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2018年03月08日(木)

米景気回復に伴う長期金利上昇という前提を、変える必要がありそうです
  [引け後の一言・裏話]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2018年3月8日
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米景気回復に伴う長期金利上昇という前提を、変える必要がありそうです

〓今日の一言〓

おはようございます!

今日は全体的に動きが控え目でしたね。

株は午後に明らかになったトランプ政権の鉄鋼とアルミ輸入に対する高関税賦課
政策が、カナダとメキシコが適用除外となり他の国にも交渉の余地を与えるとい
う、当初の方針よりやや穏やかなものとなったことを好感する形で買いが集まり
ましたが、輸入制限策が打ち出されたと言う事実に変わりはありません。政権が
この先保護主義政策を更に強める可能性が高いことを考えれば、安易に買いを仕
掛けている場合ではないと思います。

後任の人事にもよるでしょうが、コーンNEC委員長が辞任を表明したことで、米
政権の政策運営に先行き不透明感が強まったことも大きいと思います。保護主義
政策が強まる中で世界や米国の経済成長のペースが鈍化するようなことがあれば
、FRBが利上げのペースを緩めることがあっても不思議ではないでしょう。ここ
までは米景気の回復に伴う長期金利の上昇を、全ての予想の前提条件としてきま
したが、少し考えを改める必要がありそうです。



〓ストラテジー裏話〓

仮想トレードは、市場全体に動きがなかったので、損益にもあまり大きな変化は
ありません。株価の上昇はマイナスに作用しましたが、今の状況でここから更に
値を伸ばす展開とはならないでしょう。一方コーンはUSDA需給報告がかなり強気
の内容となったこともあり、改めて騰勢を強めることになりそうです。早速明日
にも買いのチャンスを探ってみることにしましょう。後は、金のロングも検討中
です。



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松の すっとびストラテジー 番外編

発行者 :松本英毅 よそうかい・グローバル・インベスターズ代表
URL :http://yosoukai.com/
お問い合わせ :ask@yosoukai.com

配信停止 :http://yosoukai.com/magazine/subscribe-cancel001.html


当レポート上で提供している内容は、信頼に値すると判断した情報を基に作成さ
れていますが、あくまでも情報提供が目的であり、その結果について責任を負う
ものではありません。投資の決断は、投資家自身の判断で下してください。


Posted at 18時29分   パーマリンク

今日の材料 2018年3月8日
  [今日の材料]

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松のすっとびストラテジー 番外編 - 今日の材料 2018年3月8日
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〓ニュース・ヘッドライン〓

・ 失業保険新規申請件数は23.1万件に増加、予想も上回る
・ 2月米企業解雇予定数は前月から20.79%減少、チャレンジャー
・ 中国の2月原油輸入は前月から12.11%減少・税関総局
・ 天然ガス在庫は570億立方フィートの取り崩し、予想やや下回る
・ ロシアの金及び外貨準備高は前週から14億ドル増加

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・ 失業保険新規申請件数は23.1万件に増加、予想も上回る

米労働省が発表した3月3日までの週の失業保険新規申請件数は23万1000件と、前
週に21万件と1969年12月以来の低水準を記録したのから2万1000件増加した。市
場予想も上回った。

雇用情勢をより良く反映するといわれる4週平均は3日時点で22万2500件と、前週
の22万500件から増加した。

失業保険継続受給件数は、2月24日時点で前週比6万4000件減の187万件となっ
た。継続受給のデータは、新規申請件数より一週間遅れで発表される。

・ 2月米企業解雇予定数は前月から20.79%減少、チャレンジャー

人材派遣大手のチャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマス社によると、2月
の企業解雇予定数は3万5369人と前月から20.79%の減少に転じた。前年同月は
4.30%下回る。

