2025年8月22日(金)
FX:しばらく不安定な動きも、米景気の減速につれてドル安進む
ドル/円:146.90、ユーロ/ドル:1.1715、ユーロ/円:172.11 (NY17:00)
為替はドル安が進行。パウエルFRB議長がジャクソンホールでの講演で9月の利下げを示唆したことを受け、米金利が低下するのにつれてドルに売りが膨らんだ。ドル/円は東京では買いが優勢、午後には一時148円台後半まで値を切り上げる場面も見られた。買い一巡後はロンドン朝にかけて148円台半ばまで値を切り下げたものの、この水準ではしっかりと買いが集まり、再び148円台後半まで値を回復。NYではしばらく上値の重い展開が続いた後、パウエル議長の講演を受けて売りが加速、146円台後半まで一気に値を崩した。午後にかけてはペースこそ鈍ったものの、軟調な流れが継続、146円台半ばまで下げ幅を拡大。遅くには買い戻しが集まり、147円近辺まで値を回復した。
ユーロ/ドルは東京では1.16ドル台前半でのもみ合い、昼にかけて売り圧力が強まると、1.15ドル台後半まで値を切り下げた。売り一巡後はジリジリと買い戻しが集まり、ロンドンに入ると1.16ドル台を回復。NYではパウエル議長の講演を受けて買いが加速、1.17ドル台前半まで一気に値を伸ばした。午後には1.17ドル台半ばまで上げ幅を拡大、その後はやや売りに押し戻されたものの、1.17ドル台前半の水準はしっかりと維持しての推移となった。ユーロ/円は東京からロンドンにかけて、172円台前半から半ばのレンジ内での方向感なく上下を繰り返す展開。NY朝にかけては一段と買い意欲が強まり、172円台後半まで値を切り上げた。その後は一転して売りに押し戻される格好となり、パウエル議長の講演が始まると171円台後半まで急反落。売り一巡後はジリジリと買い戻しが集まる展開、午後には172円台前半まで値を回復した。
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株式:買いの勢い続くも、景気減速やインフレ高止まりで流れは弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 44952.88 | 45757.84 | 44952.88 | 45631.74 | ↑846.24 | |
S&P 500種 | 6384.59 | 6478.89 | 6384.59 | 6466.91 | ↑96.74 | |
ナスダック 総合指数 | 21139.83 | 21545.43 | 21092.35 | 21496.53 | ↑396.22 | |
ラッセル2000種 | 2285.18 | 2366.60 | 2285.18 | 2361.95 | ↑87.85 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 44891 | 45841 | 44746 | 45715 | ↑861 | |
CME:S&P500 9月限 | 6392.00 | 6496.25 | 6364.00 | 6483.25 | ↑95.00 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 23225.25 | 23650.00 | 23076.75 | 23569.75 | ↑350.00 |
NY株式は大幅反発、ダウ工業平均は史上最高値を更新した。パウエル議長がジャクソンホールで行われた講演で、9月利下げの可能性を示唆したことを好感、投機的な買いが大きく相場を押し上げる格好となった。ダウ平均は寄り付きからしっかりと買いが先行、パウエル議長の講演が始まると一段と騰勢を強める格好となり、昼には900ポイントを超えるまでに上げ幅を拡大した。買い一巡後もしっかりと高値圏を維持しての推移、最後まで大きく売りに押し戻されることもないままに取引を終了した。
セクター別では、生活必需品が軟調な展開となった以外、ほぼ全てのセクターが上昇。中でも銀行株や運輸株、一般消費財は大きく値を切り上げた。半導体やエネルギー関連にも買いが集まった。ダウ銘柄では、キャタピラーが4.25%の上昇となったほか、ホーム・デポ(HD)やゴールドマン・サックス(GS)、アメリカン・エクスプレス(AXP)、アマゾン・ドットコム(AMZN)も3%を超える伸びを記録。一方でベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)は1.31%の下落、ウォルマート(WMT)の下げも1%を超えた。下落したのは30銘柄中、4銘柄のみだった。
