2022年06月27日(月)
2022年終わりにラニーニャ現象再発生の可能性・豪州気象局
[天候]
オーストラリア気象局は、2022終わりにラニーニャ現象が再発生する可能性を示した。気象モデルに基づいて、昨年12月から続いたラニーニャが終焉を迎えたことを指摘。ほとんどの気象モデルで南半球の冬までエルニーニョ・南方振動(ENSO)は中立状態を続ける見通しとなっているという。しかし、7つあるモデルのうち4つは、南半球の春にラニーニャが戻ることを示しているとのこと。このため、気象局も見通しをこれまでの中立(Neutral)から監視(Watch)に引き上げ、ラニーニャ発生確率が約50%になったという。
ラニーニャ現象によりオーストラリアの春から夏にかけて北部や東部の降水量は平均を上回る傾向が強まる。また、ラニーニャ現象によって東南アジアや南アフリカの降水量も平均を上回る傾向になり、一方、アルゼンチン、ブラジル、欧州、米国南部では乾燥が進むといわれる。
Posted by 直 6/27/22 - 10:16
2022年06月17日(金)
印カルナタカ州、モンスーンの少雨で作付にも影響
[天候]
インドの砂糖きびや穀物などの主要生産地であるカルナタカ州でモンスーンの少雨に悩まされており、北部を中心に雨期(カリフ)農作物作付に影響していると報じられた。州政府データによると、6月8-14日の累計降水量は14ミリメートルになり、長期平均(LPA)の42ミリメートルを66%下回った。マレナード地域ではLPA比71%と最も開きが大きい。気象局は向こう2-3週間少雨が続く見通しを示している。同州の自然災害管理センターの長官は、モンスーンに入ってまだ間もなく、今のところ雨不足に気をもむこともないが、2週間も続くとなれば情勢は厳しくなると述べた。政府データで、14日までに作付された雨期作物の作付は110万ヘクタールで、事前予想の13%終了となった。
Posted by 直 6/17/22 - 08:36
2022年06月16日(木)
インド主要給水所貯水量、最大能力の29%で3週連続ダウン
[天候]
インド水資源省によると、主要給水所の貯水量は6月16日時点で最大能力の29%に相当する510億5400万立方メートルとなった。前週の30%から下がり、3週連続ダウン。しかし、前年同期の27%は2ポイント上回り、また過去10年平均の22%に比べても7ポイント上昇。
インドの給水所は、飲用にはもちろんのこと、国内で灌漑農地が約半分しかないことから、大豆やコーン、砂糖きびなどの作付や生育に欠かせない。小麦など秋の作付の鍵も握るとされている。
Posted by 直 6/16/22 - 10:31
【 過去の記事へ 】