2021年12月17日(金)
USDA、21/22年世界コーヒー生産見通しを6月推定から引き下げ
[コーヒー]
USDAコーヒー世界需給
出所:米農務省(FAS)、単位100万袋 (1袋=60kg)
世界需給 | -生産- | -前年比- | -輸入- | -輸出- | 国内消費 | 期末在庫 | 需給バランス |
21/22年度 | 167.474 | ↓4.82% | 110.281 | 117.157 | 164.862 | 29.990 | ▲4.264 |
20/21年度 | 175.952 | ↑ 4.10% | 111.395 | 120.985 | 163.410 | 36.294 | 2.952 |
19/20年度 | 169.030 | ↓3.94% | 109.983 | 116.358 | 162.243 | 36.231 | 0.412 |
18/19年度 | 175.956 | ↑ 10.08% | 117.076 | 121.273 | 165.530 | 37.123 | 6.229 |
17/18年度 | 159.839 | ↓0.71% | 109.928 | 112.919 | 160.380 | 31.991 | ▲3.532 |
米農務省(USDA)は17日に年2回のコーヒー世界需給報告を発表し、2021/22年度の生産見通しを1億6747万4000袋と、6月時点での1億6483万9000袋から引き上げた。それでも、前年から4.82%減少し、2017/18年度以来の低水準になる。アラビカ種の生産予想を8773万4000袋から8958万9000袋に上方修正、前年との比較にすると12.14%の減少。ロブスタ種は7710万5000袋から7788万5000袋に引き上げた。前年から5.3%増加の見通しとなった。
2021/22年度の生産見通しを主要国別にみると、最大のブラジルが前年比19.46%減の5630万袋で据え置いた。一方、2位のベトナムを3110万袋とし、前年との比較で7.24%増加、また従来の3083万袋から引き上げた。3位のコロンビアは1380万袋で、2.99%の増加になるが、前回報告時の1410万袋から下方修正した。このほか、インドネシアを引き下げ、ホンジュラスやインドを引き上げた。エチオピア、ウガンダは修正なし。
USDAは、2021/22年度の消費が1億6486万2000袋になると見通し、従来の1億6497万1000袋からやや引き下げた。前年と比べて0.89%増加、3年ぶりの高水準になる見方にも変わらない。期末在庫は前年を17.37%下回る2999万袋とみており、3201万8000袋から下方修正。輸出は1億1545万袋の従来予想から1億1715万7000袋に上方修正、輸入を1億868万9000袋から1億1028万1000袋に引き下げた。それぞれ前年から3.16%、1.00%の減少になる。
Posted by 松 12/17/21 - 15:14