2021年12月22日(水)
債券:小幅反発、クリスマス休暇近付く中持ち高調整の売り買い中心
[場況]
債券は小幅反発。クリスマス休暇が近付く中持ち高調整の売り買いが中心となった。夜間取引では売りに押されながら、10年債利回りの上昇が進むとブレーキがかかった。通常取引でも経済指標を消化して上昇の場面をみてから、前日の水準近辺でもみ合いにシフト。最後はやや低下した。
Posted by 直 12/22/21 - 17:27
FX:ユーロ高、オミクロン変異株への懸念後退する中で買い集まる
[場況]
ドル/円:114.05、ユーロ/ドル:1.1320、ユーロ/円:129.20 (NY17:00)
為替はユーロ高が進行、COVID-19オミクロン変異株に対する懸念が後退、株高の進行につれて投資家のリスク志向が強まる中でユーロに買いが集まった。ドル/円は東京では114円の節目をやや上回ったあたりを中心としたレンジ内でのもみ合い、ロンドンに入ると小幅ながらもレンジを切り上げての推移となった。NYに入ると一段と騰勢を強めたものの、114円台半ばまで値を伸ばすこともなく息切れ。中盤から午後にかけて徐々に売りに押し戻される格好となり、114円の節目近辺まで値を切り下げた。
ユーロ/ドルは東京では売りが優勢、1.12ドル台後半のレンジ内で上値の重い展開が続いた。ロンドンに入ると一転して買い意欲が強まり、1.13ドル台まで値を回復。NYに入っても買いの勢いは衰えず、中盤には1.13ドル台半ばまで値を切り上げる場面も見られた。その後は買いも一服、値動きが落ち着く中で1.13ドル台前半でのもみ合いとなった。ユーロ/円は東京では128円台半ばから後半のレンジ内で、やや上値の重い展開、ロンドンに入ると一転して騰勢を強める展開となり、129円台まで値を回復。NYに入るとそのまま129円台半ばまで値を伸ばした。中盤以降は買いも一服となったものの、129円台前半の水準をしっかりと維持しての推移が続いた。
Posted by 松 12/22/21 - 17:16
ブラジルコーヒー輸出:22日現在147.68万袋と前月を6.0%上回る
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出
出所:ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)、単位1,000袋(60kg)
12月22日 | 12月累計 | 前月(11/22) | 前月同期比 | 前年同期比 | |
輸出合計 | 165.544 | 1476.805 | 1392.595 | ↑6.0% | ↓20.4% |
>アラビカ種 | 160.808 | 1300.562 | 1130.063 | ↑15.1% | ↓13.4% |
>ロブスタ種 | 0.000 | 47.255 | 104.333 | ↓54.7% | ↓96.9% |
>インスタント | 4.736 | 128.988 | 158.199 | ↓18.5% | ↑44.1% |
Posted by 松 12/22/21 - 16:58
株式:続伸、オミクロン変異株への懸念後退する中で買い集まる
[場況]
ダウ工業平均:35,753.89↑261.19
S&P500:4,696.56↑47.33
NASDAQ:15,521.89↑180.81
NY株式は続伸。COVID-19オミクロン変異株に対する懸念が後退する中、前日の流れを継いだ投機的な買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。ファイザーのCOVID-19経口薬がFDAの緊急使用許可の承認を得たことも強気に作用した。ダウ平均は寄り付きから買いが先行、早々に100ポイント台後半まで値を切り上げての推移となった。昼過ぎに200ポイントを超えるまでに上げ幅を拡大した後は、やや上値が重くなる場面も見られたものの、最後にまとまった買いが入ると日中高値を更新する形で取引を終了した。
セクター別では、運輸株が前日終値近辺で上値の重い展開となった以外、ほぼ全てのセクターが上昇。中でも一般消費財に買いが集まったほか、コンピューター関連や金鉱株、薬品などの上昇も目立った。ダウ銘柄では、キャタピラー(CAT)が1.94%の上昇となったほか、マイクロソフト(MSFT)やアップル(AAPL)、ユナイテッド・ヘルス(UNH)、ホーム・デポ(HD)にもしっかりと買いが集まった。一方でナイキ(NKE)は0.71%の下落、トラベラーズ(TRV)、スリーエム(MMM)、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)の計4銘柄のみが値を下げた。
Posted by 松 12/22/21 - 16:53
大豆:続伸、南米の乾燥懸念強まる中植物油の上昇も手伝って買い
[場況]
CBOT大豆1月限終値:1328-3/4↑20-3/4
シカゴ大豆は続伸。南米の乾燥懸念が強まる中、植物油の上昇も手伝って買いが進んだ。1月限は夜間取引でじりじりと上昇。通常取引に入って買いに弾みが付いて1333-1/4セントと8月30日以来の高値を更新した。いったん1320セント台前半に伸び悩んで、取引終盤に改めて強含んだ。
Posted by 直 12/22/21 - 16:51
コーン:続伸、大豆や小麦の上昇につれて買い入る
[場況]
CBOTコーン3月限終値:602-1/2↑4-1/4
シカゴコーンは続伸。大豆や小麦の上昇につれて買いが入り、南米の乾燥も引き続き下支えとなった。3月限は夜間取引でまず小動きとなってから、買いが進んで上昇にシフト。しっかりと値を伸ばし、通常取引開始後に606-3/4セントと7月1日以来の高値を付けた。その後ペースがスローダウンしても、600セントを割り込むと改めて買いが進み、取引終盤は600セント台前半をしっかりと推移した。
Posted by 直 12/22/21 - 16:44
小麦:続伸、ウクライナの輸出制限検討の可能性が伝わり買い支援
[場況]
CBOT小麦3月限終値:814-0↑15-0
シカゴ小麦は続伸。世界需要が堅調とみられる中、ウクライナが輸出制限を検討するかもしれないと伝わり、買いを支援した。夜間取引でまず売りの展開となったが、3月限は790セント台前半に下落して早々に下げ渋った。前日の終値水準に持ち直すと買いに弾みが付いて強含んだ。通常取引では810セント台に上昇した。
Posted by 直 12/22/21 - 16:41
天然ガス:続伸、暖冬見通し後退する中でしっかりと買い集まる
[場況]
NYMEX天然ガス1月限終値:3.976↑0.107
