2021年12月21日(火)
21/22年インド砂糖生産、15日時点で前年6.2%上回る
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)によると、同国の2021/22年度(10-9月)砂糖生産は12月15日時点で779万1000トンと、前年同期を6.2%上回った。稼働している製糖所が前年の460件から479件に増加。ISMAは、西部などの砂糖きび圧搾開始が早かったのを背景に生産が前年比プラスであるとコメント。ただ、11月15日時点での生産が前年との比較にして20%超の増加、今月1日時点で約10%だったのからペースはスローダウンした。
マハラシュトラ州では186件の製糖所によって319万2000トンが生産済みとなった。前年の173件からの269万6000トンからアップ。また、カルナタカ州の生産は184万1000トンで、10.6%増えた。一方、ウッタルプラデシュ州では117件の製糖所が稼働する中、198万3000トンの砂糖が生産され、前年の118件、226万トンを下回った。グジャラート州の砂糖生産が23万トンとなり、前年の24万トンから僅かにダウン。残る州での生産はあわせて48万5000トン、前年から11.2%の増加となった。
ISMAはこのほか、市場や商社のデータに基づいて2021/22年度の砂糖輸出はこれまでのところ約370万トン成約済みとなったことを伝えた。11月末時点での350万トンから小幅増加。大半は国際価格が1ポンド20-21セントで推移していた時のものであり、その後は価格下落を背景に販売ペースが落ちたという。若干価格回復となっているものの、まだ輸出は鈍いとのことである。
Posted by 直 12/21/21 - 08:29