・ 中国の2月原油輸入は前月から12.11%減少・税関総局

中国税関総局が8日に明らかにしたデータによると、同国の2月の原油輸入は
3,226万2,000トン(日量844.57万バレル)と1月の日量960.93万バレルから12.11%
減少した。前年比では1.51%の増加となる。年初来の累計では7,290万トン(日量
905.69万バレル)と、前年同期を10.77%上回っている石油製品の輸入は261.1万ト
ンと、前月の287.5万トンから9.18%減少、前年の239万トンからは9.25%増加し
た。年初来の累計では548.6万トンと、前年同期を10.16%上回っている。

・ 天然ガス在庫は570億立方フィートの取り崩し、予想やや下回る

米エネルギー省情報局(EIA)が発表した天然ガス在庫統計によると、3月2日現
在のアラスカとハワイを除く48州の天然ガス在庫は1兆6,250億立方フィートと、
前週から570億立方フィートの取り崩しとなった。市場予想はやや下回った。在
庫は前年を29.2%、過去5年平均を16.8%下回る水準にある。地区別では、東部が
前週から230立方フィート、中西部が180億立方フィート、西部が120億立方
フィートそれぞれ取り崩し、南部は10億立方フィートの積み増しとなった。

・ ロシアの金及び外貨準備高は前週から14億ドル増加

ロシア中銀が8日に発表した週次データによると、同国の金及び外貨準備高は3月
2日時点で4,523ドルと、前週から14億ドル増加した。年初の4,327億ドルからは
196億ドルの増加となる。



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松の すっとびストラテジー 番外編

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Posted at 17時52分   パーマリンク

株は積極的に買いを仕掛ける理由なく、反発局面は売りのチャンス
  [モーニングストラテジー]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2018年3月8日
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株は積極的に買いを仕掛ける理由なく、反発局面は売りのチャンス

〓今日の予定〓 (米東部時間)

経済指標
・2月米企業解雇予定数 (07:30)
・失業保険新規申請件数 (08:30、予想22.0万件、前週21.0万件)

エネルギー
・EIA天然ガス在庫統計 (10:30)


●現在のポジションの状況やトレード成績は、フルレポートに掲載されています

↓フルレポートのダウンロードはこちら (PDFファイル)↓
http://yosoukai.com/strategy/archives/2018/03/images/1520509860.pdf


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本日の売買戦略

該当銘柄なし

(タイミング待ち)

買い: 小麦、コーン
売り: 10年債

コメント

原油 ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。米シェールオイルの増加観測
がもう一段売りを呼び込む可能性が残るものの、それで流れが弱気に傾くことは
ないだろう。世界的に景気が回復する中、需要の旺盛な伸びをシェールの増加で
カバーできるのかは微妙なところ。OPECなどが減産をしっかりと進めるのなら、
世界市場は供給過剰が続く可能性が高い。産油国の情勢不安にも引き続き注意が
必要、ベネズエラの生産は今後も減少が続く可能性は高いし、リビアのみならず
、ナイジェリアやイラク北部でも、いつ供給が停止しても不思議ではないだろう
。 〓堅調〓

天然ガス ・・・ 目先はポジション整理の買い戻しがもう一段相場を押し上げる
と予想する。在庫統計では平年を下回る取り崩ししか予想されていないが、今回
の寒波の影響で次週以降は改めて取り崩しが進むことになるだろう。時期的に暖
房需要がこれ以上相場の押し上げ要因とはなることはないと思われるが、足元の
在庫水準の低さが夏場の冷房需要や次年度の暖房需要期を睨んで、中長期的な下
支えとなる可能性は高いのではないか。 〓反発〓

金 ・・・ 目先は長期金利やドル、株価の動向を睨んで投機的な売り買いが交錯
、不安定に上下に振れる展開ながらも、下値は徐々に切り上げていくと予想する
。コーンNEC委員長の辞任によって、トランプ政権がこの先保護主義的な政策を
強めていく可能性が高まったのは間違いないところ。金融市場の不安が高まりド
ル安が進むのなら、金市場にとってはやはり大きな下支えになると見ておくべき
だろう。金融市場の先行き不透明感の高まりがFRBの利上げペースをやや遅らせ
るというシナリオも含め、押し目では買いのチャンスを探ってみたい。 〓堅調


