2024年11月8日(金)
原油:中東情勢一段と緊迫するなら、大きく値を切り上げる
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:WTI原油 12月限 | 72.21 | 72.25 | 69.99 | 70.38 | ↓1.98 | |
NYMEX:WTI原油 1月限 | 71.80 | 71.87 | 69.67 | 70.11 | ↓1.85 | |
NYMEX:RBOBガソリン 12月限 | 2.0499 | 2.0510 | 1.9985 | 2.0125 | ↓0.0411 | |
NYMEX:暖房油 12月限 | 2.2796 | 2.2826 | 2.2252 | 2.2389 | ↓0.0475 | |
ICE-EU:ブレント原油 1月限 | 75.55 | 75.61 | 73.44 | 73.87 | ↓1.76 | |
OPECバスケット (11/7) | 74.41 | ↑0.47 |
NY原油は大幅反落。中国政府が新たに打ち出した景気刺激策が不十分との見方から、世界的な景気減速に対する懸念が改めて強まる中で投機的な売りが膨らんだ。12月限は夜間取引から売りが先行、71ドル台前半までレンジを切り下げての推移となった。通常取引開始後には改めて売り圧力が強まり、70ドル割れを試すまでに下げ幅を拡大。昼前には売りも一服、70ドル台半ばまで値を持ち直したものの、引けにかけては改めて上値が重くなった。
NY石油製品は反落、原油の下落につれてポジション整理の売りが膨らんだ。相場は夜間取引から売りが先行、マイナス圏で軟調な展開が続いた。通常取引開始後は改めて売り圧力が強まり、一段と下げ幅を拡大。売り一巡後は買い戻しが優勢となったものの、大きく値を回復することなく息切れ。午後からは再び上値が重くなった。
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天然ガス:しばらく需要の低迷重石も、寒さ厳しくなれば強気に傾く
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:天然ガス 12月限 | 2.694 | 2.748 | 2.643 | 2.669 | ↓0.024 | |
NYMEX:天然ガス 1月限 | 2.952 | 3.002 | 2.905 | 2.922 | ↓0.026 | |
NYMEX:天然ガス 2月限 | 2.858 | 2.903 | 2.812 | 2.827 | ↓0.027 | |
NYMEX:天然ガス 6月限 | 2.858 | 2.892 | 2.825 | 2.848 | ↓0.014 |
NY天然ガスは小幅続落。目先穏やかな天候が続くとの見通しが出る中、需要の低迷が続くとの懸念が改めて相場の重石となった。12月限は夜間取引から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでのもみ合いが続いた。早朝にかけては買いが優勢となり、小幅ながらプラス転換。朝方には一旦売りに押されたものの、押し目では買い意欲も強く、通常取引開始後には2.70ドル台半ばまで値を伸ばす場面も見られた。その後は一転して売り圧力が強まり、昼には2.60ドル台半ばまで反落。午後には値を持ち直したものの、プラス圏を回復するには至らなかった。
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金:米長期金利上昇やドル高が大きな重石となる中、流れは弱気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
COMEX:金 12月限 | 2713.6 | 2717.8 | 2687.3 | 2694.8 | ↓11.0 | |
COMEX:金 2月限 | 2737.4 | 2741.6 | 2712.0 | 2719.5 | ↓11.1 | |
COMEX:銀 12月限 | 32.155 | 32.170 | 31.335 | 31.449 | ↓0.406 | |
COMEX:銅 12月限 | 4.4390 | 4.4390 | 4.2925 | 4.3060 | ↓0.1255 | |
NYMEX:プラチナ 1月限 | 1004.6 | 1007.8 | 972.5 | 978.5 | ↓20.6 | |
NYMEX:パラジウム 12月限 | 1029.0 | 1030.0 | 985.5 | 992.2 | ↓28.5 |
NY金は反落。米大統領選でトランプ前大統領が勝利、上院を制した共和党が下院も優勢となっていることを受け、大胆な減税策などによって財政赤字が拡大、長期金利の上昇やドル高を引き起こすとの懸念が改めて売りを呼び込んだ。12月限は夜間取引から売りが先行、再び2,700ドルの大台を割り込むまでに値を切り下げた。早朝からは徐々に買いが優勢となり、通常取引開始後には2,710ドル台まで一気に値を切り上げる場面も見られたものの、早々に売りに押し戻されマイナス転落。中盤には値動きも落ち着き、引けにかけて2,690ドル台半ばを中心としたレンジ内でのもみ合いが続いた。
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2024年11月7日(木)
