2021年4月13日(火)
FX:米長期金利が再び上昇に転じる中、流れもドル高に傾く
ドル/円:109.06、ユーロ/ドル:1.1947、ユーロ/円:130.30 (NY17:00)
為替はドル安が進行、3月の米消費者物価指数が予想を上回る大きな伸びとなったにも関わらず、材料出尽くし感も手伝ってドルを売る動きが強まった。ドル/円は東京では買いが先行、109円台後半まで値を伸ばしての推移となった。ロンドンに入ると一転して売り圧力が強まり、109円台前半まで反落。NYに入っても軟調な流れが継続、午後遅くには109円の節目割れを意識する水準まで下げ幅を拡大した。
ユーロ/ドルは東京から売りが優勢、1.19ドルをやや割り込んだあたりまで値を切り下げた。ロンドンに入ると買いが集まり一旦は1.19ドル台を回復したものの、その後改めて売りに押されるなど、不安定な値動き。NYに入ると消費者物価指数の発表を受けて買いが加速、1.19ドル台半ばまで一気に値を回復した。中盤以降も買いの勢いは継続、ペースこそ鈍ったもののしっかりと上昇基調を維持しての推移となった。ユーロ/円は東京から買いが優勢、130円台半ばまで値を切り上げての推移となった。ロンドンでは売りに押し戻される格好となり、130円割れを試すまで反落。NY朝には129円台後半まで下げ幅を拡大する場面も見られたが、その後は一転して買い意欲が強まり130円台半ばまで一気に値を回復。中盤以降は130円台前半の水準で動意も薄くなった。
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債券:上昇、30年債入札結果受けて買いに弾み付く
長期金利先物 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
CBOT:30年債先物 6月限 | 156-15/32 | 157-10/32 | 155-25/32 | 157-5/32 | ↑ 28/32 | |
CBOT:10年債先物 6月限 | 131-23/32 | 132-4/32 | 131-12/32 | 132-3/32 | ↑ 15/32 | |
CBOT:5年債先物 6月限 | 123-21/32 | 123-29/32 | 123-16/32 | 123-28/32 | ↑ 9/32 | |
債券利回り | ||||||
30年債 | 2.336 | 2.365 | 2.295 | 2.299 | ↓0.036 | |
10年債 | 1.676 | 1.701 | 1.615 | 1.618 | ↓0.051 | |
5年債 | 0.884 | 0.911 | 0.831 | 0.835 | ↓0.048 | |
2年債 | 0.171 | 0.177 | 0.149 | 0.161 | ↓0.012 |
債券は上昇。30年債入札結果が好調と受け止められ、買いに弾みが付いた。また、米食品医薬品局(FDA)によるジョンソン・エンド・ジョンソン社製新型コロナウィルスワクチンの接種中止勧告を背景に景気回復が進むとの見方が後退したのもプラスに作用した。夜間取引では売りに押され、10年債利回りは上昇したが、1.70%まで上がって一服となった。通常取引ではピッチの速い買いによって低下した。午後には入札結果の発表に続いて一段と下がった。
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株式:しばらく買いの勢い続くも、金利上昇やインフレが改めて重石
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 33721.16 | 33741.64 | 33545.84 | 33677.27 | ↓68.13 | |
S&P 500種 | 4130.10 | 4148.00 | 4124.43 | 4141.59 | ↑13.60 | |
ナスダック 総合指数 | 13902.45 | 14011.51 | 13902.45 | 13996.10 | ↑146.10 | |
ラッセル2000種 | 2233.99 | 2237.38 | 2208.20 | 2228.92 | ↓4.86 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 6月限 | 33647 | 33712 | 33431 | 33570 | ↓61 | |
CME:S&P500 6月限 | 4122.75 | 4139.75 | 4101.25 | 4132.75 | ↑12.50 | |
