2022年06月16日(木)
FX:ドル安、米株の急落につれてリスク回避のドル売り膨らむ
[場況]
ドル/円:132.15、ユーロ/ドル:1.0548、ユーロ/円:139.45 (NY17:00)
為替はドル安が進行、前日のFOMCで75bpの大幅利上げが打ち出されたにも関わらず、ドルに大きく売りが膨らむ展開となった。主要中銀の金融引き締め傾向が一段と強まるとの懸念から株価が急落する中、米国市場からの資金流出が加速するとの見方もドルに弱気に作用した。ドル/円は東京では買いが優勢、134円台半ばまで値を切り上げての推移となった。ロンドンンに入ると一転して売り一色の展開、スイス中銀のサプライズ利上げが伝わると、株価の急落につれて132円台前半まで一気に値を崩した。売り一巡後は一旦133円台まで値を戻したものの、その後も上値の重い展開が継続。NYの昼にかけては一段と売り圧力が強まり、131円台半ばまで下げ幅を拡大した。昼過ぎには売りも一服となったが、132円近辺まで値を戻すのが精一杯だった。
ユーロ/ドルは東京では1.04ドル台半ばのレンジ内でのもみ合い、午後からは徐々に売り圧力が強まり、ロンドンに入ると1.03ドル台後半まで値を切り下げた。売り一巡後も安値近辺での推移が続いたが NYに入ると一転して買い意欲が強まり1.04ドル台を回復、NYに入っても買いの勢いは衰えず、午後には1.06ドル台まで値を伸ばした。その後は買いも一服となったが、高値圏をしっかりと維持しての推移が続いた。ユーロ/円は東京では買いが優勢、140円台を回復しての推移となった。午後からは徐々に売りが優勢、ロンドンに入ると一気に下げ足を速め、137円台まで反落。売り一巡後はしばらく安値近辺での推移、NYに入ると買い意欲が強まり、午後には140円の節目に迫るまで値を回復した。
Posted by 松 6/16/22 - 17:18
債券:続伸、予想以上に低調な経済指標受けて買い進む
[場況]
債券は続伸。金融引き締めによる景気減速が懸念される中、朝方にフィラデルフィア連銀指数など予想より低調な経済指標を受け、買いが進んだ。夜間取引ではスイスや英国の利上げ決定を受けて売りが膨らみ、10年債利回りは上昇。早朝に3.49%まで上がって一服となった。通常取引では経済指標を消化しながら低下に転じた。
Posted by 直 6/16/22 - 17:17
株式:大幅反落、金融引き締めに伴う将来的な景気悪化を嫌気
[場況]
ダウ工業平均:29,927.07↓741.46
S&P500:3,666.77
NASDAQ:14,646.10↓453.06
NY株式は大幅反落。前日のFOMCで0.75ポイントの大幅利上げが打ち出されたことが改めて材料視される中、金融引き締めに伴う市場からの資金流出や将来的な景気の悪化に対する懸念が売りを呼び込んだ。ダウ平均は寄り付きから売りが大きく先行、スイス中銀や英中銀も利上げに踏み切ったことも弱気に作用する中、早々に3万の節目を割り込み800ポイントを超えるまでに下げ幅を拡大した。昼にかけては一旦売りも一服となり3万台を回復する場面も見られたものの、それ以上の動きは見られず。午後には改めて売り圧力が強まり、一時900ポイントを超えるまでに値を崩した。引けにかけては、ポジション調整の買い戻しが入り、小幅ながら値を回復した。
セクター別では金鉱株が上昇した以外、ほぼすべてのセクターが下落。中でも半導体やエネルギー関連が大きく値を崩したほか、一般消費財やコンピューター関連にも売りが加速した。ダウ銘柄ではウォルマート(WMT)が1.04%の上昇となったほか、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、メルク(MRK)。ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の計4銘柄のみが上昇。一方ではアメリカン・エクスプレス(AXP)は5.96%下落、ナイキ(NKE)、キャタピラー(CAT)、シェブロン(CVX)、セールスフォース・ドットコム(CRM)も5%を超える下げとなった。
Posted by 松 6/16/22 - 16:52
大豆:反発、米中西部の高温乾燥予報が買いを支援
[場況]
CBOT大豆7月限終値:1709-1/2↑15-3/4
シカゴ大豆は反発。米中西部の高温乾燥予報が買いを支援した。夜間取引で買いが優勢となり、7月限は1700セント台に上昇した。早朝に伸び悩んだが、前日終値を割り込むとすぐに買いが進みプラス圏に回復。通常取引開始後に1710セント台前半まで上がっていったんブレーキがかかっても、前日の終値近くで買いに弾みが付き、その後はしっかりと上げ幅を拡大した。
Posted by 直 6/16/22 - 16:43
コーン:続伸、高温乾燥による生育への影響懸念から買い進む
[場況]
CBOTコーン7月限終値:788-1/4↑14-1/4
シカゴコーンは続伸。米中西部で高温乾燥が予想される中、生育への影響懸念から買いが進んだ。7月限は夜間取引でまず小高くなり、早朝にいったん値を消してから、再び強含んだ。通常取引ではしっかりと値を伸ばし、取引終盤に792-0セントと5月18日以来の高値を付けた。
Posted by 直 6/16/22 - 16:41
小麦:大幅上昇、米主要生産地の天候不安やドル安背景に買い
[場況]
CBOT小麦7月限終値:1078-1/4↑28-1/4
シカゴ小麦は大幅上昇。米主要生産地の天候不安やドル安を背景に買いの展開となった。7月限は夜間取引から上昇した。1060セントを超えた後上げ幅を縮めたが、朝方に前日終値を下回って一服。改めて買いが進んでプラス圏に持ち直し、通常取引ではペースも速まった。取引終盤には1080セント台半ばまで値を伸ばした。
Posted by 直 6/16/22 - 16:38
アルゼンチン、バイオ燃料混合引き上げにより大豆圧搾上向く
[穀物・大豆]
アルゼンチンの植物油産業会議所・穀物輸出センター(CIARA-CEC)幹部は16日、ディーゼルへのバイオ燃料混合比率引き上げによって大豆圧搾が上向くとの見方を示した。政府は15日に、バイオ燃料の混合比率の一時引き上げを発表。同氏は政府の措置を歓迎しながらも、恒久的な引き上げが望ましいとした。CIARA-CECによると、国内の大豆圧搾高は410万トンで、圧搾能力の約70%に相当。前年の73%を下回る。
Posted by 直 6/16/22 - 16:17
天然ガス:小幅続伸、朝方まで買い先行も弱気の在庫統計が重石
[場況]
NYMEX天然ガス7月限終値:7.464↑0.044
NY天然ガスは小幅続伸。朝方にかけては前日の流れを継いだポジション整理の買い戻しが相場を主導したが、中盤以降は在庫統計がやや弱気の内容となったことが嫌気される中で売りに押し戻された。7月限は夜間取引から買いが先行、朝方には7.80ドル台まで値を切り上げての推移となった。通常取引開始後には7.90ドル台まで上げ幅を拡大。在庫統計発表直後には8ドル台を回復する場面も見られたが、その後は一転して売りに押し戻される格好となり、午後には一時マイナス転落する場面も見られた。引けにかけては売りも一服、プラス圏に戻して取引を終了した。
Posted by 松 6/16/22 - 14:59
石油製品:上昇、原油高の進行につれて投機的な買い集まる
[場況]
RBOBガソリン7月限:3.9554↑0.0612
暖房油7月限:4.5719↑0.0249
NY石油製品は上昇。原油高の進行につれて投機的な買いが集まった。相場は夜間取引では暖房油を中心に軟調に推移、原油に売りが先行、株価指数が大きく値を崩す中、朝方にかけて値を切り下げる展開となった。通常取引開始後は売りも一服となったものの、しばらくはマイナス圏での推移が継続。中盤以降は徐々に騰勢を強める格好となり、最後はプラス転換して取引を終了した。
Posted by 松 6/16/22 - 14:52
原油:反発、朝方まで売り先行もその後しっかりと値を回復
[場況]
NYMEX原油8月限終値:115.24↑2.15
NY原油は反発。朝方までは前日までの流れを継いだポジション整理の売りに押される展開となったが、その後はドル安の進行などが支えとなる中でしっかりと買いが集まった。8月限は夜間取引前半には買いが先行したものの、ロンドン時間に入ったあたりから売り圧力が強まりマイナス転落、通常取引開始後には110ドル台まで下げ幅を拡大した。中盤以降にまとまった買いが入ると、113ドル台まで一気に値を回復。昼からは改めて騰勢を強める格好となり、引けにかけては115ドル台まで値を切り上げての推移となった。
Posted by 松 6/16/22 - 14:43
金:大幅続伸、ドル安の急速な進行好感し投機的な買いが加速
