2023年03月16日(木)
2023年のエルニーニョ現象発生確率50%・豪州気象局
[天候]
オーストラリア気象局の月2回のレポートによると、2023年にエルニーニョ現象が発生する確率は50%となった。熱帯太平洋のラニーニャ現象は終息し、大気と海洋の指標ともにエルニーニョ・南方振動(ENSO)の中立基準にあることを指摘。国際気象モデルは南半球秋まで中立状態が続く見通しだが、今年終わりにエルニーニョ発達のサインがあることも示しているという。
気象局はこのほか、大気振動の一つであるマッデン・ジュリアン振動(MJO)が太平洋で非常に強く、向こう2週間に大西洋に向かって進む見通しを示した。これに伴いオーストラリアで3月後半に乾燥傾向が強まる可能性を示した。
Posted by 直 3/16/23 - 08:23
2023年03月13日(月)
豪州クイーンズランドで記録的洪水、住民が避難
[天候]
オーストラリアのクイーンズランド州では週末に豪雨に伴う記録的な洪水が起き、住民が避難したと報じられた。クイーンズランド州は南半球の夏場に雨量が多いことで知られ、特にこの2年間はラニーニャ現象の影響もあって洪水の発生頻度も増えた。気象局によると、今週も降雨が続く見通しだが、ピークは過ぎたとみられる。
クイーンズランド州はオーストラリアの砂糖生産の約9割を占める。小麦生産の規模は他州に比べて小さいが、近年は増加基調にあり、農業資源経済科学局(ABARES)のデータで、この5年間で3倍に膨らんだ。
Posted by 直 3/13/23 - 11:50
2023年03月09日(木)
2023年夏にエルニーニョ現象発達見通し・CPC
[天候]
米気候予測センター(CPC)は9日、2023年夏にエルニーニョ現象が発達する見通しとなっていることを示した。、ラニーニャ現象は終息し、IRI(国際気候予測研究機構)の見通しではエルニーニョ・南方振動(ENSO)が春の間中立状態に落ち着き、その後エルニーニョ現象の可能性が高まるという。ただ、この時点でのENSO予報の正確性は低いことや、熱帯太平洋の大気モデルがまだラニーニャ現象に近いことを指摘した。
Posted by 直 3/9/23 - 12:05
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