2023年02月03日(金)
FX:ドル大幅高、強気の雇用統計受けて買いが加速
[場況]
ドル/円:131.15、ユーロ/ドル:1.0793、ユーロ/円:141.63 (NY17:00)
為替はドルが大幅高。米国の1月の雇用統計で非農業雇用数が51.7万人と、予想を大幅にうわまわる強気のサプライズとなったことを受け、FRBが早期に利上げを停止、年内にも利下げに転じるという見方が急速に後退する中で買いが集まった。ドル/円は東京では128円台半ばから後半にかけてのレンジを中心に、方向感なく上下を繰り返す展開。ロンドンに入ると徐々に売りが優勢となり、128円台前半まで値を切り下げた。NYでは雇用統計の発表を受けて買い一色の状態となり、131円台まで急伸。買い一巡後も売りに押し戻されることはなく、高値圏をしっかりと維持してのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京では1.09ドルをやや割り込んだあたりで、上値の重い展開。ロンドンに入ると買いが優勢となり、1.09ドル台前半まで値を回復した。NYに入ると雇用統計を受けて売りが加速、1.08ドル近辺まで一気に値を崩す展開。その後は一旦買い戻しが集まったものの、中盤以降は再び売り圧力が強まり、午後遅くには1.08ドルを割り込んだ。ユーロ/円は東京では軟調に推移、140円の節目まで値を切り下げた。ロンドンに入ると一転して買い意欲が強まり、140円台半ばまで値を回復。NYでは一段と騰勢を強める格好となり、142円台前半まで一気に値を切り上げた。中盤以降は買いも一服、午後には141円台半ばまで売りに押し戻されてのもみ合いが続いた。
Posted by 松 2/3/23 - 17:36