[場況]
COMEX金8月限終値:1,849.9↑30.3
NY金は大幅続伸。朝方まで上昇していた米長期金利が低下に転じ、ドル安が急速に進む中で投機的な買いが集まった。8月限は夜間取引から買いが先行、1,830ドルまで値を切り上げてのもみ合いとなった。早朝には一旦売りに押し戻される格好となり、僅かながらもマイナス転落する場面も見られたものの、押し目では買い意欲も強く、しっかりと下げ止まり。通常取引開始後には1,830ドル台まで値を回復、中盤以降は一段と買いが加速、最後は1,850ドル台まで上げ幅を拡大した。
Posted by 松 6/16/22 - 13:58
コーヒー:続伸、ドル安や商品全体の上昇好感し買い集まる
[場況]
ICE-USコーヒー9月限終値:231.80↑3.30
NYコーヒーは続伸。需給面で新たな強気材料が出たわけではなかったが、ドル安が進み商品市場全体が上昇する中で投機的な買いが集まった。9月限は夜間の時間帯は売りが優勢、早朝には226セント台まで値を切り下げての推移となった。NYに入ると一転して買い意欲が強まり、232セント台まで一気に値を回復。中盤には再び売りが優勢となったものの、押し目では買い意欲も強く、早々に下げ止まり。引けにかけても高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 6/16/22 - 13:51
砂糖:反発、原油など商品市場全体の上昇につれて買い集まる
[場況]
ICE-US砂糖10月限終値:18.67↑0.10
NY砂糖は反発。需給面で新たな材料が出たわけではなかったが、原油をはじめ商品市場全体がしっかりと上昇するのにつれた投機的な買いが相場を押し上げた。ブラジルが祝日で、生産者からの売り圧力が弱かったことも強気に作用した。10月限は夜間の取引開始後しばらくは買いが優勢、その後はジリジリと売りに押し戻される格好となり、早朝にはマイナス転落、そのまま18.45セントの安値まで値を崩した。NYに入ると一転して買い意欲が強まり、18.70セント台まで一気に値を回復。買い一巡後は売りが優勢となる場面も見られたが、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 6/16/22 - 13:24
米カンザス州冬小麦収穫、猛暑の中でも進む・地元ツアー
[穀物・大豆]
米カンザス州で猛暑の中にもかかわらず、冬小麦の収穫が進んでいると報じられた。カンザス小麦委員会と小麦生産者協会、穀物飼料協会が13日からクロップツアーを行っており、イールドは低調でも、地域によって品質に関する報告がポジティブという。気象情報会社ワールド・ウェザーによると、カンザス州西部では今週末最高気温が43℃近くに上昇の見通し。ただ、強風と湿度の低下も予想されるとのことである。カンザス州では熱波と高湿度の影響から少なくとも2000頭の畜牛が死んだと伝わっている。
Posted by 直 6/16/22 - 11:57
6月の20年債入札予定額20億ドル引き下げ・財務省
[金融・経済]
米財務省は16日、22日に実施の20年債銘柄統合入札(リ・オープン)予定額を140億ドルと、4月の前回リ・オープンの160億ドルから20億ドル引き下げた。22日には2年変動金利債(FRN)のリ・オープンもあり、発行額は220億ドルで据え置いた。
Posted by 直 6/16/22 - 11:35
天然ガス在庫は920億立方フィートの積み増し、予想やや上回る
[エネルギー]
天然ガス在庫統計
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、NY10:30発表、単位10億立方フィート
天然ガス在庫 | 6月10日 | 前週比 | 市場予想 | 前年比 | 過去5年平均比 |
全米(48州) | 2095 | ↑ 92 | ↑ 90 | ↓13.11% | ↓12.18% |
Posted by 松 6/16/22 - 10:32
インド主要給水所貯水量、最大能力の29%で3週連続ダウン
[天候]
インド水資源省によると、主要給水所の貯水量は6月16日時点で最大能力の29%に相当する510億5400万立方メートルとなった。前週の30%から下がり、3週連続ダウン。しかし、前年同期の27%は2ポイント上回り、また過去10年平均の22%に比べても7ポイント上昇。
インドの給水所は、飲用にはもちろんのこと、国内で灌漑農地が約半分しかないことから、大豆やコーン、砂糖きびなどの作付や生育に欠かせない。小麦など秋の作付の鍵も握るとされている。
Posted by 直 6/16/22 - 10:31
ルーマニア、穀物生産減少でも輸出向け供給は十分・農相
[穀物・大豆]
ルーマニアの農相はロイターに対し、同国の2022年穀物生産が前年からやや減少とみられるものの、輸出にあてる供給は十分との見方を示した。2021年の生産は小麦の1130万トンをはじめ過去最高を記録したが、今年は天候や生産コストの増加によって前年のような方策はまず見込めないとコメント。しかし、子草に消費と輸出向けを確保できると述べた。世界市場にさらなる負担をかけないためにも、ルーマニアの生産を安定させるのが重要とコメント。現時点で輸出規制の可能性はないともいう。同相は、生産や輸出の具体的な見通しには触れなかった。
Posted by 直 6/16/22 - 10:18
ロシアの金及び外貨準備高は前週から13億ドル増加
[メタル]
ロシア中銀が16日に発表した週次データによると、同国の金及び外貨準備高は6月10日時点で5,946億ドルと、前週から13億ドル増加した。昨年末時点の6,306億ドルからは、380億ドルの減少となる。
Posted by 松 6/16/22 - 09:11
輸出成約高:小麦、コーン、大豆共に前週から減少
[穀物・大豆]
USDA輸出成約高
出所:米農務省、NY8:30発表、単位1,000トン
6/9/22 | 今年度 | 次年度 | 合計 | 前週比 | 市場予想 | |
小麦 | 236.9 | 0.0 | 236.9 | ↓47.5% | 200.0 〜600.0 | |
コーン | 140.9 | 138.9 | 279.8 | ↓20.9% | 150.0 〜900.0 | |
大豆 | 317.2 | 407.6 | 724.8 | ↓29.3% | 200.0 〜1100.0 | |
大豆ミール | 256.3 | 35.6 | 291.9 | ↑104.0% | 100.0 〜350.0 | |
大豆油 | 6.2 | 0.0 | 6.2 | ↑376.9% | 0.0 〜40.0 |
Posted by 松 6/16/22 - 08:53
6月フィラデルフィア連銀指数はマイナス3.3、20年5月以来のマイナス
[経済指標]
フィラデルフィア連銀指数
出所:フィラデルフィア連邦準備銀行、NY8:30発表
22年6月 | 22年5月 | 市場予想 | ||
現況指数 | ▲3.3 | 2.6 | 5.0 |
Posted by 松 6/16/22 - 08:43
5月住宅着工件数は154.9万戸と前月から14.42%減少、予想も下回る
[場況]
新規住宅着工・建築許可件数
出所:米国勢調査局、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000戸
22年5月 | 前月比 | 22年4月 | 市場予想 | ||
新規住宅着工件数 | 1549 | ↓14.42% | 1810 | 1730 | |
建築許可件数 | 1695 | ↓7.02% | 1823 | 1800 |
Posted by 松 6/16/22 - 08:39
失業保険新規申請件数は22.9万件に減少、予想は上回る
[経済指標]
失業保険新規申請件数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000件
6月11日 | 前週比 | 6月4日 | 市場予想 | ||
新規申請件数 | 229.00 | ↓ 3.00 | 232.00 | 215.00 | |
4週平均 | 218.50 | ↑ 2.75 | 215.75 | - | |
継続受給件数 | 1312.00 | NA |
Posted by 松 6/16/22 - 08:34
21/22年印マハラシュトラ州砂糖きび圧搾完了、砂糖生産過去最高
[砂糖]
インド・マハラシュトラ州政府によると、同州の2021/22年度(10-9月)砂糖きび圧搾が完了し、砂糖生産は1372万7000トンと過去最高になった。砂糖きび圧搾は1億3200万トン。今年度に200件の製糖所が稼働し、砂糖生産や製糖所の数も記録を塗り替えた。
