2021年12月03日(金)
11月失業率は4.24%に低下、予想も下回る
[経済指標]
失業率
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
21年11月 | 前月比 | 21年10月 | 市場予想 | ||
失業率 | 4.24% | ↓0.35 | 4.60% | 4.5% | |
労働力人口 | 162052 | ↑594 | 161458 | ||
>就業者 | 155175 | ↑1136 | 154039 |
米労働省が発表した11月の失業率は4.24%と前月の4.60%から低下、パンデミック発生前となる2020年2月以来の低水準を記録した。市場予想も下回った。失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行っている失業者、学生など自己申告をベースとした労働力人口は59万4000人の増加と、2020年10月以来の大幅増となった。労働参加率は61.8%と前月の61.6%から上昇、2020年3月来の高水準をつけた。非労働力人口は47万3000人と、2020年8月以降最も大きな落ち込みを記録。非労働力人口の中で仕事を求めている向きは11万9000人の減少と、3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
労働力人口のうち、就業者は113万6000人増加した。5ヶ月連続の増加で、2020年10月以来の大幅プラスとなる。労働力人口の中で就業者が占める割合は前月の58.8%から59.2%に上昇、2020年3月以来の高水準を更新した。失業者は54万2000人減少、27週間以上の長期失業者は13万6000人の減少と、揃って4ヶ月連続で減少した。
Posted by 松 12/3/21 - 08:37