2020年01月17日(金)
インドの77%で2019年モンスーン雨量が平均並みあるいは平均以上
[天候]
インド気象局(IMD)の2019年モンスーンに関する報告によると、国内の77%の雨量が平均並みあるいは平均以上を記録し、少なくとも過去13年間で最高となった。559ある気象観測のうち21ヶ所で24時間降水量が過去最多を更新し、前年の12ヶ所から増加。記録的な降雨、また洪水も発生し、マハラシュトラ州やカルナタカ州、ケララ州、ウエストベンガル州、オリッサ州、ウッタルプラデシュ州、マディヤプラデシュ州で建物に被害を及ぼし、死傷者も出たとコメント。また、農作物にも被害が生じ、マハラシュトラ州とカルナタカ州では製糖所の稼働が遅れ、10月に始まった2019/20年度の砂糖生産減少が予想されている。
インドで灌漑農地は約半分しかなく、大豆やコーン、砂糖きびなどの作付や生育にモンスーンの降雨がかぎとなる。また、モンスーン後の土壌水分が秋の作付を左右する。
Posted by 直 1/17/20 - 11:00