NY天然ガスは続伸。暖冬見通しが後退、需要が回復するとの期待が高まる中でしっかりと買いが集まった。1月限は夜間取引から買いが先行、朝方には3.90ドル台を回復しての推移となった。通常取引開始時には4.00ドルの大台を回復するまで一気に値を切り上げる展開、その後は一旦売りに押し戻される格好となったものの、押し目では買い意欲も強く、高値圏をしっかりと維持しての推移、昼前には再び4ドル台を回復した。午後からは徐々に売りに押し戻される格好となり、3.90ドル台半ばまで上げ幅を縮小して取引を終了した。
Posted by 松 12/22/21 - 15:06
石油製品:続伸、原油や株の上昇好感し投機的な買い集まる
[経済指標]
RBOBガソリン1月限:2.1680↑0.0158
暖房油1月限:2.3078↑0.0500
NY石油製品は続伸、原油や株の上昇を好感する形で投機的な買いが集まった。相場は夜間取引から買いが優勢、朝方には売りに押され小幅ながらマイナス転落する場面も見られたものの、通常取引開始後は改めて騰勢を強め、プラス圏を回復。中盤以降も暖房油が主導する形で買いが加速、一段と上げ幅を拡大した。
Posted by 松 12/22/21 - 14:57
原油:大幅続伸、需要回復への期待高まる中で投機的な買いが加速
[場況]
NYMEX原油2月限終値:72.76↑1.64
NY原油は大幅続伸、需要の回復に対する期待が改めて高まる中で投機的な買いが加速、期近終値ベースで11月24日以来の高値を回復した。ファイザーのCOVID-19経口薬がFDAの緊急使用許可を得たことも強気に作用した。2月限は夜間取引から前日の流れを継いだ買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりでの推移が続いた。朝方にかけては売りに押し戻される格好となり、小幅ながらマイナス転落する場面も見られたものの、通常取引開始後は改めて買い意欲が強まり、昼には72ドル台まで値を回復。その後も在庫統計が予想を上回る取り崩しとなったことも支えとなる中で上昇の勢いは衰えず、引け間際にまとまった買いが入ると72ドル台後半まで一気に上げ幅を拡大した。
Posted by 松 12/22/21 - 14:45
金:反発、米長期金利の上昇一服となる中で投機的な買い集まる
[場況]
COMEX金2月限終値:1,802.2↑13.5
NY金は反発。週初からの米長期金利の上昇が一服したこともあり、投機的な買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。2月限は夜間取引から買いが先行、朝方には1,790ドル台を回復しての推移となった。通常取引開始はしばらく上値が重くなったものの、中盤にかけては改めて買いが加速、1,800ドルの節目まで一気に値を切り上げた。その後は買いも一服となったものの、高値圏をしっかりと維持しての推移、最後は一段と値を切り上げた。
Posted by 松 12/22/21 - 14:07
コーヒー:大幅続伸、ブラジルレアル高の進行支えに買い戻しが加速
[場況]
ICE-USコーヒー3月限終値:233.55↑5.30
NYコーヒーは大幅続伸。ブラジルレアル高の進行が大きな下支えとなる中で前日の流れを継いだポジション整理の買い戻しが相場を主導、週初の急落分を取り戻す格好となった。3月限は夜間の時間帯はややプラス圏に入ったあたりでのもみ合い。早朝にはやや上値が重くなる場面も見られたものの、NYに入ると改めて買いが加速、230セント台まで値を回復した。中盤以降も買いの勢いは衰えず、最後は235セント台をつける場面も見られた。
Posted by 松 12/22/21 - 13:50
砂糖:大幅続伸、原油やブラジルレアル高支えに買い戻しが加速
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:19.26↑0.52
NY砂糖は大幅続伸。原油高やブラジルレアル高の進行が支えとなる中、前日の流れを継いだ投機的な買い戻しが加速、終値ベースで4日ぶりの高値を回復した。3月限は夜間の時間帯から買いが先行、18.90セント台までレンジを切り上げてのもみ合いが続いた。NYに入るとやや上値が重くなったものの、中盤にかけては改めて買い意欲が強まり、19セント台前半まで一気に上げ幅を拡大。昼には買いも一服となったが、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 12/22/21 - 13:28
5年TIPS入札リ・オープン、応札倍率は2.42、最高利回り▲1.508%
[金融・経済]
5年インフレ連動債(TIPS)入札
出所:米財務省、単位100万ドル (Re-Opening)
5年インフレ連動債(TIPS) | 応札額 | 発行額 | 応札倍率 | 前回(10/21) |
合計 | 41220.5 | 17000.0 | 2.42 | 2.45 |
競争入札分 | 41172.2 | 16951.7 | 2.43 | 2.45 |
顧客注文比率(外国中銀含む) | 71.19% | 78.41% | ||
最高落札利回り(配分比率) | ▲1.508% | (82.49%) | ▲1.685% |
Posted by 松 12/22/21 - 13:05
天然ガス在庫は570億立方フィートの取り崩し予想
[エネルギー]
天然ガス在庫統計市場予想
23日 NY10:30発表、単位10億立方フィート、ダウジョーンズ社集計
予想平均 | 予想レンジ | ||
天然ガス在庫 | ↓ 57.0 | ↓ 62.0 〜 ↓ 50.0 | |
>前週 | ↓ 88.0 | ||
>前年 | ↓ 152.0 | ||
>過去5年平均 | ↓ 150.4 |
Posted by 松 12/22/21 - 13:02
EIA在庫:原油は471.5万バレルの取り崩し、ガソリンは積み増し
[エネルギー]
EIA石油在庫統計
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、NY10:30発表、単位1,000バレル
12月17日現在 | 前週比 | 市場予想 | API発表(前日) | ||
原油在庫 | 423571 | ↓ 4715 | ↓ 2611 | ↓ 3670 | |
ガソリン在庫 | 224118 | ↑ 5533 | ↑ 111 | ↑ 3701 | |
留出油在庫 | 124154 | ↑ 396 | ↓ 378 | ↓ 849 | |