砂糖局高官は地元メディアに対し、同州の2021/22年度砂糖きび圧搾期間が240日と、記録上最長になったとコメント。マハラシュトラ州の砂糖資産だけでタイヤ中国などを上回ったと述べた。2022/23年度の作付については、95%の製糖所が管轄内の砂糖きび増反見通しを示しているという。
Posted by 直 6/16/22 - 08:05
6/16(木)の予定
[カレンダー]
経済指標
・失業保険新規申請件数 (08:30)
・5月新規住宅着工・建築許可件数 (08:30)
・6月フィラデルフィア連銀指数 (08:30)
エネルギー
・EIA天然ガス在庫統計 (10:30)
農産物
・USDA輸出成約高 (08:30)
納会日
・原油 7月限OP 納会
Posted by 松 6/16/22 - 05:55
2022年06月15日(水)
債券:反発、0.75ポイント利上げ受け出尽くし感から買いの展開
[場況]
債券は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)による0.75ポイントの利上げを受け、出尽くし感から買いの展開となった。夜間取引でこのところ売りが続いた反動で買いが集まり、10年債利回りは低下。通常取引ではFOMCの決定を見極めたいとする空気が強まる中、買いが細り、利回りの下げも鈍化した。しかし、FOMC声明発表の後は改めて買いが進み、3.2%まで下がった。
Posted by 直 6/15/22 - 17:42
FX:円高、ポジション調整の動き強まる中で円に買い戻し集まる
[場況]
ドル/円:133.79、ユーロ/ドル:1.0442、ユーロ/円:139.78 (NY17:00)
為替は円高が進行。FOMCが1994年以来の0.75ポイントの利上げを決定する一方、ECBが債券市場の安定を図るための緊急会合を開く中、これまでの流れを作り出してきた材料がひとまず出尽くしとなるとの見方からポジション調整の動きが加速、円に買い戻しが集まった。ドル/円は東京では売りが先行、ロンドンに入っても流れは変わらず、134円台前半まで値を切り下げた。NY朝には一旦134円台後半まで値を戻したものの、その後は再び売りに押される展開。FOMC後は135円近辺まで買いが入ったが、早々に息切れ。改めて売り圧力が強まると、133円台半ばまで下げ幅を拡大した。
ユーロ/ドルは東京では1.04ドル台前半のレンジ内で、やや底堅い展開。午後からは一段と買い意欲が強まり、ロンドンでは1.05ドルを試すまでに値を切り上げた。NY朝からは一転して売りに押し戻される格好となり、1.03ドル台後半まで反落。FOMC後には買いが優勢となり、1.04ドル台半ばまで値を戻した。ユーロ/円は東京では141円をやや上回ったあたりを中心としたレンジ内で、不安定な上下を繰り返す展開。ロンドンに入ってもしばらくは動きが見られなかったが、その後徐々に売り圧力が強まり、NY朝には140円を割り込んだ。中盤にかけても売りの勢いは衰えず、139円台半ばまで下げ幅を拡大。午後には売りも一服、139円台後半でのもみ合いが続いた。
Posted by 松 6/15/22 - 17:26
ブラジルコーヒー輸出:15日現在58.53万袋と前月を0.6%下回る
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出
出所:ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)、単位1,000袋(60kg)
6月15日 | 6月累計 | 前月(5/16) | 前月同期比 | 前年同期比 | |
輸出合計 | 39.644 | 585.251 | 588.557 | ↓0.6% | ↓29.3% |
>アラビカ種 | 38.604 | 496.480 | 528.481 | ↓6.1% | ↓32.3% |
>ロブスタ種 | 0.640 | 28.103 | 31.482 | ↓10.7% | ↓96.2% |
>インスタント | 0.400 | 60.668 | 28.594 | ↑112.2% | ↓91.7% |
Posted by 松 6/15/22 - 17:08
株式:上昇、FOMCでの大幅利上げ受けポジション調整の買い戻し
[場況]
ダウ工業平均:30,668.53↑303.70
S&P500:3,789.99↑54.51
NASDAQ:11,099.15↑270.81
NY株式は上昇。FOMCで1994年以来となる0.75ポイントの大幅利上げが決定される中、ポジション調整の買い戻しがしっかりと相場を押し上げる展開となった。ダウ平均は寄り付きから買いが先行、中盤には売りに押し戻される格好となり、ややプラス圏に入ったあたりでのもみ合いが続いた。FOMCの声明発表後は上下に不安定に振れる展開、一時100ポイント台後半まで値を崩す場面も見られたが、パウエル議長の会見が始まると買い意欲が強まりプラス圏を回復、そのまま300ポイントを超えるまで上げ幅を拡大した。
セクター別ではエネルギー関連が大きく値を切り下げた以外、ほぼ全てのセクターが上昇。中でも一般消費財の上昇が大きくなった。バイオテクノロジーやコンピューター関連にも買いが集まり、半導体や銀行株も堅調に推移した。ダウ銘柄では、ボーイング(BA)が9.46%の大幅上昇となったほか、マイクロソフト(MSFT).やゴールドマン・サックス(GS)、セールスフォース・ドットコム(CRM)、ナイキ(NKE)にも買いが集まった。一方でダウ(DOW)とシェブロン(CVX)はどちらも1.96%の下落、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)やスリーエム(MMM)にも売りが膨らんだ。
Posted by 松 6/15/22 - 16:55
大豆:続落、植物油下落や仕向け先不明の輸出キャンセルで売り
[場況]
CBOT大豆7月限終値:1693-3/4↓4-3/4
シカゴ大豆は続落。植物油の下落やUSDAが仕向け先不明の輸出キャンセルを発表したことを背景に売りが出た。引け近くでの米大幅利上げもマイナスに作用した。夜間取引では売り買いが交錯し、7月限は上昇と下落を繰り返す展開。通常取引開始後に1680セント台前半に下げたところで買いが集まり、上昇に転じたが、上値は限られた。改めて売り圧力が強まり、日中は軟調な値動きとなった。
Posted by 直 6/15/22 - 16:50
コーン:上昇、高温乾燥予報やEIAエタノール生産増加が下支え
[場況]
CBOTコーン7月限終値:774-0↑5-3/4
シカゴコーンは上昇。米主要生産地の高温乾燥予報やEIAの週間エタノール生産量増加が下支えとなった。夜間取引ではやや売りに押され、7月限は下落。早朝に下げ足が速まる場面もあった。しかし、通常取引に入ると急速に買いが進み、一気に780セント近くまで上がった。その後はペースも落ち着き、小じっかりと推移した。
Posted by 直 6/15/22 - 16:48
小麦:小幅安、米冬小麦の収穫進捗が引き続き重石
[場況]
CBOT小麦7月限終値:1050-0↓0-1/4
シカゴ小麦は小幅安。米冬小麦の収穫進捗が引き続き重石となった。夜間取引では売りが進み、7月限は下落。1030セント台後半で売りのペースが鈍り、下げ幅を縮めていった。通常取引では断続的にテクニカルな買いもみられ、前日終値を挟んでもみ合ってから、僅かにマイナス引けとなった。
Posted by 直 6/15/22 - 16:45
4月対米証券投資は876.97億ドルの流入超、前月から拡大
[経済指標]
対米証券投資
出所:米財務省、NY16:00発表、単位100万ドル
22年4月 | 22年3月 | ||
ネット流入額 | 債券・株式合計 | 87697 | 23110 |
純資本フロー(TIC) | 1336 | 108679 |
Posted by 松 6/15/22 - 16:37
次回会合で0.75ポイント利上げの可能性・パウエルFRB議長会見
[要人発言]
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に記者会見を行い、次回会合で再び0.75ポイントの利上げを行う可能性を示唆した。FOMCはこの日の会合で1994年11月以来となる0.75ポイントの利上げを決定。パウエル議長は5月の会合後の記者会見で、0.75ポイントの利上げは検討していないと述べていた。しかし、本日の会見では、インフレが予想外に上向き、インフレ期待も上がったことを示す指標があり、インフレ見通しも上方修正となったことから、0.75ポイント利上げに至ったという。当局は2%のインフレ率を目指し、利上下を続けるとコメント。現時点で、次回の引き上げ幅は0.5ポイントか0.75ポイントになりそうだとした。ただ、0.75ポイントの利上げが通例となるとは見越していないと述べ、また引き上げ幅は会合ごとで決めていくという。
