2021年12月13日(月)
OPEC、世界石油需要見通しを前月から上方修正
[エネルギー]
OPEC月報
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位100万バレル
2022年 | 修正 | 前年比 | 2021年 | 修正 | 22年1Q | 21年4Q | 2020年 | |
世界需要合計 | 100.79 | ↑ 0.20 | ↑4.31% | 96.63 | ↑ 0.19 | 99.13 | 99.49 | 90.79 |
非OPEC石油生産合計 | 66.67 | ↑ 0.01 | ↑4.74% | 63.65 | ↑ 0.01 | 66.02 | 65.15 | 62.97 |
石油輸出国機構(OPEC)は13日に発表した月報で、2021年度の世界石油需要を日量9,663万バレルと推定、前月から19万バレル上方修正した。前年比では584万バレル、6.43%の増加となる。中国の見通しが13万バレルの引き上げとなったほか、欧州やロシアも引き上げ。一方でインドや北米は小幅の引き下げとなった。2022年度の需要は日量1億79万バレルと前月から20万バレルの上方修正、前年からは416万バレル、4.31%の増加となった。
非OPEC産油国の生産は、2021年が日量6,365万バレルと前月から1万バレルの引き上げ。前年比では68万バレル、1.08%の増加となる。2022年の見通しは日量6,667万バレルとこちらも1万バレルの引き上げ、前年からは302万バレル、4.74%増加する見通しとなった。
OPECの11月石油生産は日量2,771.7万バレルと、前月から28.6万バレル増加した。サウジアの生産が10.1万バレル増加したほか、イラクが9.1万バレル、ナイジェリアは8.5万バレル、クウェートは2.9万バレルそれぞれ増加。一方でアンゴラの生産は3.7万バレル減少した。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は、2021年が日量2,784万バレルと19万バレルの引き上げ、2022年は2,885万バレルと19万バレル上方修正された。
Posted by 松 12/13/21 - 08:02