製油所稼働率 | 89.59% | ↓ 0.21 | ↑ 0.40 | - | |
原油輸入 | 6194 | ↓ 277 | - | - |
Posted by 松 12/22/21 - 10:38
11月中古住宅販売は646.0万戸と前月から1.89%増加、予想は下回る
[経済指標]
中古住宅販売
出所:全米不動産協会、NY10:00発表、季節調整値、年率、単位1,000戸
21年11月 | 前月比 | 21年10月 | 市場予想 | ||
中古住宅販売 | 6460 | ↑1.89% | 6340 | 6500 | |
販売価格(中間値) | $353900 | ↑0.34% | $352700 |
Posted by 松 12/22/21 - 10:10
12月消費者信頼感指数は115.8に上昇、予想も上回る
[経済指標]
消費者信頼感指数
出所:カンファレンスボード、NY10:00発表、1985年=100
21年12月 | 21年11月 | 市場予想 | ||
消費者信頼感指数 | 115.8 | 111.9 | 111.5 | |
現状指数 | 144.1 | 144.4 | ||
期待指数 | 96.9 | 90.2 |
Posted by 松 12/22/21 - 10:03
21/22年ウクライナ穀物輸出、12月22日時点で前年21.6%上回る
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省によると、2021/22年度穀物輸出(7-6月)は12月22日時点で3011万2000トンと、前年同期を21.6%上回った。このうち小麦が27.1%増加して1561万9000トン。コーンは906万2000トンで、8.7%の増加となった。
Posted by 直 12/22/21 - 09:33
7-9月期GDP確定値は前期比2.30%の増加、改定値から引き上げ
[経済指標]
実質国内総生産(GDP)確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、年率、単位10億ドル
21年3Q | 改定値 | 速報値 | 21年2Q | 市場予想 | ||
実質国内総生産 | ↑2.30% | ↑2.10% | ↑2.02% | ↑6.73% | ↑2.1% | |
個人消費 | ↑1.97% | ↑1.71% | ↑1.58% | ↑12.04% | ||
国内投資 | ↑12.37% | ↑11.62% | ↑11.70% | ↓3.93% | ||
物価指標 | ||||||
>GDPデフレーター | ↑5.96% | ↑5.88% | ↑5.71% | ↑6.07% | ↑5.9% | |
>個人消費支出(PCE) | ↑5.35% | ↑5.28% | ↑5.26% | ↑6.46% | NA | |
>>コア | ↑4.58% | ↑4.50% | ↑4.48% | ↑6.12% |
Posted by 松 12/22/21 - 08:37
7-9月期企業収益は前期比で1.50%の増加、速報から下方修正
[経済指標]
企業収益確定値
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位10億ドル
21年3Q | 前期比 | 速報値 | 21年2Q | |
企業収益(在庫・資本磨耗分調整前) | 3114.9 | ↑1.50% | ↑2.28% | ↑13.19% |
>税引後収益 | 2721.6 | ↑1.16% | ↑1.92% | ↑13.63% |
ネット・キャッシュフロー | 3135.1 | ↑1.84% | ↑2.50% | ↑7.87% |
Posted by 松 12/22/21 - 08:33
21/22年フィリピンコーン生産見通し下方修正、前年比10.2%減少
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、フィリピンの2021/22年度コーン生産見通しは750万トンと、従来の815万トンから下方修正となった。前年比10.2%減少。天候や価格が要因という。消費は880万トンの見通しでほぼ据え置き。前年との比較にすると1.1%減少する。アフリカ豚コレラの影響がなお続く中、コスト増加も続いており、飼料用需要が前年から1.5%減って670となる見通し。食用は前年比横ばいの210万トンとなった。
Posted by 直 12/22/21 - 08:28
MBA住宅ローン申請指数は前週から0.56%低下
[経済指標]
住宅ローン申請指数
出所:米モーゲージ・バンカーズ協会(MBA)、NY7:00発表、季節調整値
12月17日 | 前週比 | 前年比 | 12月10日 | |
総合指数 | 588.4 | ↓0.56% | ↓31.89% | ↓4.01% |
新規購入指数 | 287.5 | ↓3.26% | ↓9.11% | ↑0.68% |
借り換え指数 | 2402.7 | ↑2.22% | ↓42.37% | ↓6.41% |
Posted by 松 12/22/21 - 07:01
12/22(水)の予定
[カレンダー]
経済指標
・住宅ローン申請指数 (07:00)
・7-9月期企業収益確定値 (08:30)
・7-9月期GDP確定値 (08:30)
・12月消費者信頼感指数 (10:00)
・11月中古住宅販売 (10:00)
エネルギー
・EIA石油在庫統計 (10:30)
Posted by 松 12/22/21 - 05:43
2021年12月21日(火)
債券:続落、米株式相場の反発背景に売り膨らむ
[場況]
債券は続落。米株式相場の反発を背景に売りが膨らんだ。新型コロナウィルスのオミクロン株感染が広がっているが、景気への影響は限定的との見方もあって、マイナスに作用する格好となった。夜間取引では売り買いが交錯し、10年債利回りは狭いレンジをもみ合ったが、朝方にかけて売りが進み上昇。通常取引に入るとさらにレンジを切り上げる、1.5%目前で一服となった。午後は20年債入札結果が好調と受け止めらたこともあってやや上げ幅を縮めた。
Posted by 直 12/21/21 - 17:35
FX:円安、株価の急反発受けて投資家のリスク志向強まる
[場況]
ドル/円:114.10、ユーロ/ドル:1.1282、ユーロ/円:128.69 (NY17:00)
為替は円安が進行。株式市場が大きく反発したことを受けて市場のリスク志向が強まる中、安全資産としての円に売りが膨らむ展開となった。ドル/円は東京では113円台後半を中心としたレンジ内でのもみ合い、ロンドンに入っても特に新たな動きが見られることはなかった。NYに入る株高の進行につれて買い意欲が強まり、中盤には114円台を回復、そのまま114円台前半まで値を切り上げた。午後には上昇も一服となったものの、高値圏をしっかりと維持しての推移が続いた。