記者との質疑応答では、前回の会見で0.75ポイントの利上げに消極的だったことが挙がった。パウエル議長は、データ次第で大幅利上げを行う意向だったと答え、先週末に発表された5月の消費者物価指数(CPI)やミシガン大消費者指数の物価見通しが政策変更の背景にあったことを指摘した。また、本日の大幅利上げでもまだ金利水準が低いと主張。迅速に金利を引き上げていくとした。
Posted by 直 6/15/22 - 16:29
全米コーヒー生豆在庫、5月末時点で前月から1.64%増加
[コーヒー]
全米コーヒー生豆在庫
出所:米コーヒー生豆協会、単位1,000袋
5/31/22 | 4/30/22 | 前月比 | (%) | 前年比 | |
全米合計 | 6003.731 | 5906.606 | ↑ 97.125 | ↑ 1.64% | ↑ 3.24% |
Posted by 松 6/15/22 - 15:31
天然ガス:反発、前日の急落で売られ過ぎ感高まり買い戻し集まる
[場況]
NYMEX天然ガス7月限終値:7.420↑0.231
NY天然ガスは反発。前日の急落で短期的な売られ過ぎ感が高まる中、投機的な買い戻しがしかりと相場を押し上げる展開となった。7月限は夜間取引から買いが先行、7.20ドル台まで値を切り上げての推移となった。早朝からは改めて買い意欲が強まり、中盤には7.70ドルに迫るまでに上げ幅を拡大。その後は買いも一服となったものの、高値圏をしっかりと維持しての推移。引けにかけては売りに押し戻される格好となり、7.40ドル台まで値を下げた。
Posted by 松 6/15/22 - 15:06
石油製品:ガソリンが続落となる一方、暖房油は続伸
[場況]
RBOBガソリン7月限:3.8942↓0.0996
暖房油7月限:4.5470↑0.1530
NY石油製品はガソリンが続落となる一方、暖房油は続伸。相場は夜間取引では売りが先行、景気減速に伴う需要の減少に対する懸念が重石となる中、軟調な展開が続いた。朝方からは一転して買い意欲が強まり、プラス圏を回復。在庫統計発表後は一段と値を切り上げたものの、昼には買いも息切れ。昼からは一転して売り一色の展開となり、ガソリンはマイナス転落した。
Posted by 松 6/15/22 - 15:03
原油:続落、景気減速に伴う需要減少観測が大きな重石
[場況]
NYMEX原油7月限終値:115.31↓3.62
NY原油は続落。世界的な景気の減速に伴う需要の減少に対する懸念が高まる中、ポジション整理の売りが相場を押し下げる展開となった。7月限は夜間取引では買いが優勢となる場面も見られたものの、ロンドンに入るとあたりから売り圧力が強まり、早朝には117ドル近辺まで下げ幅を拡大。朝方には一旦118ドル台半ばまで値を回復したものの、通常取引開始後は改めて売りに押し戻される展開。午後には116ドル台まで値を切り下げての推移となった。その後FOMCの声明発表があり75bpの大幅利上げが打ち出されると、改めて売りが加速した。
Posted by 松 6/15/22 - 14:52
天然ガス在庫は900億立方フィートの積み増し予想
[エネルギー]
天然ガス在庫統計市場予想
16日 NY10:30発表、単位10億立方フィート、ダウジョーンズ社集計
予想平均 | 予想レンジ | ||
天然ガス在庫 | ↑ 90.0 | ↑ 83.0 〜 ↑ 96.0 | |
>前週 | ↑ 97.0 | ||
>前年 | ↑ 98.0 | ||
>過去5年平均 | ↑ 93.4 |
Posted by 松 6/15/22 - 14:39
米政策金利見通し、2022年末時点で3.25‐3.5%が大勢・FRB
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が15日に発表したFRB理事と地区連銀総裁の政策金利見通しで、2022年末に3.25-3.5%が大勢となった。3月の前回調査で1.75-2%だったのから大きく上昇。FOMCはこの日、1994年以来で0.75ポイントの利上げを決め、政策金利の誘導目標レンジは1.5‐1.75%となった。まの利上げ回数が中央値で7回となった。高官の18人中8人が3.25-3.5%の金利を予想しており、さらに5人はより高い水準を見越す。また、16人が2023年も利上げ継続の見通しを示した。
次回のFOMC会合は7月26-27日の2日間で行われる。
Posted by 直 6/15/22 - 14:36
FRB高官の22年成長率見通し下方修正、物価と失業率は上方修正
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が15日に発表した、FRB理事および地区連銀総裁による2022年の経済成長率見通しが中央値で1.7%と、3月の前回調査での2.8%から下方修正となった。一方、個人消費支出(PCE)指数の上昇率は4.3%から5.2%、コア指数が4.1%から4.3%にそれぞれ引き上げられた。また、2022年の失業率は3.5%から3.7%に上方修正となった。
2023年と2024年の成長率は2.2%から1.7%、2.0%から1.9%に引き下げられた。失業率に関すると、2023年が3.9%の見通しで0.4ポイント上方修正。2024年は3.6%から4.1%に引き上げられた。PCEは2023年に2.6%、2024年には2.2%になる見通しで、いずれも1ポイント下方修正。コアの2023年分が2.6%から2.7%に引き上げられたが、2024年分は2.3%で据え置きとなった。
見通しは、連銀高官が14-15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で提出したものを集計したものとなる。
Posted by 直 6/15/22 - 14:32
FOMC、1994年以来の0.75ポイント利上げ
[金融・経済]
米連邦公開市場委員会(FOMC)は15日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準を年1.5-1.75%と、従来の0.75-1.0%のレンジから0.75ポイント引き上げたことを発表した。0.75ポイントの利上げは1994年11月以来。3月に利上げを開始し、これで3回目となる。FOMCはまた、5月に発表したバランスシート模縮小計画を続けることを決めた。FOMCはインフレ率を2%の目標に戻すことに最善を尽くす意向を示した。なお、この日の金融政策は賛成多数による決定となった中、ジョージ・カンザスシティー連銀総裁は0.5ポイントの利上げを支持して反対票を投じた。
Posted by 直 6/15/22 - 14:14
金:反発、FOMC声明発表控えポジション整理の買い戻し集まる
[場況]
COMEX金8月限終値:1,819.6↑6.1
NY金は反発。ここまでの売りの勢いもようやく一服、FOMCの声明発表を引け後に控えてポジション整理の買い戻しが相場を主導した。米長期金利の上昇が一服したことも強気に作用した。8月限は夜間取引から買いが先行、朝方には1,830ドル台まで値を切り上げての推移となった。通常露営引き開始後には1,830ドル台後半まで上げ幅を拡大、その後は一転した売りに押し戻される格好となり、1,820ドル台前半まで一気に値を切り下げたものの、この水準では買い意欲も強く、しっかと下げ止まり。引けにかけては動意も薄くなり、同水準でのもみ合いが続いた。
Posted by 松 6/15/22 - 14:10
コーヒー:続伸、レアル高の進行支えにしっかりと買い集まる
[場況]
ICE-USコーヒー9月限終値:228.50↑1.60
NYコーヒーは続伸。需給面で決め手となる材料が出たわけではなかったが、ブラジルの生産減少観測が引き続き下支えとなる中、しっかりと買いが集まる展開となった。対ドルでのブラジルレアル高の進行も強気に作用した。9月限は夜間の取引開始時には売りが先行、早々に221セント台まで値を切り下げた。その後は一転して買い意欲が強まり、NYに入るとプラス圏を回復。中盤にかけて一旦売りに押し戻されたものの、押し目では買い意欲も強く、早々に強気転換。最後は230セントの節目を意識する水準まで値を切り上げた。
Posted by 松 6/15/22 - 14:03
砂糖:続落、新年度の需給見通しの弱さ背景に売り圧力強まる
[場況]
ICE-US砂糖10月限終値:18.57↓0.23
