日引け後のAPI在庫投影が強気のサプライズとなったのをみて、やめました。理
由はともあれ、トレンドが出ている相場にはこうして流れを後押しする材料が出
てくるものなのです。しばらくは様子見ですね。



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Posted at 19時17分   パーマリンク

今日の材料 2017年4月11日
  [今日の材料]

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松の すっとびストラテジー 番外編 - 今日の材料 2017年4月11日
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〓ニュース・ヘッドライン〓

・ 2月の求人数、前月から11.8万人増加・JOLTS
・ 小売チェーンストア販売指数、前週比2.0%上昇
・ 4月第一週のチェーンストア売上高、前月比0.9%増加
・ 10年債リ・オープン、応札倍率は2.48
・ EIA、世界石油需要見通しを前月から小幅引き上げ
・ API在庫:原油は130万バレルの取り崩し、石油製品も減少
・ ユーロシステムの金準備高は前週から変わらず

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・ 2月の求人数、前月から11.8万人増加・JOLTS

米労働省が発表した2月の求人・労働力異動調査(JOLTS)によると、求人数は
574万3000人となり、前月から11万8000人増加した。2ヶ月連続アップ。政府の求
人数が1万5000人の増加に転じ、民間が10万2000人の増加。このうち建設業が2万
7000人プラス転換した。製造業は3000人増え、耐久財の3000人増加の一方、非耐
久財が横ばいだった。プロフェッショナル・サービスは5万4000人、小売が4万人
それぞれ減少した。求人率は3.80%と、前月の3.73%(修正値)から上昇した。

新規採用は前月比11万人増の531万4000人で、採用率が前月の3.73%(修正値)か
ら3.65%に低下した。辞職やレイオフ・解雇などを含む離職数は507万1000人にな
り、前月から17万6000人と5ヶ月ぶりに減少した。このうち自発的離職が10万
2000人減り、解雇は7万5000人減少した。離職率は前月の3.61%から3.48%に下が
った。

・ 小売チェーンストア販売指数、前週比2.0%上昇

米小売調査会社リテール・エコノミストと金融大手ゴールドマン・サックスが集
計したデータに基づく週間小売チェーンストア販売指数(季節調整値)は、4月8
日時点で前週から2.0%上昇した。前年同期に比べると0.4%の上昇。

・ 4月第一週のチェーンストア売上高、前月比0.9%増加

米小売調査レッドブック・リサーチが11日に発表したレポートによると、4月第
一週の国内チェーンストア売上高は前月から0.9%増加した。前年同期と比べると
1.6%の増加という。

・ 10年債リ・オープン、応札倍率は2.48

米財務省は11日、2月に発行した10年債の銘柄統合入札(リ・オープン)を行い、
最高落札利回りが2.332%になったと発表した。3月の前回リ・オープンで2.560%
だったのから低下。応札倍率が2.48、外国中銀を含む顧客の注文が占める比率は
65.76%で、いずれも前回の2.66、65.76%を下回った。

・ EIA、世界石油需要見通しを前月から小幅引き上げ

米エネルギー省情報局(EIA)は11日に発表した短期アウトルックで、2017年度
の世界石油需要を日量9,816万バレルと推定、前月から1万バレル引き上げた。前
年比では149万バレル、1.54%の増加となる。米国や欧州、旧ソ連邦の、見通しが
引き上げられた一方、中国以外のアジアの新興国は引き下げられた。2018年度の
需要は日量9,979万バレルと5万バレルの上方修正、前年から163万バレル、1.66%
増加する見通しとなっている。

2017年度の世界石油供給は日量9,831万バレルと前月から4万バレルの上方修正、
前年から114万バレル、1.14%の増加となる。2018年の供給は日量 1億18万バレル
と27万バレルの引き上げ、前年からは187万バレル、1.90%増加する見通しとなっ
た。米湖気宇の見通し引き上げが背景にある。OPECの3月の石油生産は、日量
3,203.0万バレルと前月から9.0万バレル減少した。リビアの生産が10万バレル減
少、ナイジェリアは3万バレル、UAEは2万バレルそれぞれ減少した一方、サウジ
は6万バレル、アンゴラは3万バレルそれぞれ増加した。

価格見通しは、2017年のWTI原油価格平均が1バレル52.24ドルと前月から1.25ド
ルの引き上げ。2018年は55.10ドルに上昇する見通しで、前月からは1.08ドルの
下方修正となる。レギュラーガソリンの小売価格は2017年が1ガロン 2.39ドルと
前月から1セントの引き下げ、2018年は2.44ドルに上昇する見通しで、前月から
は据え置きとなった。

・ API在庫:原油は130万バレルの取り崩し、石油製品も減少

全米石油協会(API)の発表によると、4月7日現在の原油在庫は前週から130万バ
レルの取り崩しとなった。市場では積み増しを予想していた。中西部の石油供給
拠点で、NYMEX先物の受け渡し地点に指定されているオクラホマ州クッシングの
在庫は、40万バレル増加した。ガソリンは370万バレルの取り崩し、暖房油やデ
ィーゼル燃料となる留出油は160万バレルの取り崩しとなった。