小麦 ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。米南部の生産地では昨秋から
続く乾燥や年初の寒波によって冬小麦の作柄が大幅に悪化したと見られているほ
か、欧州やロシアのなど黒海周辺地域でも寒波の影響が懸念されている。新年度
の需給は、思った以上に逼迫する可能性が高いだろう。この先冬小麦の休眠期が
明ければ、被害の実態も明らかになる。状況が思った以上に深刻となれば、新た
な買いを呼び込むのではないか。 〓堅調〓

コーン ・・・ 目先は堅調な展開が続くと予想する。米産に対する消費国の需要
は依然として好調だし、新年度の作付に関しても、今の大豆との比価やエネルギ
ー価格の高騰に伴う肥料コストの上昇を考えれば、大豆への転作が予想以上に進
む可能性は高く、新たな下支えとなるだろう。足元に供給が潤沢にあるのは間違
いないが、作付が減少するなら、今後の生育状況次第では需給が一気に引き締ま
ってくることも考えられるのではないか。 〓堅調〓

大豆 ・・・ 目先は流れが弱気に転じると予想する。アルゼンチンの乾燥による
作柄の悪化は深刻、需給報告でも生産見通しの引き下げが予想されているが、時
期的にもひとまず材料として出尽くしとなる可能性は高いと考える。一方では輸
出の低迷には注意が必要、コーンNEC委員長が辞任し、トランプ政権が保護主義
的な政策を打ち出す可能性が高まる中、報復措置として中国が米産の輸入に制限
を掛けることも十分にあり得るだろう。新年度の作付もコーンからの転作によっ
て増加する可能性があり、新たな売りを呼び込むことになりそうだ。 〓弱気〓

砂糖 ・・・ 目先は弱気の流れが続くと予想する。需給見通しは依然として弱気
、今年度の世界市場が3年ぶりの供給過剰に転じるとの見通しに加え、新年度も
供給過剰が続くとの見方が有力、引き続き相場の重石となりそうだ。インドの生
産はこの先も上方修正される余地が残っており、新たな売りを呼び込むことも十
分にあり得るだろう。ポジション整理の買い戻しはいつ入ってきても不思議では
ないが、反発局面は売りのチャンスと考えたい。 〓弱気〓

コーヒー ・・・ 目先は120セント台前半を中心としたやや幅の広いレンジ内で
、投機的な売り買いに振り回される不安定な展開が続くと予想する。ブラジルの
新年度生産が前年から大幅に増加するとの見通しは引き続き重石となりそうだが
、今後の天候や生育状況次第では引き下げられる可能性も高く、現時点で決定的
な売り材料とはならないだろう。当面は様子見に徹し、ブラジルの生産見通しが
ある程度固まってくるのを待ちたいところだ。 〓乱高下〓

ダウ平均 ・・・ 目先は流れが弱気に転じると予想する。コーンNEC委員長辞任
の影響は大きく、トランプ政権内に経済や市場のことを理解している人間がいな
くなるとの懸念は、市場全体の重石となるだろう。政権が更に保護主義的な方向
に傾く可能性も高く、鉄鋼などの関税賦課からカナダとメキシコを除外する程度
でリスクが払拭されることはない。積極的に買いを仕掛ける理由が見当たらない
中、反発局面は売りのチャンスと受け取りたい。 〓弱気〓

為替 ・・・ 目先はドル安の流れが続くと予想する。コーンNEC委員長辞任のシ
ョックはひとまず収まったように見えるが、市場の不安が解消されたわけでは決
してない。政権内に経済や市場に精通し、自由貿易主義の立場を明確にしてきた
人間がいなくなることの意味は大きく、この先の経済政策に対する不透明感や、
保護主義的な政策を更に進めるとの懸念は高まることこそあれ、後退することは
ないだろう。この先は何かにつけて市場の不安が高まり、株価の調整が進むのに
つれてドル売り圧力が強まることになるのではないか。 〓ドル安〓



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Posted at 07時01分   パーマリンク

2018年03月07日(水)

コーンNEC委員長の辞任で、大きな流れが変わる可能性も
  [引け後の一言・裏話]

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松の すっとびストラテジー 番外編 2018年3月7日
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コーンNEC委員長の辞任で、大きな流れが変わる可能性も

〓今日の一言〓

おはようございます!