NY砂糖は続落。10月から始まる新年度に供給過剰が拡大するとの見方が重石となる中、これまでの流れを継いだ投機的な売りが相場を主導した。10月限は夜間の時間帯から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでのもみ合いが続いた。NYに入ると一段と売り圧力が強まる格好となり、中盤には18.50セント台までレンジを切り下げての推移。その後やや下げ渋る場面も見られたものの、引けにかけては再び上値が重くなり、一時18.50セントを割り込む場面も見られた。
Posted by 松 6/15/22 - 13:46
5月NOPA大豆圧搾高は1.71億ブッシェルと前月から0.76%増加
[穀物・大豆]
NOPA大豆圧搾高
出所:全米油種加工業組合(NOPA)、NY12:00発表、季節調整値、
単位100万ブッシェル、100万ポンド(大豆油)
22年5月 | 前月比 | 前年比 | 市場予想 | |
大豆圧搾高 | 171.08 | ↑0.76% | ↑4.62% | 171.60 |
大豆油在庫 | 1774.00 | ↓2.22% | ↑6.19% | 1765.00 |
Posted by 松 6/15/22 - 13:13
米CEO景気見通し指数95.6に低下、2年ぶり低水準
[金融・経済]
米主要企業最高経営責任者(CEO)で構成するビジネス・ラウンドテーブルが四半期ごとに行なう景気調査報告によると、CEO景気見通し指数は4-6月期に95.6と、前期の114.6からほぼ20ポイント下がり、2020年4-6月期以来、ちょうど2年ぶりの低水準となった。ただ、指数は過去平均の84に比べると上昇。
向こう6ヶ月間の売り上げについて、増加見通しが72%と、前回調査での82%から10ポイント下がった。一方、減少見通しが7%から11%、横ばいが11%から18%にそれぞれ上昇。設備投資見通しに関すると、増加が60%から47%に落ちた。減少は6ポイント上がって10%、据え置きが43%で、7ポイントアップ。雇用計画では、増員が前回調査の68%から50%にダウンとなった。縮小は6%から11%に上がり、現状維持も26%から39%に上昇した。
ビジネス・ラウンドテーブルの調査では、2022年の実質国内総生産(GDP)が3.2%増加の見通しと、従来の3.9%増から下方修正となった。
Posted by 直 6/15/22 - 12:20
ウクライナ穀物輸出用海上回廊に機雷除去の必要ない・トルコ外相
[穀物・大豆]
トルコの外相は15日に記者団に対し、国連のウクライナの穀物輸出向け海上回廊設置計画で、港周辺の機雷を除去する必要がないと述べた。機雷の位置を把握していることから、ウクライナの3大港に安全な回廊を設けられるとコメント。トルコはロシアの反応を待っているともいう。ウクライナはロシアによる攻撃がエスカレートすることを懸念して機雷除去に難色を示しており、一方、ロシア外相は前週のトルコ外相との話し合いで、ウクライナ側に機雷を撤去する責任があると主張していたと伝わっている。
Posted by 直 6/15/22 - 11:19
エジプト、1-5月小麦輸入は前年24%下回る
[穀物・大豆]
エジプトの1-5月小麦輸入が330万トンと、前年同期を24%下回ったとの貨物データが報じられた。このうちロシア産が166万トンで、前年比30%減少。ただ、3-5月に限るとロシアからの輸入は前年から84%増加したという。エジプトの一部の銀行は欧米の制裁を理由に決済業務を拒否しているが、市場関係者によると、輸入業者はアラブ首長国連邦(UAE)やスイスなどを経由して買い付けを行っている。
Posted by 直 6/15/22 - 11:06
6月前半のウクライナ穀物輸出、前年から約40%減少・農務省
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省によると、同国の6月前半の穀物輸出は61万3000トンと、前年同期から約40%減少となった。コーンが大半を占める55万3000トン、小麦は4万2000トン、オオムギは1万5000トンという。
Posted by 直 6/15/22 - 10:56
EIA在庫:原油は195.6万バレルの積み増し、予想は取り崩し
[エネルギー]
EIA石油在庫統計
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、NY10:30発表、単位1,000バレル
6月10日現在 | 前週比 | 市場予想 | API発表(前日) | ||
原油在庫 | 418714 | ↑ 1956 | ↓ 1364 | ↑ 736 | |
ガソリン在庫 | 217474 | ↓ 710 | ↑ 109 | ↓ 2159 | |
留出油在庫 | 109709 | ↑ 725 | ↑ 755 | ↑ 234 | |
製油所稼働率 | 93.67% | ↓ 0.53 | ↑ 0.41 | - | |
原油輸入 | 6985 | ↑ 831 | - | - |
Posted by 松 6/15/22 - 10:36
UAE、向こう4ヶ月間インド産小麦を輸出に回すことを禁止
[穀物・大豆]
アラブ首長国連邦(UAE)は向こう4ヶ月間、インド産小麦と小麦粉を輸出に回すことを禁止した。国際取引の流れを維持するのが狙いであり、またインドが国内消費を条件に、UAE向けの輸出を承認したことも背景にある。インドが小麦輸出規制を決めた5月13日以前に買い付けたインド産小麦の輸出を希望する向きは政府への申請が必要という。インドは5月に猛暑による生産への影響と国内価格の高騰を理由に小麦輸出の禁止を決めたが、それ以降一部輸出を認可した。
Posted by 直 6/15/22 - 10:18
6月住宅市場指数(HMI)は67に低下、予想も下回る
[経済指標]
住宅市場指数(HMI)
出所:全米住宅建設業協会(NAHB)、NY10:00発表
22年6月 | 22年5月 | 市場予想 | |
住宅市場指数(HMI) | 67 | 69 | 68 |
Posted by 松 6/15/22 - 10:06
4月企業在庫は前月から1.19%増加、市場予想通り
[経済指標]
企業在庫・在庫率
出所:米国勢調査局、NY10:00発表、季節調整値、単位100万ドル
22年4月 | 前月比 | 22年3月 | 市場予想 | ||
企業在庫 | 2345070 | ↑1.19% | ↑1.66% | ↑1.2% | |
在庫率 | 1.293 | ↑0.010 | 1.283 |
Posted by 松 6/15/22 - 10:02
仕向け先不明の大豆輸出で解約報告・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は15日、民間業者から仕向け先不明で予定していた10万トンの2021/22年度産大豆輸出が解約されたと報告を受けたことを発表した。USDAは輸出業者に対し、10万トン以上の成約について翌日までの報告を義務付けている。
Posted by 直 6/15/22 - 09:08
6月ニューヨーク連銀指数はマイナス1.2、2ヶ月連続でゼロ割り込む
[場況]
ニューヨーク連銀指数
出所:ニューヨーク連邦準備銀行、NY8:30発表、季節調整値
現況指数 | 22年6月 | 22年5月 | 市場予想 | |
総合 | ▲1.2 | ▲11.6 | 3.0 |
Posted by 松 6/15/22 - 08:47
5月輸入物価指数前月から0.61%上昇、輸出物価は2.80%上昇
[場況]
輸入・輸出物価指数
出所:米労働省、NY8:30発表、2000年=100
22年5月 | 前月比 | 前年比 | 22年4月 | |
輸入物価指数 | 148.4 | ↑0.61% | ↑11.75% | ↑0.41% |
>非燃料 | 130.0 | ↓0.31% | ↑5.95% | ↑0.38% |
輸出物価指数 | 165.3 | ↑2.80% | ↑18.92% | ↑0.82% |
Posted by 松 6/15/22 - 08:41
5月小売売上高は前月から0.27%減少、予想に反し5か月ぶりの減少
[経済指標]
小売売上高
出所:米国勢調査局、NY8:30発表、季節調整値、単位100万ドル
22年5月 | 前月比 | 22年4月 | 市場予想 | ||
小売売上高 | 672874 | ↓0.27% | ↑0.70% | ↑0.2% | |
>自動車除く | 546628 | ↑0.52% | ↑0.44% | ↑0.7% |
Posted by 松 6/15/22 - 08:32
EU、ウクライナに一時的な穀物貯蔵施設鵜の提供を検討
[穀物・大豆]