・ ユーロシステムの金準備高は前週から変わらず

ECBが11日に発表したデータによると、欧州圏中銀(ユーロシステム)の金準備
高(受取勘定含む)は4月4日現在4,041億8,900万ユーロと、前週から変わらずとな
った。四半期ごとの調整を除けば、これで14週連続で変わらずとなる。



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松の すっとびストラテジー 番外編

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Posted at 17時48分   パーマリンク

大豆は在庫が更に積み上がる可能性がある中、買いも集まりにくい
  [モーニングストラテジー]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2017年4月11日
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大豆は在庫が更に積み上がる可能性がある中、買いも集まりにくい

〓今日の予定〓 (米東部時間)

経済指標
・2月求人・労働力異動調査 (JOLTS) (10:00)
・10年債入札 (Re-Opening) (13:00)

エネルギー
・EIAアウトルック (12:00)
・API石油在庫統計 (16:30)



●現在のポジションの状況やトレード成績は、フルレポートに掲載されています

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本日の売買戦略

買い: 該当銘柄なし
売り: ドル/円

(タイミング待ち)

買い: 該当銘柄なし
売り: 原油、砂糖、コーヒー

コメント

原油 ・・・ 目先は産油国の情勢不安が下支えとなる中、まだしばらく買いが集
まりやすい状況が続くかもしれないが、その後は足元の需給の弱さを手掛かりに
改めて流れが弱気に転じると予想する。前日にはリビアで生産が再び停止したこ
とが上昇の手掛かりとなったが、一方では米国のシェールオイルの生産が順調に
増加していることも忘れるべきではない。リビアもパイプラインなどの施設への
損傷はなく、反対勢力との話し合いが済めばすぐにでも生産は再開されるだろう
。在庫も再び積み増し基調に戻り、それと共に売り圧力も強まってくるのではな
いか。 〓軟調〓

天然ガス ・・・ 目先は需要動向や在庫の推移を睨み、投機的な売り買いに振り
回される展開を予想する。季節的には暖房需要の減少に伴い、上値が重くなる時
期ではあるが、今年は原発の停止によって発電需要が増加するとの見方が支えと
なっており、流れが弱気に転じるには至っていない。5月に入れは冷房需要の増
加を意識した動きも出てくるだけに、この先価格調整が進んだとしても、下げ幅
はそれほど大きいものとはならないだろう。 〓乱高下〓

金 ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。先週のシリア攻撃によって、ト
ランプ政権の先行き不透明感の強さに対する懸念は、その対象が国内の政治情勢
や経済政策のみならず、国際情勢や地政学リスクにまで拡大した。この先も投資
家のリスク回避の動きは高まりこそすれ後退することはなく、安全資産としての
需要が大きな下支えとなり続けるだろう。米議会が2週間のイースター休暇に入
ったためにしばらくは新たな問題が表面化することもなく、ポジション整理の売
りも出てきやすくなるかもしれないが、押し目は積極的に買いのチャンスと捉え
たい。 〓堅調〓

小麦 ・・・ 目先は生産地の天候や生育状況を睨み、投機的な売り買いが交錯す
る展開が続くと予想する。前日にはコーンの上昇につれて買いが集まる格好とな
ったが、一方で降雨に恵まれ休眠期の明けた米冬小麦の生育が順調に進むとの見
方が重石となっていることも忘れるべきではない。作付が大幅に減少しているこ
とを考えれば、生育が極めて順調に進みイールドが大きく上昇しない限りは需給
が引き締めに転じ、買いも集まりやすくなってくると予想するが、生産見通しが
ある程度固まってくるまでは、明確な方向性が出てくることもないのではないか
。 〓乱高下〓

コーン ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。需給報告では期末在庫の引
き上げが予想されているが、足元の需給の弱さは既に十分織り込み済み、一方で
先の作付意向調査が予想を大幅に下回り、今後の天候や生育状況次第で生産が大
幅に落ち込む可能性が浮上してきた影響の方が大きいだろう。まだ作付も本格化
しておらず、見通しが固まっていない時期だけに、何らかの問題が生じれば市場
も敏感に反応しやすいのではないか。 〓堅調〓

大豆 ・・・ 目先は軟調な展開が続くと予想する。需給報告では、先月末の四半
期在庫が予想を上回ったことの調整で、期末在庫が上方修正されると見られてい
る。作付意向調査も予想を上回る増加となり、この先天候に恵まれ生育が順調に
進むなら、生産が大幅に増加することも十分にあり得るだろう。既に06/07年度
以来の高水準にある在庫が、新年度に更に積み上がる可能性がある中では、積極
的には買いを仕掛けにくにものだ。 〓軟調〓