今日のNYはまたまた大雪となりました

寒波もこれでさすがに打ち止めになるとは思いますが、今年もの冬もなかなか厳
しかったですね。とはいえ、今週末から米国は夏時間に切り替わります。毎年の
ことなのですが、タイミング的にはもう少し遅くても良いのではないかと思いま
す。街角に雪が残っている中で夏時間に変わるという年は意外に多く、さすがに
違和感がありますね。

マーケットは、前日のコーンNEC委員長辞任の混乱を受けた展開、最後は株式市
場も値を回復、ひとまず落ち着きを取り戻した格好なりましたが、これで再び流
れが強気に転じるとは考えない方がよいでしょう。

米税制改革法案が昨年末に成立し、強力な買い材料が一つ出尽くしとなった今の
状況で、トランプ政権が保護主義的な政策を強めるというのは、市場がもっとも
警戒するリスクの一つです。これまでは自由貿易主義への支持を明確にしてきた
コーン氏がいたからこそ、それほど酷いことにはならないとの安心感が市場にあ
ったのですが、それがなくなったことの意味は大きいでしょう。本日には大統領
報道官が、鉄鋼やアルミ輸入に対する高関税賦課に関して、カナダやメキシコへ
の適用除外の可能性を示唆しましたが、そういった小手先の事で懸念が解消する
わけではありません。今回の政策が転機となって、この先更に保護主義的な政策
を打ち出す可能性は高いと思われますし、そうした政策が米国や世界経済にプラ
スに作用することは、残念ながらほとんどないでしょう。後任人事にもよります
が、この先事ある毎にこうした市場の不安が高まり、株価の調整やドル安につな
がるのではないでしょうか。こうした不安を払拭させてくれるだけの材料が、出
てくればよいのですが。



〓ストラテジー裏話〓

仮想トレードでは、株価指数とドル/円のショートを仕掛けました。どちらもコ
ーン辞任報道後の急落の反動で買い戻しが集まることも十分に予想されましたが
、流れが大きく変化すると判断した場合は、そうしたポジション調整の動きは気
にしないことにしています。判断が正しければ、しっかりと利を乗せてくれるこ
とになるでしょう。もう一つ大豆もショートしましたが、こちらは値を下げてく
れました。砂糖も下げ幅を拡大、このあたりがしっかりと利を乗せてくれていま
す。次は、ゴールドのロングを仕掛けてみたいと思いますが、まずは雇用統計の
内容を見ることにしましょう。



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今日の材料 2018年3月7日
  [今日の材料]

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松のすっとびストラテジー 番外編 - 今日の材料 2018年3月7日
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〓ニュース・ヘッドライン〓

・ 2月ADP民間雇用数は前月から23.5万人増加、予想上回る
・ 10-12月期労働生産性は前期比0.05%低下、速報値からマイナス縮小
・ 1月貿易収支は566億ドルの赤字に拡大、予想上回る
・ 1月消費者信用残高は前月から139.1億ドル増加、予想下回る
・ MBA住宅ローン申請指数は前週から0.31%上昇
・ 米経済活動、1月と2月に拡大続く・ベージュブック
・ 通商政策が景気の先行き不透明感強める・アトランタ連銀総裁
・ EIA在庫:原油は240.8万バレルの積み増し、石油製品は取り崩し

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・ 2月ADP民間雇用数は前月から23.5万人増加、予想上回る

