2021年02月18日(木)
2021年米大豆とコーン作付、リターン改善で増加見通し・USDA
[穀物・大豆]
米農務省無(USDA)のチーフエコノミストは18日のUSDAアウトルックフォーラムで、米国の2021年大豆作付が9000万エーカーと前年から8%増加する見通しを発表した。コーンの作付は前年から1%増加して9200万エーカーになると見越す。大豆とコーンともに在庫率が2013/14年以来の低水準にあることや国際価格の上昇を背景に小麦や綿花などに比べてリターン改善が見込まれ、作付のインセンティブになるとの見方を示した。
小麦は4500万エーカーの見通しで、前年の過去最低から65万1000エーカーの増加になるが、過去5年平均は引き続き下回るという。冬小麦は前年比5%増の3200万エーカーを見越すのに対し、一部の生産地でコーンや大豆の採算性が高くなるとみられていることから春小麦とデュラム小麦は減反の予想とした。
大豆とコーン小麦あわせて2億2700万エーカーの作付になり、2016年以来の高水準を付けることになる。
Posted by 直 2/18/21 - 11:26