2021年09月16日(木)
9月のフィラデルフィア連銀指数、30.7に上昇し予想も上回る
[経済指標]
フィラデルフィア連銀指数
出所:フィラデルフィア連邦準備銀行、NY8:30発表
21年9月 | 21年8月 | 市場予想 | ||
現況指数 | 30.7 | 19.4 | 19.6 |
フィラデルフィア連邦準備銀行が発表した9月の企業景況感指数は30.7と前月の19.4から上昇した。3ヶ月ぶりの高水準で、市場予想も上回った。
出荷が18.9から29.9に上がり、2020年10月以来の高水準を付けた。在庫は19.2で、3ヶ月ぶりに増加・減少の境目のゼロを超えた。週平均労働時間は24.5から29.3にアップ。一方、雇用は前月の過去最高の32.6から26.3に低下した。新規受注は22.8から15.9にダウンで、年初来最低となった。生産コストを示す支払価格指数は、71.2から67.3、販売価格を示す受取価格指数は53.9から52.9にそれぞれ下がった。
向こう6ヶ月の見通しを表す指数は前月の33.7から20.0に低下し、2016年2月以来の低水準となった。新規受注は32.1になり、2019年3月以降最も低い。受注残がマイナス10.0と、2019年5月以来でゼロを割り込み、水準的には2008年11月以降最低になる。雇用は42.7から38.6に下がり、週平均労働時間は20.8から15.4に低下した。また、設備投資は23.6で、約10ポイントの低下となった。支払価格指数も54.6から53.5に下がり、受取価格指数が70.1から62.2に低下した。出荷は前月の40.8から41.6に小幅上昇した。
Posted by 直 9/16/21 - 09:10