欧州連合(EU)が、ウクライナに一時的な穀物所蔵施設の提供を検討していると報じられた。ウクライナ農務次官によると、ロシアによる侵攻前の貯蔵能力は7500万トンだったが、現時点でインフラストラクチャーへの攻撃もあって6000万トンにダウン。現行の輸出ペースを考慮して秋の収穫時に1000万‐1500万トンの貯蔵能力不足となる可能性を示唆した。一方、バイデン米大統領は14日、ポーランドなどウクライナとの国境に仮設倉庫の建設計画を明らかにした。輸出を増やし、世界的な食糧危機に対応するのが狙いで、欧州と調整中という。
Posted by 直 6/15/22 - 08:24
21/22年度英小麦輸入、4月時点で前年から19.9%減少
[穀物・大豆]
英国の税関データによると、2021/22年度(7-6月)小麦輸入は4月まであわせて164万4411トンになり、前年から19.9%減少した。EU諸国からの輸入が24.1%減って119万2374トン。非EU産輸入は45万2037トンで、6.0%の減少となった。
輸出は4月時点で35万4332トンと、前年同期を90.6%上回った。欧州連合(EU)向けが34万6200トンで、前年の2倍超に膨らんだ。一方、非EU向けは65.8%減少して8132トン。
Posted by 直 6/15/22 - 08:08
ISMA、22/23年度のOGL方式による800万トン砂糖輸出承認を要請
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)が政府に対し、2022/23年度のOGL方式による800万トン砂糖輸出承認を要請したと報じられた。OGLは、登録済みの業者が輸出に個別の許可を取得する必要がない制度。地元メディアによると、ISMAは食料長官に充てた書簡で、高価格での売却を確保するために10月に始まる次年度の輸出方針を早急に発表するよう求めた。ISMAは、2022/23年度砂糖きびの生産面積が前年から2%増加を見通す。エタノール向けの割り当て増加が見込まれていることを考慮しても、高水準の砂糖生産が予想され、砂糖供給は十分との見方を示した。
Posted by 直 6/15/22 - 07:59
2022年インドエタノール消費、21.4%増加し過去最高見通し
[エタノール]
米農務省(USDA)アタシェによると、インドの2022年エタノール消費は44億6000万リットルと、前年から21.4%増加の見通しとなった。主にガソリンへの混合増加が進んでいるためで、消費は過去最高を更新する見通しでもある。燃料向けは40億リットルの予想で、35.4%増加する。インド政府はガソリンへのエタノール混合比率を2022年までに10%、2025年までに20%に引き上げを計画している。
2022年のエタノール生産は7.8%増えて35億1200万リットルになる見通しで、これも過去最高を更新する。砂糖きびの生産増加が背景にある。エタノール生産でのモラセス(糖蜜)消費予想が1333万3000トンで、前年との比較にして21.8%の増加。輸入は6億3500万リットルとみられ、前年比2%減少、3年ぶりのマイナス転落になる。
Posted by 直 6/15/22 - 07:58
MBA住宅ローン申請指数は前週から6.59%上昇
[経済指標]
住宅ローン申請指数
出所:米モーゲージ・バンカーズ協会(MBA)、NY7:00発表、季節調整値
6月10日 | 前週比 | 前年比 | 6月3日 | |
総合指数 | 307.4 | ↑6.59% | ↓54.28% | ↓6.45% |
新規購入指数 | 225.0 | ↑8.07% | ↓15.51% | ↓7.10% |
借り換え指数 | 735.5 | ↑3.66% | ↓75.70% | ↓5.60% |
Posted by 松 6/15/22 - 07:24
2023年の世界需要はパンデミック以前の水準を超える、IEA月報
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月報で、2023年度の世界石油需要が日量1億16万バレルに達し、COVID-19のパンデミック以前の水準を上回るとの見通しを示した。価格の高騰や景気の減速が消費の増加を抑制する中でも、中国の需要回復が全体を主導、需要の伸びは前年比で日量220万バレルと、2022年度の180万バレルから拡大するとしている。2022年度にはOECD諸国の需要の増加が中心となったが、2023年度には非OECD諸国の増加が全体の80%を占めるという。
Posted by 松 6/15/22 - 06:24
14日のOPECバスケット価格は123.73ドルと前日から3.07ドル上昇
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
6/14 (火) | 123.73 | ↑3.07 |
6/13 (月) | 120.66 | ↓2.53 |
6/10 (金) | 123.19 | ↓0.02 |
6/9 (木) | 123.21 | ↑1.67 |
6/8 (水) | 121.54 | ↑1.38 |
Posted by 松 6/15/22 - 05:59
6/15(水)の予定
[カレンダー]
経済指標
・住宅ローン申請指数 (07:00)
・5月小売売上高 (08:30)
・5月輸入・輸出物価指数 (08:30)
・6月ニューヨーク連銀指数 (08:30)
・4月企業在庫・在庫率 (10:00)
・6月住宅市場指数(HMI) (10:00)
・FOMC声明発表 (14:00)
・4月対米証券投資 (16:00)
エネルギー
・国際エネルギー機関(IEA)月報
・EIA石油在庫統計 (10:30)
農産物
・5月NOPA大豆圧搾高 (12:00)
・5月全米コーヒー生豆在庫 (15:00)
納会日
・砂糖 7月限OP 納会
・プラチナ 7月限OP 納会
Posted by 松 6/15/22 - 05:57
2022年06月14日(火)
債券:続落、0.75ポイント利上げ観測高まり売り進む
[場況]
債券は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)による0.75ポイント利上げ観測が高まっており、売りが進んだ。夜間取引では売り一服感から買いが入り、10年債利回りは低下となったが、3.2%台に下がった後はじりじりと戻していった。通常取引では改めて売りが優勢となり上昇にシフト。そのままほぼ一本調子で上がり、取引終盤に3.50%と2011年4月以来の高水準を付けた。
Posted by 直 6/14/22 - 17:23
FX:円安、FOMC前に中銀の金融政策の違いが改めて材料視される
[場況]
ドル/円:135.47、ユーロ/ドル:1.0412、ユーロ/円:141.09 (NY17:00)
為替は円安が進行、FOMCの声明発表を翌日に控え、日米欧の中銀の金融政策の違いや金利差などに改めて注目が集まる中、円に売り圧力が強まる格好となった。ドル/円は東京朝に一旦134円を割り込むまで売りに押されたものの、その後すぐに買いが集まり134円台後半まで値を回復。中盤にかけて底堅く推移した。午後からは一転して売りに押される格好となり、ロンドンでは134円台前半まで反落。NY朝からは再び買い意欲が強まり、昼過ぎには135円をつけるまでに値を伸ばした。その後はしばらく動きが鈍ったものの、午後遅くにかけては一段高、135円台半ばまで上げ幅を拡大した。
ユーロ/ドルは東京では1.04ドルをやや上回ったあたりでのもみ合い、午後からは騰勢を強める格好となり、ロンドンでは1.04ドル台後半まで値を切り上げた。その後は一転して売りに押し戻される格好となり、NYに入ると1.04ドル台前半まで反落。中盤以降は売りも一服となったが、反発は限定的なものにとどまった。ユーロ/円は東京から買いが先行、ロンドン朝には140円台後半まで値を切り上げた。その後は一旦売りに押し戻され、NY早朝には140円を割り込む場面も見られたが、押し目では買い意欲も強く、すぐに値を回復。朝方には140円台後半まで値を回復した。中盤には再び4140円割れを試すまでに値を下げたものの、午後には140円台後半に戻した。
Posted by 松 6/14/22 - 17:19
ブラジルコーヒー輸出:14日現在54.56万袋と前月を156.5%上回る
[コーヒー]
ブラジルコーヒー生豆輸出
出所:ブラジルコーヒー生豆輸出協会(CECAFE)、単位1,000袋(60kg)
6月14日 | 6月累計 | 前月(5/13) | 前月同期比 | 前年同期比 | |
輸出合計 | 101.381 | 545.607 | 212.674 | ↑156.5% | ↓31.0% |
>アラビカ種 | 85.816 | 457.876 | 172.335 | ↑165.7% | ↓35.1% |