ユーロ/ドルは東京では1.12ドル台後半での小動き、午後には1.13ドル台を回復するまでに買いが集まる場面も見られたが、ロンドンに入ると売りが膨らみ、1.12ドル台後半まで押し戻された。NYでは昼過ぎまで1.12ドル台半ばから後半のレンジ内での推移、午後遅くには買いが優勢となり、1.12ドル台後半まで値を切り上げた。ユーロ/円は東京から買いが優勢、128円台前半で底堅い値動きとなった。ロンドンに入るとやや買い意欲が強まり、128円台半ばまで上げ幅を拡大。NYでは米株の上昇につれて更に騰勢を強め、128円台後半まで値を切り上げた。
Posted by 松 12/21/21 - 17:27
ブラジルコーヒー輸出:21日現在131.13万袋と前月を0.8%上回る
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出
出所:ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)、単位1,000袋(60kg)
12月21日 | 12月累計 | 前月(11/19) | 前月同期比 | 前年同期比 | |
輸出合計 | 140.690 | 1311.261 | 1300.301 | ↑0.8% | ↓14.9% |
>アラビカ種 | 124.681 | 1139.754 | 1061.378 | ↑7.4% | ↓8.5% |
>ロブスタ種 | 9.560 | 47.255 | 84.796 | ↓44.3% | ↓96.2% |
>インスタント | 6.449 | 124.252 | 154.127 | ↓19.4% | ↑136.8% |
Posted by 松 12/21/21 - 17:15
株式:大幅反発、価格調整一服となる中で投機的な買い戻しが加速
[場況]
ダウ工業平均:35,492.70↑560.54
S&P500:4,649.23↑81.21
NASDAQ:15,341.09↑360.14
NY株式は大幅反発。ここまでの価格調整の動きも一服、投機的な買い戻しが大きく相場を押し上げる展開となった。ダウ平均は寄り付きから大きく買いが先行、早々に400ポイント以上値を切り上げる展開となった。その後しばらくは売りが優勢、上値の重い状態が続いたものの、中盤以降は改めて騰勢を強める格好となり、昼過ぎには500ポイントを超えるまでに上げ幅を拡大。その後は買いも一服となったものの、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
セクター別では、半導体やエネルギー関連が大きく値を伸ばしたほか、銀行株や一般消費財、コンピューター関連、運輸株、保険にも買いが集まった。一方で公益株や生活必需品は軟調に推移した。ダウ銘柄では、ナイキ(NKE)が6.15%、ボーイング(BA)が5.86%とそれぞれ大きく上昇。アメリカン・エクスプレス(AXP)やビサ(V)、ウォルト・ディズニー(DIS)も3%を超える上昇となった。一方でメルク(MRK)は1.14%の下落、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)の計4銘柄が上昇した。
Posted by 松 12/21/21 - 16:59
大豆:続伸、南米の乾燥懸念引き続き下支えで他市場の上昇も寄与
[場況]
CBOT大豆1月限終値:1308-0↑15-3/4
シカゴ大豆は続伸。南米の乾燥懸念が引き続き下支えとなり、他市場の上昇も寄与した。夜間取引で売り買いが交錯し、1月限はまず上昇してから下げに転じた。しかし、朝方には前日の終値水準に持ち直し、通常取引に入ると買いに弾みが付いて急伸。1310セント台に値を伸ばし、1313-1/2セントと9月16日以来の高値を更新した。その後ペースが鈍って1300セント台でもみ合いながらも、最後まで買いの流れは続いた。
Posted by 直 12/21/21 - 16:51
コーン:反発、南米で高温乾燥が続くとの予報背景に買いの展開
[場況]
CBOTコーン3月限終値:598-1/4↑7-1/4
シカゴコーンは反発。南米でこれまでの水不足に加え、高温乾燥が続くとの予報が出ているのを背景に買いの展開となった。他市場の上昇もプラスに作用。夜間取引で買いが集まり、3月限は上昇した。一時売りも断続的に出て、前日の終値水準でもみ合いとなったが、通常取引開始後に買いのピッチが速まり強含んだ。引け近くには599-0セントと8月12日以来の高値を付けた。
Posted by 直 12/21/21 - 16:49
小麦:大幅続伸、原油高が買い支援し堅調な需要観測からも買い
[場況]
CBOT小麦3月限終値:799-0↑21-1/4
シカゴ小麦は大幅続伸。原油高が買いを支援し、堅調な需要観測からも買いが入った。夜間取引では取引に方向感が定まらず、3月限は上下に振れる展開。通常取引が始まってしっかりと買いが進み、ほぼ一本調子での上昇となった。引け近くに800セント目前まで上がった。
Posted by 直 12/21/21 - 16:47
API在庫:原油は367.0万バレルの取り崩し、予想上回る
[エネルギー]
API石油在庫統計
出所:全米石油協会(API)、NY16:30発表、単位1,000バレル
12月17日現在 | 前週比 | 市場予想 | |
原油在庫 | ↓ 3670 | ↓ 2611 | |
>オクラホマ州クッシング | ↑ 1272 | - | |
ガソリン在庫 | ↑ 3701 | ↑ 111 | |
留出油在庫 | ↓ 849 | ↓ 378 |
Posted by 松 12/21/21 - 16:34
天然ガス:続伸、欧州の供給不安など支えに投機的な買い戻し集まる
[場況]
NYMEX天然ガス1月限終値:3.869↑0.035
NY天然ガスは続伸、天気予報で暖冬一色の見通しにやや変化が生じてきたことや、ロシアからの供給減少に対する懸念などから欧州の天然ガス価格が再び急騰していることを手掛かりに、ポジション整理の買い戻しが相場を主導した。1月限は夜間取引では売りが先行、3.70ドル台前半まで値を切り下げての推移となった。早朝からは一転して買い意欲が強まり、あっさりとプラス転換。通常取引開始後も買いの勢いは衰えず、昼には3.90ドル台前半まで上げ幅を拡大した。その後は売りが優勢となったものの、3.80ドル台後半の水準は維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 12/21/21 - 15:03