原油:中東情勢睨みながら、投機的な売り買いに振り回される
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:WTI原油 12月限 | 71.87 | 72.88 | 70.66 | 72.36 | ↑0.67 | |
NYMEX:WTI原油 1月限 | 71.41 | 72.41 | 70.27 | 71.96 | ↑0.72 | |
NYMEX:RBOBガソリン 12月限 | 2.0397 | 2.0618 | 2.0117 | 2.0536 | ↑0.0182 | |
NYMEX:暖房油 12月限 | 2.2661 | 2.2966 | 2.2352 | 2.2864 | ↑0.0164 | |
ICE-EU:ブレント原油 1月限 | 74.99 | 76.08 | 74.02 | 75.63 | ↑0.71 | |
OPECバスケット (11/6) | 73.94 | ↓0.83 |
NY原油は反発。朝方までは軟調な展開が続いたが、その後は中東情勢緊迫に対する懸念やハリケーンによるメキシコ湾の生産停止が材料視される中でしっかりと買いが集まった。12月限は夜間取引から売りが先行、早朝には71ドルをやや割り込むまで値を切り下げる展開となった。売り一巡後はしばらく71ドル台前半から半ばのレンジ内でのもみ合い、通常取引開始後もしばらくは動きが見られなかったが、中盤にかけては徐々に騰勢を強める格好となり、午後には72ドル台後半まで値を切り上げた。引けにかけてはやや上値が重くなったものの、大きく値を崩すことなく取引を終了した。
NY石油製品は反発、原油の上昇につれて投機的な買いが集まった。相場は夜間取引では売りが先行、早朝にかけて値を切り下げる展開となった。売り一巡後もしばらくは安値近辺での推移が続いたが、中盤にかけては徐々に買い意欲が強まり、昼前にはプラス圏を回復、そのまま一段と値を切り上げた。引けにかけては買いも一服となったものの、最後まで高値圏を維持したまま終了した。
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天然ガス:しばらく売りが膨らみやすいが、中長期的な流れは強気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
NYMEX:天然ガス 12月限 | 2.711 | 2.778 | 2.656 | 2.693 | ↓0.054 | |
NYMEX:天然ガス 1月限 | 2.966 | 3.029 | 2.915 | 2.948 | ↓0.059 | |
NYMEX:天然ガス 2月限 | 2.882 | 2.934 | 2.831 | 2.854 | ↓0.058 | |
NYMEX:天然ガス 6月限 | 2.890 | 2.905 | 2.839 | 2.862 | ↓0.044 |
NY天然ガスは反落。朝方までは底堅い値動きとなったものの、その後は足元の需要の低迷が改めて材料視される中で売りに押し戻された。在庫統計が予想を上回る積み増しとなったことも弱気に作用した。12月限は夜間取引では前日終値近辺で方向感なくもみ合う展開。朝方には買い意欲が強まり、2.70ドル台後半まで値を切り上げた。その後は一転して売り一色となり、通常取引開始後には2.60ドル台後半まで下げ幅を拡大。在庫統計発表後には売りも一服、その後は2.70ドルをやや下回ったあたりを中心に上値の重い動きが続いた。
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金:インフレ高止まりや再燃に対する懸念高まる中、流れは弱気
- 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | ||
COMEX:金 12月限 | 2667.7 | 2707.8 | 2650.3 | 2705.8 | ↑29.5 | |
COMEX:金 2月限 | 2691.7 | 2732.4 | 2674.8 | 2730.6 | ↑30.2 | |
COMEX:銀 12月限 | 31.295 | 31.995 | 30.960 | 31.855 | ↑0.524 | |
COMEX:銅 12月限 | 4.2390 | 4.4365 | 4.2360 | 4.4315 | ↑0.1855 | |
NYMEX:プラチナ 1月限 | 992.3 | 1003.7 | 981.6 | 999.1 | ↑6.3 | |
NYMEX:パラジウム 12月限 | 1035.0 | 1046.0 | 1018.5 | 1020.7 | ↓19.1 |
NY金は反発。FOMCの声明発表を引け後に控える中、前日の急落の反動から投機的な買い戻しが加速、大きく値を回復した。米長期金利が低下する中で為替がドル安に転じたことも下支えとなった。12月限は夜間取引では売りが先行、ややマイナス圏に入ったあたりで上値の重い展開が続いた。朝方からは一転して買い意欲が強まり、あっさりとプラス転換。通常取引開始後も買いの勢いは衰えず、2,700ドルの節目を抜けるまで一気に値を切り上げた。中盤には買いも一服となったものの、大きく売りに押し戻されることもなく、2,700ドル台を維持したまま取引を終了した。
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