2021年12月14日(火)
株式:続落、FOMCの声明発表控えてポジション調整の売りが加速
[場況]
ダウ工業平均:35,544.18↓106.77
S&P500:4,634.09↓34.88
NASDAQ:15,237.64↓175.64
NY株式は続落。FOMCの声明発表を翌日に控え、タカ派的な政策転換に対する警戒感が強まる中でポジション調整の売りが膨らんだ。ダウ平均は寄り付きからしばらくは売り買いが交錯、一時100ポイント以上値を伸ばす場面も見られたものの、中盤にかけては売り圧力が強まりマイナス転落。その後も売りの勢いは衰えず、昼過ぎには200ポイントを超えるまでに下げ幅を拡大した。午後からは徐々に買い戻しが集まったものの、最後までマイナス圏での推移が続いた。
セクター別では、銀行株がしっかりと上昇したほか、保険も底堅く推移。一方でコンピューター関連や金鉱株、運輸株は大きく下落、工業株や一般消費財、公益株、ヘルスケアも軟調に推移した。ダウ銘柄では、トラベラーズ(TRV)が2.32%の上昇となったほか、メルク(MRK)やアムジェン(AMGN)もしっかりと値を切り上げた。一方でセールスフォース・ドットコム(CRM)は3.83%、マイクロソフト(MSFT)は3.26%それぞれ大きく下落、シスコ・システムズ(CSCO)やハネウェル・インターナショナル(HON)も1%を超える下落となった。
Posted by 松 12/14/21 - 16:42