石油製品:大幅反発、株や原油の上昇につれて買い戻し集まる
[場況]
RBOBガソリン1月限:2.1522↑0.0622
暖房油1月限:2.2578↑0.0848
NY石油製品は大幅反発。株や原油の上昇につれて投機的な買い戻しが集まった。相場は夜間取引から買いが先行、朝方には前日の高値を更新するまでに値を切り上げての推移となった。その後も買いの勢いは衰えず、昼にかけて更に上げ幅を拡大。午後からはガソリンの上値がやや重くなったが、最後まで高値圏を維持しての底堅い値動きが続いた。
Posted by 松 12/21/21 - 14:56
原油:大幅反発、株高やリビアの供給不安手掛かりに買い戻し集まる
[場況]
NYMEX原油2月限終値:71.12↑2.51
NY原油は大幅反発。株価の調整が一服する中、投機的な買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。リビアで国内情勢が再び悪化、国内最大油田の生産が停止したことも強気に作用した。2月限は夜間取引買いが先行、69ドル台後半まで値を切り上げての推移となった。通常取引開始後は改めて騰勢を強める格好となり、70ドルの節目を回復。その後も買いの勢いは衰えず、昼過ぎには71ドル台まで上げ幅を拡大した。引けにかけては買いも一服となったものの、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 12/21/21 - 14:45
金:続落、米長期金利の上昇重石となる中で手仕舞い売りに押される
[場況]
COMEX金2月限終値:1,788.7↓5.9
NY金は続落。米長期金利の上昇が重石となる中、前日の流れを継いだポジション整理の売りが相場を主導した。2月限は夜間取引では買いが先行、朝方には一時1,800ドルの節目を回復するまでに値を切り上げた。通常取引開始後は一転して売りに押し戻される展開となり、中盤には1,780ドル台半ばまで反落。その後は売りも一服となったものの、最後まで安値近辺で上値の重い展開が続いた。
Posted by 松 12/21/21 - 14:05
コーヒー:反発、前日の急落の反動もあって買い戻し集まる
[場況]
ICE-USコーヒー3月限終値:228.25↑4.15
NYコーヒーは反発。需給面で新たな材料が出たわけではなかったが、前日の急落の反動もあってポジション整理の買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。3月限は夜間の時間帯から買いが先行、226セント近辺まで値を回復してのもみ合いとなった。朝方には売りに押し戻される格好となったものの、前日終値近辺でしっかりと下げ止まり。中盤にかけては改めて買い意欲が強まり、229セント台まで一気に値を切り上げた。引けにかけては買いも一服となったものの、最後まで高値圏を維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 12/21/21 - 13:54
砂糖:反発、原油が大きく値を回復する中で買い戻し集まる
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:18.74↑0.15
NY砂糖は反発。ここまでの価格調整の動きもようやく一服、原油が大きく値を回復する中でポジション整理の買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。3月限は夜間の時間帯から買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりでのもみ合いが続いた。朝方にかけては売りに押し戻される格好となり、小幅ながらもマイナス転落する場面も見られたものの、NYに入るとしっかりと下げ止まり。中盤にかけては再び買い意欲が強まり、18.70セント台まで一気に値を切り上げた。昼には再び売りが優勢となったが、最後は日中高値を更新して取引を終了した。
Posted by 松 12/21/21 - 13:18
20年債入札リ・オープン、応札倍率は2.59、最高利回り1.942%
[金融・経済]
20年債入札
出所:米財務省、単位100万ドル (Re-Opening)
20年債 | 応札額 | 発行額 | 応札倍率 | 前回(11/27) |
合計 | 51894.0 | 20000.1 | 2.59 | 2.34 |
競争入札分 | 51892.0 | 19998.1 | 2.59 | 2.34 |
顧客注文比率(外国中銀含む) | 64.83% | 60.18% | ||
最高落札利回り(配分比率) | 1.942% | (80.01%) | 2.065% |
Posted by 松 12/21/21 - 13:08
ラニーニャ現象で豪州北部や南部で平均以上の降雨確率高まる
[天候]
オーストラリア気象局は21日付のリリースで、ラニーニャ現象が続く中、オーストラリアの北部と南部で南半球の夏の間平均以上の降雨となる確率が高まっているとの見方を示した。熱帯太平洋の海面水温がラニーニャの基準に達しており、水面下の温度とあわせてさらなる低下になる見通しという。また、風雲や気圧のパターンも典型的なラニーニャ現象とコメント。気象モデルから、南半球の2022年夏の終わりか初秋まで続く見通しに変わらないとした。
オーストラリア以外でも、ラニーニャ現象によって東南アジアや南アフリカの降水量も平均を上回る傾向になり、一方、アルゼンチン、ブラジル、欧州、米国南部では乾燥が進むといわれる。
Posted by 直 12/21/21 - 10:05
ユーロシステムの金準備高は前週から横ばい
[メタル]
ECBが21日に発表したデータによると、欧州圏中銀(ユーロシステム)の金準備高(受取勘定含む)は12月17日現在5,179億3,300万ユーロと、前週から横ばいとなった。
Posted by 松 12/21/21 - 09:20
米チェーンストア売上高、12月18日時点で前年から16.4%上昇
[経済指標]
米小売調査レッドブック・リサーチが21日に発表した週次レポートによると国内チェーンストア売上高は12月18日時点で前年同期から16.4%上昇した。前週の16.0%より高い伸びとなった。
Posted by 直 12/21/21 - 09:04
12月1日時点のウクライナ穀物在庫、前年44.6%上回る
[穀物・大豆]
