2025年5月16日(金)
FX:しばらく米株の上昇につれドル高も、米景気減速ならドル安
ドル/円:145.58、ユーロ/ドル:1.1164、ユーロ/円:162.51 (NY17:00)
為替はドル高が進行。米中の関税引き下げや貿易交渉の開始、中東諸国による新規対米投資などへの期待から米株が上昇、投資家のリスク志向が一段と強まる中でドルに投機的な買い戻しが集まった。ただNYの引け間際にはムーディーズが米国の信用格付けを引き下げたことで、ドルには売りが膨らんだ。ドル/円は東京では売りが優勢、145円台前半まで値を切り下げてのもみ合いが続いた。ロンドンに入ると一転して買い意欲が強まり、145円台半ばまで値を回復。NYに入ると株価の上昇につれて騰勢を強める格好となり、146円台まで一気に上げ幅を拡大した。中盤以降は買いも一服となったものの、大きく売りに押し戻されることもなく、146円の節目近辺の水準はしっかりと維持しての推移が続いた。
ユーロ/ドルは東京では買いが優勢、1.12ドル台を回復してのもみ合いとなった。午後には一段と買い意欲が強まり、1.12ドル台前半まで上げ幅を拡大。ロンドンに入ると一転して売りが優勢となり、1.12ドルをやや割り込むまでにレンジを切り下げた。NYに入るとまとまった売りが断続的に出る格好となり、1.11ドル台前半まで急反落。昼には売りも一服、1.11ドル台半ばまでは値を回復したものの、その後は動意も薄くなった。ユーロ/円は東京では売りが優勢、162円台半ばから後半にかけてのレンジ内で、方向感なく上下を繰り返す展開となった。ロンドンに入ると徐々に買い意欲が強まり、163円台を回復。NYに入ってからはしばらく動きが鈍ったが、中盤以降は一転して売りが膨らむ展開となり、162円台半ばまで値を切り下げた。午後には値動きも一服、162円台後半でのもみ合いが続いた。
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株式:今後も投機的な買い呼び込みやすいが、中長期的には弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 42356.20 | 42663.68 | 42232.56 | 42654.74 | ↑331.99 | |
S&P 500種 | 5929.09 | 5958.62 | 5907.36 | 5958.38 | ↑41.45 | |
ナスダック 総合指数 | 19151.54 | 19213.42 | 19038.48 | 19211.10 | ↑98.78 | |
ラッセル2000種 | 2096.02 | 2114.95 | 2094.35 | 2113.25 | ↑18.56 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 6月限 | 42440 | 42763 | 42331 | 42736 | ↑351 | |
CME:S&P500 6月限 | 5935.00 | 5977.50 | 5923.00 | 5975.50 | ↑42.25 | |
CME:NASDAQ100 6月限 | 21396.00 | 21512.00 | 21320.25 | 21506.00 | ↑105.75 |
NY株式は上昇。米中の関税引き下げや貿易交渉開始、トランプ大統領の中東歴訪に伴う対米投資の新規案件に対する期待が高まる中、これまでの流れを継いだ投機的な買いがしっかりと相場を押し上げる展開となった。ダウ平均は寄り付きでは売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでの推移となったものの、早々に買いが集まりプラス圏を回復。しばらくは前日終値近辺でのもみ合いが続いたが、昼からは一段と騰勢を強める格好となり、午後遅くには300ポイントを超えるまでに上げ幅を拡大した。買い一巡後もポジション調整の売りに押し戻されることはなく、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
セクター別では、バイオテクノロジーが大きく値を切り上げたほか、薬品株や公益株、保険、生活必需品、工業株にも買いが集まった。一方で半導体やエネルギー関連、金鉱株は軟調に推移した。ダウ銘柄では、ユナイテッド・ヘルス(UNH)が6.40%の上昇となったほか、スリーエム(MM)やウォルマート(WMT)、メルク(MRK)にも買いが集まった。一方でシスコ・システムズ(CSCO)は1.02%の下落、ボーイング(BA)やシェブロン(CVX)、アップル(AAPL)も値を下げた。下落したのは30銘柄中、この4銘柄のみだった。