雇用関連サービスADPによると、2月の非農業部門民間雇用数は前月から23万5000
人増加した。1月の24万4000人よりも僅かに小幅増となったが、4ヶ月連続して20
万を超え、市場予想も上回った。1月の増加数は23万4000人から上方修正、2017
年12月は25万人から24万9000人、11月は20万6000人から20万人にそれぞれ引き下
げとなった。

サービス業の雇用は19万8000人増加、1月の20万5000人(修正値)に比べてやや
ペースが鈍い伸びでとなった。鉱業と建設を含む製造業は3万7000人の増加と、4
ヶ月ぶりの小幅プラス。建設業が2万1000人、製造業だけでは1万4000人それぞれ
増えた。

・ 10-12月期労働生産性は前期比0.05%低下、速報値からマイナス縮小

米労働省が発表した2017年10‐12月期の非農業部門労働生産性は、年率換算で前
期から0.05%低下した。マイナス幅は速報値の0.11%から修正、前期を下回ったの
は2016年1-3月期以来となる。生産は3.22%の上昇と、伸び率は速報で3.20%だっ
たのとほぼ変わらず。単位労働コストは2.48%の上昇、速報値の1.96%より高い伸
びに改定となった。

製造業の生産性は6.01%の上昇と2010年4-6月期以降最も大きな伸び率を記録、速
報値の5.68%から引き上げとなった。耐久財は8.13%の上昇と、やはり速報での
6.73%から上方修正。非耐久財は3.41%の上昇と、速報値の4.45%から引き下げら
れた。製造業の生産は6.58%上昇と、速報値の7.31%から下方修正。単位労働コス
トは3.33%の低下、下げ幅は速報の3.65%よりやや縮小した。

・ 1月貿易収支は566億ドルの赤字に拡大、予想上回る

米商務省が発表した1月の貿易収支は、566億ドルの赤字と、2008年10月以来の大
幅赤字を更新した。前月比にして4.99%の赤字拡大、市場予想も上回った。な
お、2017年はデータ修正によって5684億4200万ドルの赤字になり、赤字幅が前年
から12.61%膨らみ、また当初推定の5660億3100万ドルから引き上げられた。

1月の輸出は前月から1.32%減少し、モノだけで2.17%減った。いずれも3ヶ月ぶり
のマイナス転落。サービスは0.41%増加し、4ヶ月ぶりの高い伸びである。輸入は
前月比ほぼ横ばいとなった。モノが0.09%と2017年8月以来で減少した。サービス
は0.38%増加で、前月より小幅増にとどまった。実質値(リアルマネー)では、モ
ノの赤字が684億7200万ドルと、赤字幅は前月から1.53%縮小した。

国・地域別の貿易収支をみると、対中国の赤字が359億5300万ドルと前月の308億
800万ドルから縮んだ。対日赤字は55億2700万ドルから56億5200万ドルに拡大。
対石油輸出国機構(OPEC)は、前月に2億1100万ドルの黒字だったのから28億
6500万ドルの赤字に転じた。一方、メキシコや欧州に対する赤字幅は縮小した。

・ 1月消費者信用残高は前月から139.1億ドル増加、予想下回る

米連邦準備理事会(FRB)によると、1月の消費者信用残高は3兆8549億9000万ド
ルと、前月から139億1000万ドル、年率換算で4.3%増加した。市場予想を下回っ
た。クレジットカードなど回転式の信用残高は7億ドル、0.8%増加、自動車ロー
ンなどの非回転信用は132億ドル、5.6%の増加となった。

・ MBA住宅ローン申請指数は前週から0.31%上昇

米モーゲージ・バンカーズ協会(MBA)によると、住宅ローン申請総合指数は3月
2日時点で384.1と、前週から0.31%上昇した。借り換え指数が1.73%アップ。しか
し、新規購入指数は6.16%低下した。