ウクライナ統計局によると、12月1日時点の国内穀物在庫は3340万トンと、前年同期を44.6%上回った。小麦在庫が1010万トンで、前年から49%アップ。コーンは46%増えて2060万トンとなった。
Posted by 直 12/21/21 - 09:01
2022年ロシア小麦生産見通し、好天気理由に上方修正・SovEcon
[穀物・大豆]
ロシアの農業顧問SovEconは、ロシアの2022年小麦生産見通しを8130万トンと、従来の8070万トンから引き上げた。作付時に好天気に恵まれ、また秋の降雨が寄与して休眠期に入る中で状態が良好なことが修正の理由とコメント。作付は前年比4.7%減となったが、生産は上向くことを見込むという。
Posted by 直 12/21/21 - 08:59
1-3月期経常収支は2,147.7億ドルの赤字、予想上回る
[経済指標]
経常収支
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位10億ドル、▲赤字
21年3Q | 前期比 | 21年2Q | 21年1Q | |
経常収支 | ▲214.774 | ↓16.455 | ▲198.319 | ▲189.424 |
>モノ+サービス | ▲224.964 | ↓17.902 | ▲207.062 | ▲206.097 |
>一次所得 | 48.162 | ↑9.335 | 38.827 | 50.190 |
>二次所得 | ▲37.972 | ↓7.888 | ▲30.084 | ▲33.516 |
市場予想 | ▲204.80 |
Posted by 松 12/21/21 - 08:33
21/22年インド砂糖生産、15日時点で前年6.2%上回る
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)によると、同国の2021/22年度(10-9月)砂糖生産は12月15日時点で779万1000トンと、前年同期を6.2%上回った。稼働している製糖所が前年の460件から479件に増加。ISMAは、西部などの砂糖きび圧搾開始が早かったのを背景に生産が前年比プラスであるとコメント。ただ、11月15日時点での生産が前年との比較にして20%超の増加、今月1日時点で約10%だったのからペースはスローダウンした。
マハラシュトラ州では186件の製糖所によって319万2000トンが生産済みとなった。前年の173件からの269万6000トンからアップ。また、カルナタカ州の生産は184万1000トンで、10.6%増えた。一方、ウッタルプラデシュ州では117件の製糖所が稼働する中、198万3000トンの砂糖が生産され、前年の118件、226万トンを下回った。グジャラート州の砂糖生産が23万トンとなり、前年の24万トンから僅かにダウン。残る州での生産はあわせて48万5000トン、前年から11.2%の増加となった。
ISMAはこのほか、市場や商社のデータに基づいて2021/22年度の砂糖輸出はこれまでのところ約370万トン成約済みとなったことを伝えた。11月末時点での350万トンから小幅増加。大半は国際価格が1ポンド20-21セントで推移していた時のものであり、その後は価格下落を背景に販売ペースが落ちたという。若干価格回復となっているものの、まだ輸出は鈍いとのことである。
Posted by 直 12/21/21 - 08:29
12/21(火)の予定
[カレンダー]
経済指標
・7-9月期経常収支 (08:30)
エネルギー
・API石油在庫統計 (16:30)
Posted by 松 12/21/21 - 05:52
2021年12月20日(月)
債券:下落、大型歳出法案の不透明感で買いの後需給着目して売り
[場況]
債券は下落。大型歳出法案の先行き不透明感を背景に買いの場面があったが、21日の20年債入札を前に着目して売りにシフトした。夜間取引では買いが優勢となり、10年債利回りの低下が進んだ。しかし、1.34%まで下がってブレーキがかかり、通常取引でも買いが一段と細って前週末の水準に戻した。午後には売りに押されて上昇に転じた。
Posted by 直 12/20/21 - 17:31
FX:ユーロ反発、材料難ながらポジション調整の買い戻し集まる
[場況]
ドル/円:113.58、ユーロ/ドル:1.1280、ユーロ/円:128.06 (NY17:00)
為替はユーロが反発。欧州圏に関して特に強気の材料が出たわけではなかったが、先週金曜の下落の反動もあってユーロにポジション調整の買い戻しが集まった。ドル/円は東京から売りが優勢、午後には113円台前半まで値を切り下げての推移が続いた。ロンドンに入ると売りも一服となり、113円台後半まで値を回復。NY早朝からは改めて売りに押し戻される展開、米株の下落も嫌気される中で113円台前半まで値を切り下げた。昼前からは流れが一転、午後遅くには113円台後半まで値を戻すなど、日中を通じて方向感が定まることはなかった。
ユーロ/ドルは東京から買いが優勢、1.12ドル台前半から半ばの水準で底堅く推移した。ロンドンに入っても買いの流れは衰えず、1.12ドル台後半まで上げ幅を拡大、NYに入ると1.13ドルの節目を回復する場面も見られた。中盤以降は流れが一転、米株の下落につれてリスク回避の動きが強まる中で売りが優勢となる、午後には1.12ドル台後半まで値を切り下げた。ユーロ/円は東京では127円台後半でのもみ合い、ロンドンに入ると徐々に買い意欲が強まり、128円台を回復した。NYに入ると買いも一服となったものの、128円台前半の水準はしっかりと維持してのもみ合いが続いた。
Posted by 松 12/20/21 - 17:19
ブラジルコーヒー輸出:20日現在117.06万袋と前月を2.7%下回る
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出
出所:ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)、単位1,000袋(60kg)
12月20日 | 12月累計 | 前月(11/18) | 前月同期比 | 前年同期比 | |
輸出合計 | 252.139 | 1170.571 | 1203.518 | ↓2.7% | ↓17.9% |
>アラビカ種 | 233.407 | 1015.073 | 981.103 | ↑3.5% | ↓14.1% |
>ロブスタ種 | 0.450 | 37.695 | 79.396 | ↓52.5% | ↓96.8% |
