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デイリーマーケットレポート - CBOT大豆・大豆製品

2007年10月25日(木)
 

CBOT大豆11月限終値:994-3/4↑18-1/2
CBOT大豆ミール12月限:279.5↑5.5
CBOT大豆油12月限:40.92↑0.44

シカゴ大豆は反発。原油や金など他の商品市場の上昇を好感したファンドの買いが相場を主導、直近の高値を上抜け終値ベースでは9月27日以来の高値を付けた。需給面では特に買い材料は見当らなかったものの、寄付きから大きく買いが先行する展開。990の節目を抜けたあたりでやや伸び悩む場面が見られたものの、午後からは原油が上げ幅を拡大したのに連れ改めて買いが加速した。

ブラジルの生産地では引き続き雨模様の天候、朝方発表された輸出成約も予想範囲内ながらもやや弱めと、特に買い材料が出た訳ではなかったが、ファンドを中心とした買いが加速し一気に10ドルの節目に迫る展開となった。

背景にあるのは原油や金など商品市場全体の上昇しか考えられず、FEDによる追加利下げ観測やドル安の進行を受けて商品市場に資金が流入しているのを改めて示す格好となった。小麦やコーヒーなど明らかにファンダメンタルズで弱い材料が出ているものを除けば、どんな銘柄でもとりあえず買い上げられそうな勢いがある。

この流れがいつまで続くのかははっきり言って読めないが、このまま流れに乗るのが最善の方法であることは確かだろう。米国の生産減を受け目先の需給逼迫観測が強い大豆は、今の流れが反転する時が来た時も最後まで高値で踏み止まるはずだ。

今日の材料

・ 加オンタリオ州のコーン及び大豆、水不足から収穫不調
・ ブラジル、2007年の肥料販売が好調
・ ブラジルAbiove、08/09年度大豆圧搾と輸出の増加を予想
・ CCC、グアテマラ援助で大豆購入
・ 輸出成約高:コーンは予想を上回るも、小麦と大豆は低調
・ 2007年の中国夏作物、前年比1.3%増
・ 9月センサス大豆圧搾高は1億4,750万ブッシェル、市場予想通り
・ 中国の9月大豆輸入は前年比で5.5%増加、税関総局

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