2008年10月9日(木)
FX:当局の次の一手が見えるまで無理なトレードは控える
ドル/円:99.79、ユーロ/ドル:1.3585、ユーロ/円:135.57 (NY17:00)
為替はドル高が進行。投資家の間にリスク回避のキャッシュ志向が強まる中、前日の反動もあってドルが買い戻される展開となった。ユーロ/ドルは東京からロンドンにかけてユーロが買われ一時1.37ドル台後半まで上昇。しかしNYではドル高一色の展開、午後遅くには株安が急速に進行したこともドルの買い戻しを誘い1.36ドルを割り込むまでに値を下げた。
ドル/円は東京からロンドンにかけて大きくドル高が進行、NY朝には101円台半ばまで値を伸ばした。しかしその後は株が急速に下げ幅を拡大するのを嫌気、一気にドル売りが加速し再び100円の大台を割り込んだ。ユーロ/円はロンドンにかけてユーロが買われ一時139円台後半まで上昇。しかしその後は一転ユーロ売りが優勢、NY午後には136円を割り込むまでに値を戻した。
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債券:供給過剰懸念当面続く、株安一服なら短期債にも売り必至
| 長期金利先物 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
| CBOT:30年債先物 12月限 | 118-23/32 | 118-23/32 | 116-16/32 | 116-17/32 | ↓ 1-25/32 | |
| CBOT:10年債先物 12月限 | 114-10/32 | 114-15/32 | 113-17/32 | 113-17/32 | ↓ 1-13/32 | |
| CBOT:5年債先物 12月限 | 113 | 113 | 112-17/32 | 112-17/32 | ↓ 26/32 | |
| 債券利回り | - 終値 - | - 前日比 - | ||||
| 30年債 | 4.10 | ↑ 0.05 | ||||
| 10年債 | 3.78 | ↑ 0.15 | ||||
| 5年債 | 2.67 | ↑ 0.04 | ||||
| 2年債 | 1.53 | ↓ 0.02 |
債券はまちまち。金融や景気を巡る足元の不透明感や株式相場一段安を背景に短期債は買われ、一方、供給過剰懸念から中長期債には売りが広がった。米財務省は前日と本日に緊急国債入札を実施したのが需給のだぶつきシナリオにつながり、重しとなっている。また、利下げやコマーシャルペーパー購入計画などを背景に金融市場の混乱が落ち着くことを先取りした売りも根強い。ただ、株価が再び弱含んだのが2年債などを中心に下支えとなった。
朝方は償還を期限にかかわらず売りが先行していた。予想以上のIBM決算、政府は金融機関に公的資金注入を検討との観測が流れたことなども売り圧力を強めていた。しかし、午後にダウ平均などが弱含むのを背景に短期債は回復。長期債は売りの流れが続き、指標の10年債利回りは前日に続いて再び3.8%を超える場面があった。引けにかけてやや伸び悩んだが、長短金利差の目安である2年債との利回り格差拡大に変わりない。2.25ポイントと2004年5月以来の大きなギャップを記録した。
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株式:改めて商い上向き、相場反発はそう遠くないか
| 主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
| ダウ工業平均 | 9261.69 | 9448.14 | 8579.19 | 8579.19 | ↓ 678.91 | |
| S&P 500種 | 988.42 | 1005.25 | 909.19 | 909.92 | ↓ 75.02 | |
| ナスダック 総合指数 | 1766.25 | 1787.41 | 1634.88 | 1645.12 | ↓ 95.21 | |
| 株価指数先物 | ||||||
| CBOT:ダウ平均 12月限 | 9395.00 | 9463.00 | 8550.00 | 8598.00 | ↓ 603.00 | |
| CME:S&P500 12月限 | 999.50 | 1009.50 | 906.00 | 912.50 | ↓ 68.50 | |
| CME:NASDAQ100 12月限 | 1352.00 | 1372.00 | 1263.00 | 1272.00 | ↓ 48.00 |
NY株は大幅続落。改めて金融不安が取引を支配した。IBMの予想を上回る決算報告、米政府による金融機関への公的資金注入観測などによる効果も限定的だ。特に、引けにかけてダウ平均が9000ドルを割り込むと売りのピッチが加速した。
自立反発を狙った買いも手伝って相場は反発で始まり、ダウ平均が100ドル以上上げる場面もあったほどである。上値での売り圧力が根強いために間もなくしてマイナス転落。それでも、昼にいったん持ち直し、長続きしなくてもしばらくは限定的な下落だった。しかし、取引終盤に差し掛かってレンジ切り下げが始まった。ダウ平均の節目下抜けともに下げ幅も一気に広がり、最終的に7日続落だ。
ダウ平均の9000ドル割れは2003年6月末以来だが、終値は2003年5月21日以降みることのなかった低水準。S&P500が2003年4月25日以来の安値を更新し、NASDAQ指数終値は2003年8月8日にさかのぼる低水準だった。
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2008年10月8日(水)
FX:状況次第では一時的に1ドル80円台も視野に入れるべき