>インスタント | 18.282 | 117.803 | 143.019 | ↓17.6% | ↑164.9% |
Posted by 松 12/20/21 - 17:07
株式:大幅続落、税制・支出法案頓挫の可能性浮上で売りが加速
[場況]
ダウ工業平均:34,932.16↓433.28
S&P500:4,568.02↓52.62
NASDAQ:14,980.94↓188.74
NY株式は大幅続落。COVID-19オミクロン変異株に対する懸念が改めて高まる一方、バイデン政権の税制・支出法案が頓挫する可能性が浮上してきたことを受け、この先景気回復のペースが鈍るとの懸念が売りを呼び込む展開となった。ダウ平均は寄り付きから大きく売りが先行、中盤にかけて700ポイント近く一気に値を崩す展開となった。その後は売りも一服となったものの、押し目で積極的に買いを入れる向きもなく、安値近辺でのもみ合いが継続。午後からは徐々に下げ幅を縮小する展開となった。
セクター別では、バイオテクノロジーや公益株、生活必需品が僅かに上昇した以外は、ほぼすべてのセクターが下落。中でも保険や銀行株の下げがきつくなったほか、素材や工業株、一般消費財にも売りが膨らんだ。ダウ銘柄では、メルク(MRK)が0.95%の上昇となるなど、30銘柄中6銘柄のみが上昇。一方でトラベラーズ(TRV)は2.95%、キャタピラー(CAT)は2.93%それぞれ下落。ナイキ(NKE)やゴールドマン・サックス(GS)、ハネウェル・インターナショナル(HON)、アメリカン・エクスプレス(AXP)も2%台後半の下落となった。
Posted by 松 12/20/21 - 16:54
大豆:続伸、南米の雨不足による影響懸念から買い集まる
[場況]
CBOT大豆1月限終値:1292-1/4↑7-0
シカゴ大豆は続伸。南米の雨不足による影響懸念から買いが集まった。夜間取引では売り買い交錯となり、1月限はまず1290セント台に上昇して値を消していった。前週末の終値を割り込み、そのまま売りに押されて1270セント台後半まで下落して一服。朝方には再び買いが優勢となって反発し、通常取引開始後に1290セント台後半に上がった。日中もしっかりの値動きを続けた。
Posted by 直 12/20/21 - 16:43
コーン:反落、原油の落ち込み追って売り膨らむ
[場況]
CBOTコーン3月限終値:591-0↓2-1/4
シカゴコーンは反落。原油の落ち込みを追う形で売りが膨らんだ。夜間取引で買いの場面があったが、早々に売りにシフトし、3月限は下落。580セント台後半まで下げてブレーキがかかった。ただ、下げ幅を縮めていっても、通常取引に入って前週末終値を超えるとすぐに売りが台頭し、再びマイナス圏での推移となった。
Posted by 直 12/20/21 - 16:40
小麦:続伸、目新しい材料に乏しくテクニカルな売り買い中心
[場況]
CBOT小麦3月限終値:777-3/4↑2-3/4
シカゴ小麦は続伸。目新しい材料に乏しく、テクニカルな売り買いが中心となった。夜間取引でまず買いが入ってすぐに売りが優勢となり、3月限は小高くなった後反落。しかし、750セント台後半に下落して下げ渋った。通常取引では前週末の終値を挟んで上下に振れ、最後はプラス引けとなった。
Posted by 直 12/20/21 - 16:37
天然ガス:反発、北東部などの冷え込み受けて買い戻し集まる
[場況]
NYMEX天然ガス1月限終値:3.834↑0.144
NY天然ガスは反発。ここまでの下落で売られ過ぎ感が高まる中、米北東部などで冷え込みが厳しくなったことを手掛かりに投機的な買い戻しが集まった。1月限は夜間取引から買いが先行、朝方には3.80ドル台まで値を回復した。通常取引開始後には3.90ドル台前半まで上げ幅を拡大。その後は買いも一服となったものの、高値圏をしっかりと維持しての推移が継続。昼には売りに押し戻される場面もられたが、3.80ドルを割り込む水準では買い意欲も強く、しっかりと下げ止まり。引けにかけては再び買い意欲が強まった。
Posted by 松 12/20/21 - 14:55
石油製品:反落、株や原油の下落につれて投機的な売り膨らむ
[場況]
RBOBガソリン1月限:2.0900↓0.0317
暖房油1月限:2.1730↓0.0469
NY石油製品は反落。株や原油の下落につれて投機的な売りが膨らんだ。相場は夜間取引から大きく売りが先行、オミクロン変異株に対する懸念が高まったことや、バイデン政権の税制・支出法案が頓挫してしまったことを受け、この先景気や需要の回復ペースが鈍るとの見方が弱気に作用した。中盤にかけて大きく値を崩したあとは流れが一転、投機的な買い戻しが集まり下げ幅を縮小した。
Posted by 松 12/20/21 - 14:51
原油:大幅続落、オミクロン変異株への懸念高まる中で売りが加速
[場況]
NYMEX原油2月限終値:68.61↓2.11
NY原油は大幅続落。オミクロン変異株に対する懸念が高まり、各国が行動や入国に関する規制を強化する中、需要の低迷につながるとの見方が売りを呼び込んだ。2月限は夜間取引から売りが先行、一時66ドル台まで値を切り下げる格好となった。早朝には一旦68ドル台まで値を回復したものの、その後は改めて売りに押される展開、通常取引開始後には66ドル台前半まで下げ幅を拡大した。昼前からは流れが一転、ポジション整理の買い戻しが相場を主導するようになり、最後は68ドル台後半まで値を戻して取引を終了した。
Posted by 松 12/20/21 - 14:42
金:反落、FRBのタカ派転換改めて嫌気される中で売り膨らむ
[場況]
COMEX金2月限終値:1,794.6↓10.3
NY金は反落。FOMCの声明発表後に見られたポジション整理の買い戻しの勢いも一服、FRBによる金融政策の引き締め転換や将来的な金利上昇を改めて嫌気する形で投機的な売りが膨らんだ。2月限は夜間取引から売りが先行、1,800ドルの節目をやや割り込むあたりまで値を切り下げての推移となった。通常取引開始後も上値の重い展開が継続、株式市場が開くと一段と売り圧力が強まり、1,790ドル台前半まで下げ幅を拡大した。中盤以降は売りも一服、1,790ドル台半ばを中心としたレンジ内でのもみ合いが続いた。
Posted by 松 12/20/21 - 13:46
コーヒー:大幅続落、ブラジルレアル安嫌気される中で売りが加速
[場況]
ICE-USコーヒー3月限終値:224.10↓10.65