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2025年8月21日(木)
FX:しばらく不安定な値動きも、米景気の減速につれてドル安進む
ドル/円:148.35、ユーロ/ドル:1.1605、ユーロ/円:172.18 (NY17:00)
為替はドル高が進行。ジャクソンホールにおけるパウエルFRB議長の講演を翌日に控え、FRBは依然としてタカ派寄りであり、追加利下げの可能性を強く示唆することはないとの懸念が浮上する中、米金利の上昇につれてドルにポジション調整の買い戻しが集まった。ドル/円は東京では147円台前半から半ばのレンジ内での推移、午後からは徐々に買い意欲が強まり、ロンドンでは147円台後半まで値を切り上げた。NYに入ると一旦は上値が重くなったものの、中盤にかけて改めて騰勢を強めると、148円台前半まで上げ幅を拡大。中盤以降は買いも一服となったものの、高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
ユーロ/ドルは東京では1.16ドル台半ばでの推移、午後には一旦売りに押され1.16ドル台前半まで値を切り下げたものの、ロンドンに入ると買い戻しが集まり、早々に値を回復。NY早朝からは徐々に売り圧力が強まり、中盤には1.16ドルの節目近辺まで値を崩した。午後にはやや値を持ち直す場面も見られたものの、遅くには再び1.16ドルの節目を試す展開となった。ユーロ/円は東京では171円台半ばから後半のレンジ内でのもみ合い、ロンドンに入ると買い意欲が強まり、172円台前半まで一気に値を切り上げた。NYに入ると改めて売りに押し戻される格好となり、171円台後半まで反落。中盤には再び買いが集まり、172円台前半まで値を回復してのもみ合いが続いた。
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株式:投機的な売り買いに振り回されながらも、流れは弱気に傾く
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 44808.21 | 44892.61 | 44579.03 | 44785.50 | ↓152.81 | |
S&P 500種 | 6380.83 | 6393.65 | 6352.71 | 6370.17 | ↓25.61 | |
ナスダック 総合指数 | 21112.52 | 21198.76 | 21013.53 | 21100.31 | ↓72.55 | |
ラッセル2000種 | 2258.94 | 2277.01 | 2254.55 | 2274.10 | ↑4.74 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 9月限 | 45003 | 45029 | 44642 | 44854 | ↓141 | |
CME:S&P500 9月限 | 6414.25 | 6419.00 | 6370.25 | 6388.25 | ↓25.00 | |
CME:NASDAQ100 9月限 | 23323.00 | 23369.25 | 23119.00 | 23219.75 | ↓104.25 |
NY株式は下落。ジャクソンホールにおけるパウエルFRB議長の講演を翌日に控え、ポジション調整の売りが相場を主導した。朝方発表されたフィラデルフィア連銀指数が弱気の内容となる中、景気減速やインフレ高止まりに対する懸念も改めて上値を重くした。ダウ平均は寄り付きから売りが先行、早々に300ポイント以上値を崩しての推移となった。売り一巡後には買い戻しが集まったものの、プラス転換することなく息切れ。昼からは改めて売り圧力が強まり、午後には再び200ポイントを超えるまでに下げ幅を拡大した。その後は値動きも落ち着き、やや値を持ち直したあたりでのもみ合いが続いた。
セクター別では、金鉱株に買いが集まったほか、エネルギー関連や薬品株、素材も堅調に推移。一方で生活必需品や公益株、一般消費財には売りが先行、半導体や銀行株も軟調に推移した。ダウ銘柄では、メルク(MRK)が1.68%の上昇となったほか、シェブロン(CVX)やユナイテッド・ヘルス(UNH)も1%を超える伸びを記録。一方でウォルマート(WMT)は朝方発表された決算で利益が予想を下回ったことが嫌気される形で4.49%下落、IBM(IBM)やホーム・デポ(HD)も1%を超える下げとなった。
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