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2025年5月15日(木)
FX:米景気減速懸念が強まる中で、中長期的にドル安進む
ドル/円:145.65、ユーロ/ドル:1.1185、ユーロ/円:162.95 (NY17:00)
為替は対円を中心にドル安。米小売売上高や生産者物価指数が予想を下回ったことを受け、景気減速に対する懸念が改めて強まる中、米金利の低下につれてドルに売りが膨らんだ。ドル/円は東京から前月の流れを継いだ売りが先行、午後には145円台半ばまで値を切り下げる場面も見られた。ロンドンに入ると売りも一服、145円台後半まで値を戻してのもみ合いが継続、NYに入ると経済指標の発表を受けて改めて売り圧力が強まり、再び145円台半ばまで下げ幅を拡大した。昼からは値動きも落ち着き、145円台半ばから後半のレンジ内での推移が続いた。
ユーロ/ドルは東京から買いが優勢、1.12ドルの節目近辺まで値を切り上げての推移となった。午後にまとまった買いが入ると1.12ドル台前半まで上げ幅を拡大。その後は売りに押し戻され、ロンドンでは1.12ドルをやや上回ったあたりでのもみ合いが続いた。NYに入ると改めて売り圧力が強まり、昼には1.11ドル台後半まで下げ幅を拡大。午後遅くにはやや値を持ち直した。ユーロ/円は東京から売りが先行、163円台前半までジリジリと値を切り下げる展開となった。ロンドンに入ると売りも一服、163円台前半から半ばのレンジ内でのもみ合いが継続。NYに入ると改めて売り圧力が強まり、162円台後半まで一気に下げ幅を拡大した。午後には売りも一服となったものの、安値近辺で上値の重い展開が続いた。
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株式:まだしばらく買い呼び込むが、景気減速強まれば弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 41777.98 | 42351.42 | 41777.98 | 42322.75 | ↑271.69 | |
S&P 500種 | 5869.82 | 5924.21 | 5865.16 | 5916.93 | ↑24.35 | |
ナスダック 総合指数 | 19031.24 | 19207.22 | 18967.78 | 19112.32 | ↓34.49 | |
ラッセル2000種 | 2077.40 | 2094.97 | 2069.34 | 2094.69 | ↑10.89 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 6月限 | 42090 | 42437 | 41841 | 42385 | ↑268 | |
CME:S&P500 6月限 | 5904.00 | 5944.50 | 5867.00 | 5933.25 | ↑24.75 | |
CME:NASDAQ100 6月限 | 21379.75 | 21529.75 | 21192.00 | 21400.25 | ↑7.75 |
NY株式はダウ工業平均とS&P500種が上昇の一方、ナスダック総合指数は反落。朝方発表された小売売上高や生産者物価指数が弱気の内容となり、景気の減速や需要の落ち込みに対する懸念が改めて強まったものの、一方で貿易交渉の進展に対する期待などを背景としたこれまでの流れを継いだ投機的な買いがしっかりと相場を押し上げた。ダウ平均は寄り付きでは売りが優勢、200ポイント以上値を切り下げての推移が続いた。その後徐々に買い意欲が強まり、昼前にはプラス圏を回復。午後からは100ポイント台半ばまで上げ幅を拡大してのもみ合いとなった。遅くには一段と騰勢を強める格好となり、引け間際には上昇が300ポイントを超える場面が見られるなど、最後まで地合いは強いままだった。
セクター別では、薬品株や公益株に買いが集まったほか、保険や、生活必需品、金鉱株、 バイオテクノロジーもしっかりと上昇した。一方で一般消費財は下落、半導体やコミュニケーションも値を下げた。ダウ銘柄では、シスコ・システムズ(CSCO)が4.85%の上昇となったほか、アムジェン(AMGN)やコカ・コーラ(KO)、IBM(IBM)、トラベラーズ(TRV)も3%を超える伸びを記録。一方でユナイテッド・ヘルス(UNH)は10.93%の下落、アマゾン・ドットコム(AMZN)も2%を超える下げとなった。
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