・ 米経済活動、1月と2月に拡大続く・ベージュブック

米連邦準備理事会(FRB)は7日に発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)
で、1月と2月に全12地区にわたって経済活動が拡大したとの見方を示した。小幅
あるいは緩やかな伸びになったという。一方、個人消費はまちまちで、自動車以
外の小売販売に関すると約半分の近くにおいて増加、自動車販売は全ての地区で
横ばいと報告。観光業はしっかりと拡大し、特にアトランタ地区とリッチモンド
地区で大きく伸びたという。

住宅販売や建設は全般に小幅増となったが、人手や資材不足によって建設が停滞
気味なことも認識した。商業用不動産は前回報告からやや改善。3つの地区で建
設が盛んなことや、ニューヨーク市内や周辺の賃貸料が著しく上がったという。
製造業はセクターを超えて増加。融資規模は概ね横ばいで、一部の連銀が地区内
のローン対能率の小幅低下を報告した。

農業に関したレポートはまだら模様でありながらも、全般には前回からほぼ変わ
らなかった。天然資源の活動が小幅改善となった中、ミネアポリス地区だけはエ
ネルギーと鉱業の活動がしっかりと拡大したという。

雇用は前回の報告から緩やかなペースでの伸びを続けた。全国的に労働市場が依
然としてタイトであり、人材派遣業が活発だった。複数の地区では、ほとんどの
セクターで人手不足が続いており、特に建設、情報技術、製造業という。また、
多くの地区において賃金上昇がやや進んだ。一部の地区で昨年暮れに成立した税
制改革に続いて小幅の賃上げ報告があったことも示した。

全ての地区で物価が上がり、ほとんどの連銀がややインフレ上昇を報告した。4
連銀は、外国産との競争が減ったことなどから鉄鋼価格が下がったと報告した
が、木材など建設資材は建設の増加を反映して上向いたという。複数の連銀は輸
送費がやや上昇したことをレポートし、主に燃料費の上昇によると指摘した。住
宅や商業用のリース料はほとんどの地区で上がった。

今回のベージュブックは、2月26日までに収集した情報データをもとにサンフラ
ンシスコ連銀がまとめた。3月20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合での
政策決定における討議資料となる。

・ 通商政策が景気の先行き不透明感強める・アトランタ連銀総裁

アトランタ連銀のボスティック総裁は7日に記者団に対し、通商政策が景気の先
行き不透明感を強めていることを指摘し、様子見する必要があるとの見方を示し
た。トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムに対する高関税導入を計画してお
り、各国の対応措置に懸念が強まっている。

総裁は年内の利上げ回数について、当初2回とみていたのから、昨年暮れに成立
した税制改革を考慮して3回の見方にシフトしていたという。しかし、貿易問題
が減税効果を相殺する可能性を示唆。金利にも影響し得るとした。このほか、コ
ーン米国家経済会議委員長の辞任がより不透明感を強めるとも述べた。

ボスティック総裁は2018年の米連邦公開市場委員会(FOMC)のメンバーを務め
る。1月の会合ではほかのメンバーとともに政策金利の据え置きに賛成票を投じ
た。

・ EIA在庫:原油は240.8万バレルの積み増し、石油製品は取り崩し

米エネルギー省情報局(EIA)が発表した在庫統計によると、3月2日現在の米国
内民間原油在庫は前週から240.8万バレルの積み増しとなった。市場予想もやや
上回った。中西部の石油供給拠点となるオクラホマ州クッシングの在庫は、60.5
万バレルの取り崩しとなった。戦略備蓄原油(SPR)は前週から17.7万バレル増
加した。石油製品の在庫はガソリンが78.8万バレルの積み増し、ディーゼル燃料
や暖房油となる留出油は55.9万バレルの取り崩し。原油と石油製品をあわせた在
庫は、2.4万バレルの小幅取り崩しとなった。製油所稼働率は87.95%と前週から
0.17ポイント上昇した。原油輸入は日量800.3万バレルと72.1万バレル増加、国
内石油需要は日量2,047.0万バレルと59.8万バレル増加、国内原油生産は日量
1,036.9万バレルと8.6万バレル増加した。



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