2021年10月13日(水)
EIAアウトルック、原油価格見通しを前月から大幅に引き上げ
[エネルギー]
EIAアウトルック
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、単位100万バレル(日量)
2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | ||
世界需要合計 | 100.95 | ↓ 0.06 | 97.47 | ↑ 0.09 | 92.42 | |
世界供給合計 | 101.32 | ↓ 0.13 | 95.86 | ↓ 0.28 | 94.19 | |
価格見通し | 2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | |
WTI原油 | $68.24 | ↑ 5.87 | $68.48 | ↑ 2.79 | $39.17 | |
レギュラーガソリン小売 | $2.90 | ↑ 0.15 | $2.97 | ↑ 0.06 | $2.18 |
米エネルギー省情報局(EIA)は13日に発表した短期アウトルックで、2021年度の世界石油需要を日量9,747万バレルと推定、前月から9万バレル引き上げた。前年比では505万バレル、5.46%の増加となる。中国の見通しを8万バレル、カナダと日本を5万バレルずつ引き上げた一方、米国は7万バレル下方修正した。2022年度の需要は日量1億95万バレルと前月から6万バレルの引き下げ、前年比では348万バレル、3.57%増加する見通しとなった。
2021年度の世界石油供給は日量9,586万バレルと、前月から28万バレルの引き下げとなった。前年からは167万バレル、1.77%増加する。米国やOPECなどの見通し引き下げが背景にある。2022年度は1億132万バレルと13万バレルの下方修正、前年比で546万バレル、5.70%増加するとした。OPECの9月の石油生産は日量2,716万バレルと、前月から39万バレルの増加となった。ナイジェリアの生産が15万バレル、サウジが10万バレル増加したほか、アンゴラやイラクの生産も増加、一方でリビアの生産は3万バレル減少した。
価格見通しは、2021年のWTI原油価格平均が1バレル68.48ドルと前月から2.79ドルの上方修正。2022年は68.24ドルに小幅下落、前月からは5.87ドルの引き上げとなった。レギュラーガソリンの小売価格は2021年が1ガロン 2.97ドルと前月から6セントの引き上げ、2022年は2.90ドルに下落する見通しで、前月からは15セントの引き上げとなった。
Posted by 松 10/13/21 - 12:16