2022年06月27日(月)
インドの2022年雨期作付、雨不足で前年と比べて大幅の遅れ
[穀物・大豆]
インドの2022年雨期(カリフ)農作物作付が雨不足から前年に比べて大幅に遅れていると報じられた。農務省によると、作付は24日時点で1405万2000ヘクタール終了し、前年同期を23.8%下回った。作物別に、油種が114万8000ヘクタールで48.8%の落ち込みとなった。雑穀は前年比38.7%減の110万8000ヘクタール。コメや綿花、豆類も前年からダウンという。ただ、砂糖きびだけで507万4000ヘクタールになり、前年を1.2%上回った。
インドが5月終わりにモンスーン入りしてから、地域間で降雨に開きがあり、24日までの累計降水量は長期平均を4%下回り、マハラシュトラ州などを含む中部では31%のマイナスという。油種や豆類の作付期間はまだ長く、遅れを取り戻す余地があるが、作物によっては減反が懸念されている。
Posted by 直 6/27/22 - 08:25