2024年11月8日(金)
FX:米財政赤字拡大や金利上昇懸念から、ドル高の流れ継続
ドル/円:152.62、ユーロ/ドル:1.0718、ユーロ/円:163.59 (NY17:00)
為替はユーロ安が進行、米大統領選で勝利したトランプ新政権の経済政策に対する期待などから米株がしっかりと上昇する中、欧州圏の景気見通しの弱さやECBの利下げ継続観測が改めてユーロの重石となった。ドル/円は東京では買いが先行、153円台前半まで値を切り上げたものの、その後は徐々に売りに押し戻される格好となり、午後には152円台半ばまで値を切り下げた。ロンドンに入っても売りの流れは止まらず、152円台前半まで下げ幅を拡大。NYに入ると売りも一服、152円台半ばから後半のレンジまで値を回復してのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京から売りが先行、1.07ドル台後半までレンジを切り下げての推移となった。ロンドンに入っても新たな動きは見られなかったが、NY朝からは改めて売りが加速、昼には1.07ドルをやや割り込むまで一気に値を崩した。その後は売りも一服、1.07ドル台をやや回復したあたりでのもみ合いが続いた。ユーロ/円は東京では売りが先行、164円台半ばから後半のレンジまで値を切り下げての推移が続いた。ロンドンに入ると改めて売り圧力が強まり、164円割れを試すまでに下げ幅を拡大。NY早朝には一旦売りも一服となったが、中盤にかけて改めて下げ足を速めると、163円台前半まで値を崩した。昼には売りも一服、163円台半ばまで値を回復してのもみ合いが続いた。
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株式:当面上昇続くも、中長期的にはインフレ再燃や金利上昇で弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 43768.53 | 44157.29 | 43733.86 | 43988.99 | ↑259.65 | |
S&P 500種 | 5976.76 | 6012.45 | 5976.76 | 5995.54 | ↑22.44 | |
ナスダック 総合指数 | 19255.14 | 19318.56 | 19224.43 | 19286.78 | ↑17.32 | |
ラッセル2000種 | 2384.08 | 2401.91 | 2376.42 | 2399.64 | ↑16.95 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 12月限 | 43941 | 44300 | 43854 | 44141 | ↑231 | |
CME:S&P500 12月限 | 6007.75 | 6040.50 | 5990.25 | 6025.25 | ↑21.50 | |
CME:NASDAQ100 12月限 | 21224.25 | 21265.00 | 21121.75 | 21231.25 | ↑6.50 |
NY株式は上昇、主要3指数揃って史上最高値を更新した。米大統領選でトランプ前大統領が勝利、議会選でも上院を制した共和党が下院でも優勢と伝わる中、大幅な企業減税や規制緩和などの政策に期待した買いがしっかりと相場を押し上げた。ダウ平均は寄り付きから買いが先行、中盤には300ポイントを超えるまでに値を切り上げての推移となった。昼前には買いも一服、やや伸び悩む展開が続いたが 、午後に入ると徐々に騰勢を強める格好となり、400ポイントを超えるまでに上げを拡大。引けにかけてはポジション調整の売りが優勢となり、高値から値を切り下げて取引を終了した。
セクター別では、公益株がしっかりと上昇したほか、一般消費財や成果鵜必需品、保険、工業株にも買いが集まった。一方で金鉱株は下落、半導体やコミュニケーション、素材、情報も売りが優勢となった。ダウ銘柄では、セールスフォースが3.59%の上昇となったほか、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)も2%台後半の伸びを記録。トラベラーズ(TRV)やメルク(MRK)、ユナイテッド・ヘルス(UNH)にも買いが集まった。一方でキャタピラー(CAT)は3.64%の下落、あまり(AMZN)や本日からインテルに代わって構成銘柄に組み入れられたエヌディビア(NVDA)、ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)にも売りが膨らんだ。
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2024年11月7日(木)
FX:インフレ高止まり懸念強まる中、ドル高の流れが継続