ドル/円:98.96、ユーロ/ドル:1.3659、ユーロ/円:135.16 (NY17:00)
為替は円全面高。世界的な株価急落に歯止めが掛からず、欧米の中銀が緊急協調利下げに踏み切らざるを得なくなった事態を受けたリスク回避の動きと、日銀が利下げを見送ったことによる日本との金利差縮小の両面で大きく円買いが膨らんだ。ドル/円は東京午後からロンドンにかけて株安の進行に連れるようにドル売りが加速、1ドル100円の節目をあっさりと割り込み一気に98円台後半まで円高が進んだ。NYでは朝方協調利下げの発表によってポジション整理のドル買いが膨らんだものの、100円を超える水準ではドル売り圧力が強く伸び悩み。午後遅くには結局NY株が大きく値を下げて終了したことを嫌気、再び98円台まで値を下げた。
ユーロ/ドルは東京からロンドンにかけて大きな値幅での上下を繰り返しながらも1.36ドル台前半まで上昇。NY早朝の利下げ発表後はポジション整理のユーロ買いが膨らみ1.37ドル台まで上げ幅を拡大した。しかし午後遅くには株安の進行に連れるようにユーロが売られ、1.36ドル台前半まで値を戻している。ユーロ/円は株安の進行を受け東京では138円台前後で推移していたのがロンドンで134円台前半まで下落。その後利下げ発表を受け138円台まで急反発するなど値動きの非常に荒い展開。NYでは方向感なく上下を繰り返す展開が続いたが、午後遅くには株安の進行を嫌気し再び134円台を試すまでにユーロが売られた。
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債券:長期シナリオ変化見越して長短金利差の拡大進む
| 長期金利先物 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
| CBOT:30年債先物 12月限 | 120-7/32 | 121-5/32 | 117-16/32 | 118-9/32 | ↓ 2-15/32 | |
| CBOT:10年債先物 12月限 | 117-4/32 | 117-28/32 | 114-11/32 | 114-30/32 | ↓ 2-7/32 | |
| CBOT:5年債先物 12月限 | 114-6/32 | 114-11/32 | 112-24/32 | 113-11/32 | ↓ 30/32 | |
| 債券利回り | - 終値 - | - 前日比 - | ||||
| 30年債 | 4.05 | ↑ 0.02 | ||||
| 10年債 | 3.64 | ↑ 0.14 | ||||
| 5年債 | 2.63 | ↑ 0.18 | ||||
| 2年債 | 1.55 | ↑ 0.10 |
債券は続落。欧米の協調利下げよりも、米財務省の国債入札計画の発表が注目を集め、売りの展開に至った。取引の早い段階では前日の買いの流れが緊急利下げを背景にさらに速まったほどである。ただ、前日にはコマーシャルペーパーの購入制度設立を決め、本日の利下げで金融や景気などを巡る不透明感が徐々に薄れることを見越してじわりと売りが膨らんだ。さらに、財務省の入札実施決定が供給過剰懸念を強めて売りに弾みがついた。
入札は2005年2月と今年2月に発行した10年債のリオープンとなることから、特に中長期債相場が弱気の展開である。長期金利の指標10年債利回りは3.4%台に下がる場面もあったのが、早々に上昇にシフト。利回り曲線に着目した動きも手伝って、昼過ぎには3.8%を上抜けている。ただ、株式相場の不安定な動きなどが下支えし引けにかけてやや伸び悩んだ。
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株式:活発な商い続けば相場の底打ち近付くチャンスあり
| 主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
| ダウ工業平均 | 9437.23 | 9628.07 | 9194.78 | 9258.10 | ↓ 189.01 | |
| S&P 500種 | 988.91 | 1021.06 | 970.97 | 984.94 | ↓ 11.29 | |
| ナスダック 総合指数 | 1710.96 | 1806.89 | 1706.86 | 1740.33 | ↓ 14.55 | |
| 株価指数先物 | ||||||
| CBOT:ダウ平均 12月限 | 9310.00 | 9660.00 | 9180.00 | 9201.00 | ↓ 337.00 | |
| CME:S&P500 12月限 | 976.00 | 1027.00 | 972.00 | 981.00 | ↓ 24.80 | |
| CME:NASDAQ100 12月限 | 1305.00 | 1395.00 | 1302.00 | 1320.00 | ↓ 16.50 |
NY株は続落。欧米の協調利下げ実施でも金融システムや景気に対する不安はなお強く、相場の足かせとなった。利下げを支援材料に取引開始時には買い戻しが集まったものの、長続きせず。結局はその後引けまで売り買いにもまれる展開だ。
相場はマイナス圏でのスタートからすぐに反発しながら、午前の取引中に再び下げた。午後に立ち直り、小高く推移。しかし、最後約30分を残すあたりでダウ平均が前日終値を下回った。S&P500やNASDAQ指数も終了直前でマイナス転落。これで相場は6日続落である。ダウ平均が2003年8月11日以来、S&P500が2003年8月13日以来の安値を更新し、NASDAQ指数終値は2003年8月18日にさかのぼる低水準だった。
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