2020年07月14日(火)
6月消費者物価指数(CPI)は前月から0.57%上昇、予想上回る
[経済指標]
消費者物価指数(CPI)
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、1982-84年=100
前月比 | 20年6月 | 20年5月 | 市場予想 | |
消費者物価指数 | ↑0.57% | ↓0.05% | ↑0.5% | |
コア(エネルギー・食品除く) | ↑0.24% | ↓0.06% | ↑0.1% |
米労働省が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は、前月から0.57%上昇した。4ヶ月ぶりのプラス転換で、2012年8月以来の高い伸びを記録した。変動の激しいエネルギーと食品を除いたコア指数は0.24%と、CPIと同じく4ヶ月ぶりの上昇となった。CPIとコアいずれも、市場予想を上回った。
エネルギーは5.14%の上昇に転じ、このうちガソリンは12.29%の上昇となった。一方、ガス・電力は0.21%低下した。食品・飲料は、0.58%上昇した。コア部分でみると、航空運賃が2.60%、宿泊料金が1.37%それぞれ上昇、アパレルは1.66%の上昇と、揃ってプラス転換となった。新車は0.05%の上昇と、前月より低い伸びにとどまった。レクレーションは、0.62%の低下に転じた。
前年同月比にすると、CPIは0.71%上昇した。3ヶ月ぶりの大幅プラスとなった。一方、コア指数は1.18%の上昇と、2011年3月以降最も小さい伸びとなった。
Posted by 松 7/14/20 - 08:34