ドル/円:152.92、ユーロ/ドル:1.0804、ユーロ/円:165.19 (NY17:00)
為替はドル安が進行、米大統領選におけるトランプ勝利を受けた前日の急伸の反動もあり、米長期金利が低下に転じるのにつれてポジション調整のドル売りが膨らんだ。ドル/円は東京では154円台半ばを中心としたレンジ内での推移、午後からは徐々に売り圧力が強まり、153円台後半まで値を切り下げた。ロンドンに入ると売りも一服、154円の節目近辺まで戻してのもみ合いが継続。NYの早朝からは改めて売りが加速、中盤には153円をやや割り込むまで下げ幅を拡大した。その後はFOMCを控えて様子見気分が強い展開。声明発表後も、予想通り25bpの追加利下げが決定されたこともあり、特に大きな動きは見られず。しばらく上下に振れた後は153円をやや割り込んだあたりでのもみ合いとなった。
ユーロ/ドルは東京では1.07ドル台前半でのもみ合い、昼にかけて徐々に買い意欲が強まり、午後には1.07ドル台半ばまで値を切り上げた。ロンドンに入ると1.070ドル台後半まで上げ幅を拡大。その後は買いも一服となったが、NY朝には改めて騰勢を強める格好となり、1.08ドル台前半まで値を切り上げた。中盤には値動きも落ち着き、1.08ドルをやや下回ったあたりでの推移が継続、FOMCの声明発表後も新たな動きは見られず、1.08ドルの節目近辺で動意も薄くなった。ユーロ/円は東京から売りが優勢、165円台半ばから後半のレンジ内での上下が続いた、ロンドンでは新たな動きも見られず、NYに入ると徐々に売り圧力が強まり、165円台前半まで下げ幅を拡大。午後からは一段と上値が重くなり、FOMCの声明発表後には165円の節目まで値を下げる場面も見られた。
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株式:まだしばらく投機的な買いの勢い続くも、中長期的には弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 43718.92 | 43823.10 | 43641.92 | 43729.34 | ↓0.59 | |
S&P 500種 | 5947.21 | 5983.84 | 5947.21 | 5973.10 | ↑44.06 | |
ナスダック 総合指数 | 19084.43 | 19301.70 | 19084.43 | 19269.46 | ↑285.99 | |
ラッセル2000種 | 2391.26 | 2402.36 | 2378.17 | 2382.69 | ↓10.23 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 12月限 | 43958 | 44020 | 43806 | 43910 | ↑9 | |
CME:S&P500 12月限 | 5963.50 | 6013.00 | 5951.00 | 6003.75 | ↑45.50 | |
CME:NASDAQ100 12月限 | 20923.50 | 21253.00 | 20861.50 | 21224.75 | ↑330.75 |
NY株式はダウ工業平均が僅かに反落となる一方、S&P500種とナスダック総合指数は続伸、再び史上最高値を更新した。ダウ平均は小高く寄り付いたものの、すぐに売りに押されマイナス転落。その後再びプラス圏を回復しての推移となるなど、方向感の定まらない展開。中盤にかけては再びマイナス転落、昼過ぎにはプラス転換と、方向性が見えてくることはなかった。その後はFOMCの声明発表を控えて動意が薄くなり、前日終値近辺でのもみ合いが継続。FOMC後は大方の予想通り25bpの追加利下げが打ち出されたこともあって大きな反応は見られず、遅くに買いが集まり日中高値を更新する場面も見られたが、上げ幅が100ポイントを超えることもなく息切れ。引け間際にややまとまった売りが出ると、0.59ポイントという小幅ながらもマイナスに転じて取引を終了した。
セクター別では、半導体やコンピューター関連、金鉱株、コミュニケーションなどが大きく上昇したほか、薬品株やバイオテクノロジーも堅調に推移。一方で銀行株は大幅に下落、運輸株や保険にも売りが膨らんだ。ダウ銘柄では、インテル(INTC)が4.71%の上昇となったほか、ホーム・デポ(HD)やボーイング(BA)、アップル(AAPL)も2%を超える上昇を記録。一方でJPモルガン・チェース(JPM)は前日の急伸の反動もあって4.32%の下落、アメリカン・エクスプレス(AXP)やゴールドマン・サックス(GS)、キャタピラー(CAT)の下げも2%を超えた。
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