>ロブスタ種 | 0.000 | 27.463 | 23.783 | ↑15.5% | ↓96.1% |
>インスタント | 15.565 | 60.268 | 16.556 | ↑264.0% | ↓91.5% |
Posted by 松 6/14/22 - 17:16
株式:ダウ平均とS&P500続落の一方、ナスダックは小幅反発
[場況]
ダウ工業平均:30,364.83↓151.91
S&P500:3,735.48↓14.15
NASDAQ:10,828.35↑19.12
NY株式はダウ工業平均とS&P500種が続落となった一方、ナスダック総合指数は小幅反発。FOMC声明発表を翌日に控えて様子見の姿勢が強まる中、日中を通じて比較的狭い値幅内で方向感なく上下を繰り返す展開となった。ダウ平均は寄り付き後しばらく買いが先行したものの、その後売りに押されマイナス転落。昼にかけてややマイナス圏に入ったあたりを中心にもみ合いが続いた。午後には買いが集まり僅かながらもプラス転換する場面も見られたものの、すぐに売りに押し戻さる格好となった。遅くには300ポイント以上値を崩す場面も見られたが、最後は買い戻し集まり下げ幅を縮小した。
セクター別では、運輸株にしっかりと買いが集まったほか、半導体やコンピューター関連、保険も上昇。一方で公益株や金鉱株は下落、生活必需品や薬品株、銀行株も下げが目立った。ダウ銘柄では、ボーイング(BA)が5.44%の上昇となったほか、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、ビサ(V)も堅調に推移した。一方でプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は3.11%の下落、コカ・コーラ(KO)は2.74%の下落、ユナイテッド・ヘルス(UNH)やJPモルガン・チェース(JPM)、ホーム・デポ(HD)も売りが目立った。
Posted by 松 6/14/22 - 17:16
大豆:続落、テクニカル要因や他市場の下落背景に売り出る
[場況]
CBOT大豆7月限終値:1698-1/2↓9-0
シカゴ大豆は続落。テクニカル要因や他市場の下落を背景に売りが出た。夜間取引では買いが集まり、7月限は上昇となった。しかし、通常取引開始後に1720セント台後半に上がって買いも息切れ。そのまま値を消していき、前日終値を割り込んで一段と下げ、取引終盤に1700セントを下回った。
Posted by 直 6/14/22 - 16:46
コーン:小幅安、小麦や大豆などの下落が重石
[場況]
CBOTコーン7月限終値:768-1/4↓1-0
シカゴコーンは小幅安。小麦や大豆などの下落が重石となった。夜間取引で売りが先行し、7月限は下落。いったん下げ止まり、そのまま買いも入った。通常取引開始後に前日終値を超えるとすぐに売りが台頭して弱含んだものの、日中は760セントを割り込んでから再び下げ幅を縮小した。
Posted by 直 6/14/22 - 16:41
小麦:下落、ドル高や米冬小麦の収穫進捗が売り圧力強める
[場況]
CBOT小麦7月限終値:1050-1/4↓20-3/4
シカゴ小麦は下落。ドル高や米冬小麦の収穫進捗が売り圧力を強めた。夜間取引から売りの展開となり、7月限の下落が進んだ。朝方にかけて下げ止まる場面があったが、通常取引で改めて売りに弾みが付いて弱含み。一時、1040セント台後半に下落し、その後ペースが鈍っても軟調な値動きが続いた。
Posted by 直 6/14/22 - 16:39
API在庫:原油は73.6万バレルの積み増し、ガソリンは取り崩し
[エネルギー]
API石油在庫統計
出所:全米石油協会(API)、NY16:30発表、単位1,000バレル
6月10日現在 | 前週比 | 市場予想 | |
原油在庫 | ↑ 736 | ↓ 1364 | |
>オクラホマ州クッシング | ↓ 1067 | - | |
ガソリン在庫 | ↓ 2159 | ↑ 109 | |
留出油在庫 | ↑ 234 | ↑ 755 |
Posted by 松 6/14/22 - 16:34
インド各地でモンスーン降雨は平均以下、来週にペース加速見通し
[天候]
インドがモンスーン入りして、これまでのところ各地で平均以下の降水量にとどまっていると報じられた。気象局(IMD)によると、6月1-11日の累計降水量は23ミリメートルになり、長期平均(LPA)の40.1ミリメートルを42.6%下回った。最も少雨が北西部の1.9ミリメートル、LPA比にして88.8%ダウンになる。中部は6.6ミリメートル、南半島が30.9ミリメートルで、それぞれLPAを78.4%、37.7%下回った。東部および北東部は88.4ミリメートルで、LPAから5.3%減少で、最も開きが小さい。ただ、IMDは来週にペースが速まり、雨期(カリフ)農作物作付が進むととの見方を示した。
インドで灌漑農地は約半分しかなく、大豆やコーン、砂糖きびなどの作付や生育にモンスーンの降雨がかぎとなる。IMDは2022年のモンスーン降水量がLPAの87センチメートルの103%と、通常の降水量とされるLPAの96-104%に収まると見通す。
Posted by 直 6/14/22 - 15:27
天然ガス:大幅続落、LNG施設の閉鎖長期化嫌気し売りが殺到
[場況]
NYMEX天然ガス7月限終値:7.189↓1.420
NY天然ガスは大幅続落。火災によって稼働を停止しているテキサス州のLNG施設の再開が、当初の予想以上に遅れるとの見通しが示されたことを受け、輸出需要が低迷するとの懸念からポジション整理の売りが加速した。7月限は夜間取引では買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりでの推移が続いた。朝方には一段と騰勢を強め、8.80ドル台後半まで値を伸ばす場面も見られたが、通常取引開始後にLNG施設の回復状況が伝わると売り一色の展開。7ドルの節目に迫るまで15%以上一気に値を崩した。その後は売りも一服、昼には7.40ドル台まで値を回復したものの、最後は改めて上値が重くなった。
Posted by 松 6/14/22 - 15:06
石油製品:ガソリンが続落となる一方、暖房油は大幅反発
[場況]
RBOBガソリン7月限:3.9938↓0.0415
暖房油7月限:4.3940↑0.1106
NY石油製品はガソリンが続落となる一方、暖房油は大幅反発。相場は夜間取引では買いが先行、しっかりと値を切り上げての推移となった。朝方には原油の上昇につれて一段と値を切り上げる展開、その後は流れが一転、ガソリンは大きく売りに押し戻される格好となり中盤にかけてマイナス転落したものの、暖房油は最後までプラス圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 6/14/22 - 15:00
原油:反落、リビアの生産減少にも関わらず投機的な売り膨らむ
[場況]
NYMEX原油7月限終値:118.93↓2.00
NY原油は反落。米長期金利の上昇やドル高の進行を嫌気する形でポジション整理の売りが膨らんだ。7月限は夜間取引では買いが先行、121ドル台後半までレンジを切り上げてのもみ合いが続いた。朝方からはOPECの月報でリビアの5月生産が大幅に減少したことなどを手掛かりに改めて買い意欲が強まり、123ドル台半ばまで上げ幅を拡大。通常取引開始後もしばらくは高値圏を維持しての推移が続いたが、中盤以降は一転して売り一色の展開と、最後は118ドル台後半まで一気に値を切り下げた。
Posted by 松 6/14/22 - 14:43
金:続落、FOMC声明発表控え米長期金利上昇が改めて重石
[場況]
COMEX金8月限終値:1,813.5↓18.3
NY金は続落。FOMCの声明発表を翌日に控え、大幅利上げ観測や米長期金利の上昇が改めて重石となる中で投機的な売りが膨らんだ。8月限は夜間の取引開始時早々に1,810ドルを割り込むまでに値を崩したものの、その後は買い戻しが優勢となりロンドン時間の朝方には1,830ドルまで値を回復。その後は再び売り圧力が強まり、通常取引開始後には1,810ドル台前半まで値を切り下げた。昼前には売りも一服となったものの、押し目で積極的に買いを入れる向きもなく、最後まで上値の重い展開が続いた。
Posted by 松 6/14/22 - 13:49
コーヒー:反発、前日の急落で買われ過ぎ感後退し買い集まる
[場況]
ICE-USコーヒー9月限終値:226.90↑3.45