砂糖 ・・・ 目先はこのまま軟調な展開が続くと予想する。インド政府が免税輸
入の承認に踏み切っても買いが集まらなかったことで、市場は当面の材料が出尽
くした状況に陥っている。足元の地合いはかなり弱いとの見方が重石となる中、
この先も投機的な売りが相場を主導する可能性は高いだろう。16セントの節目を
割り込めば、15セント台前半まで一気に下げ幅を広げることも十分にあり得るの
ではないか。 〓軟調〓

コーヒー ・・・ 目先は軟調な展開が続くと予想する。ブラジルでは新年度のア
ラビカ種生産が前年から減少するとみられているが、他の収穫サイクルの裏作に
当たる年に比べると落ち込みは大きくないとの見方もあり、反応も限定的なもの
にとどまっている。天候面で特に問題が伝わっていないことも、上値を重くして
いるのだろう。5月に予定されているCONABの生産推定の内容次第では、120セン
ト台まで値を下げることもあり得るのではないか。 〓軟調〓

ダウ平均 ・・・ 目先は先週のシリア攻撃でトランプ大統領への支持が回復する
との見方や、議会が2週間のイースター休暇に入り政治的問題がしばらく出てこ
ないことが支えとなる中で買いが集まりやすくなるかもしれないが、その後は改
めて価格調整圧力が強まると予想する。一方では拙速な軍事行動に対する批判も
強く、この先大統領が独断専行で何を行うか予測がつかないとの懸念は、やはり
リスク回避の動きにつながることになるだろう。 〓軟調〓

為替 ・・・ 目先は円高の流れが続くと予想する。先週の米国によるシリア攻撃
によって、市場の先行き不透明感に対する懸念が改めて高まったことは間違いな
く、この先も安全資産としての円に対する需要が相場を主導することになるだろ
う。シリアのみならず北朝鮮でも情勢不安が高まっており、こちらの場合は距離
的に近く影響も格段に大きい日本の円が売られるとの見方もあるが、この場合で
も緊張が高まった際には、やはり円に買いが集まることになると考える。もちろ
んトランプ政権の経済政策に対する不透明感も、引き続き円の下支えとなるだろ
う。 〓円高〓



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Posted at 07時03分   パーマリンク

2017年04月10日(月)

地政学リスクは読めなくても、米国内は依然として前途多難です
  [引け後の一言・裏話]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2017年4月10日
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地政学リスクは読めなくても、米国内は依然として前途多難です


〓今日の一言〓

おはようございます!

先週金曜は米国によるシリアへのミサイル攻撃で市場が大混乱に陥りましたが、
週明けの今日は意外に平穏な展開でしたね。攻撃を決断したことに対して、国際
社会からは今のところそれほど悪い反応が見られていないこと、米国内でも議会
もおおむね好意的で、政権発足後初めて大統領が前向きに評価されたのではとの
見方も浮上する中で、特に先行きに対する不安が高まる訳でもなかったことが、
その背景にあるのだと思います。議会が2週間のイースター休暇に入ったことも
、大きいかもしれませんね。これまでトランプ政権の問題には議会が絡んでいた
ことが多いですが、少なくとも今後しばらくは、新たな問題が浮上することはな
いのですから。

ただこうした状況は、残念ながら長続きすることはなさそうです。国際情勢に関
しては北朝鮮も含めてこの先どのような展開になるかは見当もつきませんし、下
手な思い込みに基づいた相場観を持つべきではありませんが、少なくとも米国内
について問題山積です。議会の休会が明ければ、暫定予算の期限が切れる4月28
日はもう目の前です。ヘルスケア問題で共和党内の亀裂が露呈、最高裁判事の承
認で強硬手段を使ったことで民主党の更なる反発が予想される中、本予算がそれ
までに成立するのかは、非常に微妙な状況です。連邦債務の引き上げ問題もある
ので、話はますますややこしくなるでしょう。期限内に成立しなければ、連邦機
関の一部の機能が停止してしまう恐れは、非常に高いと見ておくべきです。もち
ろんこうした状況下では、税制改革やインフラ投資といった経済政策が前に進む
ことなど、考えられません。

シリアへの攻撃で、トランプ大統領の支持率は少し上がったのかもしれませんが
、市場の期待もそれにつれて高まることはなさそうです。期待が失望に変わる中
、リス回避の動きがいつ強まっても大丈夫なように、準備を進めておく必要があ
るでしょう。



〓ストラテジー裏話〓

厳しい状況が続いている仮想トレードについては、本日のコーンの上昇で一息入
れることができました。この先は改めて原油とドル/円のショートのタイミング
を探ることになりますが、今のシリアの状況を見る限り、しばらく原油は仕掛け
にくいですね。状況が落ち着くのを待ちましょう。



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先物取引はリスクの高い取引であり、多大な損失をもたらす場合があります。
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