NYコーヒーは大幅続落。ブラジルレアル安の進行などが弱気に作用する中でポジション整理の売りが加速、終値ベースで11月16日以来の安値を更新した。3月限は夜間の時間帯から大きく売りが先行、朝方には220セント台後半まで値を切り下げての推移となった。NYに入っても売りも勢いは衰えず、昼前には220セント台半ばまで下げ幅を拡大。その後は売りも一服となったものの、最後まで上値の重い展開が続いた。
Posted by 松 12/20/21 - 13:39
砂糖:大幅続落、原油の急落につれて手仕舞い売りが加速
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:18.59↓0.52
NY砂糖は大幅続落。オミクロン変異株に対する懸念が改めて高まる中、原油が大きく値を崩すのにつれてポジション整理の売りが加速、期近終値ベースで8月9日以来の安値まで一気に値を崩した。3月限は夜間の取引開始時から売りが先行、18.80セントを中心としたレンジまで値を切り下げてのもみ合いとなった。NYに入ると改めて売り圧力は強まり、中盤には18.50セント台まで下げ幅を拡大。その後は売りも一服となったものの、引けにかけて安値近辺で上値の重い展開が続いた。
Posted by 松 12/20/21 - 13:18
輸出検証高:小麦と大豆は前週から減少、コーンは増加
[穀物・大豆]
USDA輸出検証高
出所:米農務省、NY11:00発表、単位1,000トン
12月16日 | 前週比 | 前年比 | 期初来 | 前年比 | 市場予想 | ||
小麦 | 211.9 | ↓21.2% | ↓46.0% | 11631.9 | ↓17.7% | 198.7 〜400.2 | |
コーン | 1001.5 | ↑9.2% | ↑30.0% | 11314.2 | ↓12.0% | 599.5 〜1198.9 | |
大豆 | 1679.4 | ↓3.9% | ↓41.2% | 27150.2 | ↓22.8% | 1499.9 〜2101.6 |
Posted by 松 12/20/21 - 11:56
11月景気先行指数は前月から1.1%上昇、予想やや上回る
[経済指標]
米景気先行指数
出所:カンファレンスボード、NY10:00発表、2016年=100
21年11月 | 前月比 | 21年10月 | 市場予想 | ||
景気先行指数 | 119.9 | ↑1.1% | ↑0.9% | ↑1.0% | |
景気一致指数 | 106.7 | ↑0.3% | ↑0.5% | ||
景気遅行指数 | 107.2 | ↓0.1% | ↑0.5% |
Posted by 松 12/20/21 - 10:12
21/22年ウクライナ穀物輸出、12月20日時点で前年21.9%上回る
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省によると、2021/22年度穀物輸出(7-6月)は12月20日時点で2937万3000トンと、前年同期を21.9%上回った。このうち小麦が26%増加して1540万2000トン。コーンは855万3000トンで、10.4%の増加となった。
Posted by 直 12/20/21 - 09:28
21/22年ロシア小麦輸出、12月16日時点で前年から16%減少
[穀物・大豆]
ロシアの連邦動物植物検疫監督局(Rosselkhoznadzor)によると、同国の2021/22年度(7-6月)小麦輸出は12月16日時点で2040万トンと、前年同期から16%減少した。一方、コーンは110万トンで、前年比にして6%の増加。穀物・油種の輸出が2800万トンになり、前年を17%下回る。
Posted by 直 12/20/21 - 09:25
11月の中国コーン輸入前年から35.7%減少、小麦は7.2%ダウン
[穀物・大豆]
中国税関総局によると、11月のコーン輸入は79万トンと、前年同月から35.7%減少した。2021年の輸入は11月まであわせて2702万トン、前年同期の3.6倍に膨らんだ。小麦輸入は11月に75万トンになり、前年から7.2%ダウンだが、1-11月の累計が883万トンで、前年を17.8%上回った。
Posted by 直 12/20/21 - 08:48
11月中国砂糖輸入、前年から11.2%減少
[砂糖]
中国税関総局によると、11月の砂糖輸入は63万トンと、前年同月から11.2%減少した。2021年の輸入は11月まであわせて527万トンになり、前年同期を21.0%上回る。
Posted by 直 12/20/21 - 08:48
21/22年フィリピン粗糖生産、5日時点で前年から13.17%増加
[砂糖]
フィリピン砂糖管理局(SRA)によると、2021/22年度(9-8月)の国内粗糖生産は5日時点で46万1486トンと、前年同期から13.17%増加した。需要が6.04%増えて43万2181トン。また、精製糖の生産が15万34374.1トンで、前年の2倍以上に膨らんだ。需要が前年比2.04%増の26万2805.25トンとなった。
Posted by 直 12/20/21 - 08:42
21/22年EU軟質小麦生産推定引き上げ、コーンも上方修正・欧州委
[穀物・大豆]
欧州委員会は12月16日付の需給レポートで、欧州連合(EU)の2021/22年度軟質小麦生産推定を1億3061万4000トンと、前月時点での1億3043万6000トンから小幅引き上げた。前年比にすると10.4%増加。コーン生産は6835万5000トンから6936万7000トンに上方修正、前年との比較にして2.1%の増加になる。
Posted by 直 12/20/21 - 08:40
17日のOPECバスケット価格は74.23ドルと前日から0.43ドル下落
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
12/17 (金) | 74.23 | ↓0.43 |
12/16 (木) | 74.66 | ↑1.54 |
12/15 (水) | 73.12 | ↓1.16 |
12/14 (火) | 74.28 | ↓0.76 |
12/13 (月) | 75.04 | ↑0.97 |
Posted by 松 12/20/21 - 05:54
12/20(月)の予定
[カレンダー]
経済指標
・11月景気先行指数 (10:00)
エネルギー
・ガソリン・ディーゼル小売価格 (17:00)
農産物
・USDA輸出検証高 (11:00)
納会日
・コーヒー 12月限納会
・原油 1月限納会
・10年債、30年債 12月限納会
Posted by 松 12/20/21 - 05:52
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