NYコーヒーは反発。前日の急落で短期的な買われ過ぎ感が後退する中、投機的な買いがしっかりと相場を押し上げる展開となった。9月限は夜間の時間帯から買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりでの推移となった。NYに入ると一段と買い意欲が強まり、229セントまで上げ幅を拡大。その後は一転して売りに押し戻される格好となり、中盤にはマイナス転落したものの、押し目では買い意欲も強く、しっかりと下げ止まり。昼にかけては改めて騰勢を強める格好となり、227セント台まで値を回復した。
Posted by 松 6/14/22 - 13:29
砂糖:小幅続落、日中を通じて売り優勢も最後に下げ幅縮小
[場況]
ICE-US砂糖7月限終値:18.70↓0.01
NY砂糖は小幅続落。日中を通じてこれまでの流れを継いだ投機的な売りが相場を主導する軟調な展開が続いたが、最後にポジション整理の買い戻しが入り下げ幅を縮小した。7月限は夜間の時間帯から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりを中心としたもみ合いが続いた。NYに入ると一段と売り圧力が強まり、中盤には18.50セント台まで下げ幅を拡大。その後は売りも一服となり、引けにかけてジリジリと値を回復する展開。引け間際にまとまった買いが入ると、18.80セント台まで一気に値を回復したが、終値ベースではマイナス圏での終了となった。
Posted by 松 6/14/22 - 13:16
ユーロシステムの金準備高は前週から横ばい
[メタル]
ECBが14日に発表したデータによると、欧州圏中銀(ユーロシステム)の金準備高(受取勘定含む)は6月.10日現在6,043億3,200万ユーロと、前週から横ばいとなった。
Posted by 松 6/14/22 - 11:19
ウクライナの世界市場への小麦供給、長期間落ち込む見通し・農相
[穀物・大豆]
ウクライナの農相はロイターとのインタビューで、ロシアとの戦闘の影響から同国の世界市場への小麦供給が長期間落ち込む見通しを示した。港の閉鎖に加え、生産地に地雷が仕掛けられていることや貯蔵庫の不足を指摘。旧穀の出荷ができず、新穀の収穫も厳しい状況にあるとし、また来年度の作付に懸念を示した。ウクライナ農家の間ではすでに栽培や販売がしやすいことを理由にコーンからひまわりの生産に乗り換えが進んでおり、小麦からのシフトも起きるかもしれないという。
Posted by 直 6/14/22 - 11:14
豪州農家の50%、ウクライナ情勢はビジネスに悪影響・銀行調査
[穀物・大豆]
ラボバンク・オーストラリアがオーストラリア農家を対象に行った四半期ごとの調査結果によると、50%が、現行のウクライナ情勢はビジネスに悪影響を及ぼしていると答えた。ビジネスにプラスとみなしているのは25%。向こう12ヶ月間の収入見通しは安定しているものの、前期からややダウンという。また、12か月以内にビジネス情勢が改善すると見通すのは28%、前期の31%から下がった。一方、悪化を見越す向きは14%から16%にアップ。
最も景況感が高いのは綿花と穀物、乳製品の生産者で、価格上昇と天候に恵まれていることが背景にある。一方、景況感がやや後退したのが家畜業者。ただ、価格上昇は下支えになっていることも指摘した。同銀の最高経営責任者は、インプットコストの増加が利ザヤを脅かしているとの見方を示した。
Posted by 直 6/14/22 - 10:49
フィリピン、コーンなどの輸入関税引き下げの大統領令を発令
[穀物・大豆]
フィリピンのドゥテルテ大統領は、価格上昇抑制に向けてコーンなどの輸入関税を引き下げる大統領令を発令した。経済開発部による推奨の一つと伝わっている。大統領令では、コーン割当枠内の関税を5%、枠外を15%に引き下げた。このほか、豚肉とコメの関税引き下げを継続。このほか、発電用炭の輸入関税を一時撤廃する。
Posted by 直 6/14/22 - 10:30
米チェーンストア売上高、6月11日時点で前年から11.4%上昇
[経済指標]
米小売調査レッドブック・リサーチが14日に発表した週次レポートによると、国内チェーンストア売上高は6月11日時点で前年同期から11.4%上昇した。3週間ぶりに低い伸びとなった。
Posted by 直 6/14/22 - 09:55
メキシコ向けで14.8万トンのコーン輸出成約報告・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は14日、民間業者からメキシコ向けで14万8000トンのコーン輸出成約報告を受けたことを発表した。10万3000トンが2021/22年度産、4万5000トンが2022/23年度産という。USDAは輸出業者に対し、10万トン以上の成約について翌日までの報告を義務付けている。
Posted by 直 6/14/22 - 09:12
OPEC、世界石油需要見通し前月から据え置き、5月OPEC生産減少
[エネルギー]
OPEC月報
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位100万バレル
2022年 | 修正 | 前年比 | 22年3Q | 22年2Q | 2021年 | 修正 | 2020年 | |
世界需要合計 | 100.29 | →0.00 | ↑3.48% | 100.85 | 98.19 | 96.92 | →0.00 | 91.19 |
非OPEC石油生産合計 | 65.74 | ↓ 0.23 | ↑3.36% | 65.79 | 64.80 | 63.60 | ↑ 0.04 | 62.99 |
Posted by 松 6/14/22 - 08:43
5月生産者物価指数(PPI)は前月から0.76%上昇、ほぼ予想通り
[経済指標]
生産者物価指数(PPI)
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、1982年=100
前月比 | 22年5月 | 22年4月 | 市場予想 | |
最終需要 | ↑0.76% | ↑0.38% | ↑0.8% | |
コア(エネルギー・食品除く) | ↑0.47% | ↑0.21% | ↑0.6% |
Posted by 松 6/14/22 - 08:39
5月のウクライナ穀物輸出、前年64%下回る・地元調査会社
[穀物・大豆]
ウクライナ調査会社APKインフォームによると、ウクライナの5月の穀物輸出は前年同月を64%下回った。コーンが52%減少し、小麦は95%落ち込んだという。輸出は主にポーランド経由で行われたという。ロシアによる侵攻の影響からウクライナの港が閉鎖したままであることを考慮し、APKはウクライナの201/22年度(7‐6月)小麦輸出が前年比13%増の1880万トン、一方、コーンは4%減少して2300万トンになると見通す。
Posted by 直 6/14/22 - 08:28
インド、インドネシアなど5ヶ国向け小麦輸出検討へ
[穀物・大豆]
インドが、向こう数週間に少なくとも5ヶ国向けの小麦輸出を検討すると報じられた。政府関係者はS&Pグローバルに対し、5月の輸出規制の発表に続いてインドネシア、バングラデシュ、アラブ首長国連邦(UAE)、イエメン、オマーンから輸出認可の要請を受けたとコメント。政府は国内需給を査定中という。インドは5月に猛暑による生産への影響と国内価格の高騰を理由に小麦輸出の禁止を決めたが、それ以降約75万トンの輸出を承認した。インドの2022/23(4-3月)小麦生産は2月時点で1億1140万トンと過去最高が予想されていたが、その後記録的な猛暑に襲われ、1億640万トンに下方修正となった。最新予想は前年比にして3%近い減少になる。
Posted by 直 6/14/22 - 08:14
13日のOPECバスケット価格は120.66ドルと前週末から2.53ドル下落
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
6/13 (月) | 120.66 | ↓2.53 |
6/10 (金) | 123.19 | ↓0.02 |
6/9 (木) | 123.21 | ↑1.67 |
6/8 (水) | 121.54 | ↑1.38 |
6/7 (火) | 120.16 | ↑0.31 |
Posted by 松 6/14/22 - 05:56
6/14(火)の予定
[カレンダー]
経済指標
・5月生産者物価指数 (PPI) (08:30)
エネルギー
・石油輸出国機構(OPEC)月報
・API石油在庫統計 (16:30)
納会日
・カナダドル先物 6月限納会
Posted by 松 6/14/22 - 05:53
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