2023年02月02日(木)
10-12月期労働生産性は前期比3.04%の上昇、予想大きく上回る
[経済指標]
労働生産性
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、年率換算、2012年=100
22年4Q | 前期比 | 22年3Q | 市場予想 | |
労働生産性 | ↑3.04% | ↑1.36% | ↑2.5% | |
単位労働コスト | ↑1.07% | ↑1.98% | ↑1.5% |
米労働省が発表した2022年10-12月期の非農業部門労働生産性は、年率換算で前期から3.04%上昇した。2-四半期連続の上昇で、前期の2倍以上の伸び、市場予想も大きく上回った。生産は3.51%と、これも前期に続く上昇となったが、プラス幅はやや小さくなった。単位労働コストは1.07%の上昇と、2021年4-6月期から上昇を続けているが、伸び率がこの7-四半期で最も小幅なものにとどまった。また、市場予想も下回った。
製造業の労働生産性は、前期から1.55%低下した。2-四半期連続で下がったが、前期より小幅マイナスにとどまった。耐久財は1.72%の低下と、これも前期に比べてマイナス幅が小さくなった。一方、非耐久財は1.37%の低下、前期以上の落ち込みとなった。製造業の生産は2.60%の低下と、2020年4-6月期以来の大幅マイナスとなった。単位労働コストは4.84%の上昇、前期から伸び悩んだ。
Posted by 松 2/2/23 - 08:45