CME:NASDAQ100 6月限 | 13825.00 | 13994.00 | 13772.75 | 13975.75 | ↑167.00 |
NY株式はダウ工業平均が続落となる一方、S&P500種とナスダック総合指数は反発、S&P500種は史上最高値を更新した。朝方発表された消費者物価指数が予想を上回る伸びとなったにも関わらず、米長期金利が低下に転じたことがハイテク株を中心に買いを呼び込んだ一方、CDCがジョンソン・エンド・ジョンソン社のCOVID-19ワクチンの使用を、血栓が生じる可能性を理由に一時停止したことが弱気に作用した。ダウ平均は寄り付きから大きく売りが先行、200ポイントに迫るまで一気に値を崩した。その後は売りも一服となったものの、安値近辺で上値の重い展開が継続。午後からは一転して買い意欲が強まり、前日終値近辺まで値を戻したものの、プラス転換することなく息切れ。引けにかけては再び売りが優勢となった。
セクター別では、金鉱株が大きく値を伸ばしたほか、コンピューター関連や公益株、一般消費財、バイオテクノロジーも上昇。一方で銀行株は下落、運輸株や保険、生活必需品、工業株も値を下げた。ダウ銘柄では、アップル(AAPL)が2.43%の上昇となったほか、ボーイング(BA)やセールスフォース・ドットコム(CRM)、マイクロソフト(MSFT)も1%を超える伸びを見せた。一方でIBM(IBM)は2.53%。ナイキ(NKE)は2.27%の下落、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)やプロクター・アンド・ギャンブル(PG)、ゴールドマン・サックス(GS)も下げが目立った。
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2021年4月12日(月)
FX:米景気回復期待や長期金利上昇支えに、流れは再びドル高
ドル/円:109.38、ユーロ/ドル:1.19100、ユーロ/円:130.24 (NY17:00)
為替はドルが小幅安の展開。明日の3月消費者物価指数の発表に注目が集まる中、先週金曜の反動もあってポジション調整のドル売りが全体を主導する展開となった。ドル/円は東京から売りが優勢、109円台半ばまでやや値を切り下げての推移となった。ロンドンに入ると改めて売り圧力が強まり、109円台前半まで下げ幅を拡大。NYに入ると売りも一服となり、109円台前半から半ばにかけてのレンジ内でのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京では売りが優勢、1.19ドルをやや割り込んだあたりでの推移となった。午後には1.18ドル台後半まで値を下げたものの、ロンドンに入ると一転して買い意欲が強まり、1.19ドル台前半まで一気に値を回復。NYに入ると値動きも落ち着き、同水準でのもみ合いが続いた。ユーロ/円は東京では売りが先行、130円台前半までレンジを下げてのもみ合いが続いた。午後からは一段と売り圧力が強まり、ロンドンに入ると130円を割り込むまで下げ幅を拡大。その後は一転して買いが優勢となり、NYでは130円台前半での推移となった。
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債券:横ばい、FRB議長のインタビューで買いの一方CPI控えて売り
長期金利先物 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
CBOT:30年債先物 6月限 | 156-18/32 | 156-31/32 | 156-5/32 | 156-9/32 | ↓ 7/32 | |
CBOT:10年債先物 6月限 | 131-24/32 | 131-29/32 | 131-17/32 | 131-20/32 | ↓ 4/32 | |
CBOT:5年債先物 6月限 | 123-23/32 | 123-26/32 | 123-19/32 | 123-20/32 | ↓ 4/32 | |
債券利回り | ||||||
30年債 | 2.333 | 2.354 | 2.309 | 2.339 | ↑0.004 | |
10年債 | 1.659 | 1.684 | 1.641 | 1.669 | ↑0.004 | |
5年債 | 0.864 | 0.897 | 0.852 | 0.885 | ↑0.021 | |
2年債 | 0.149 | 0.173 | 0.145 | 0.165 | ↑0.012 |
債券は横ばい。前日夜に放映されたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長のインタビューで低金利税策の長期化を見越した買いが入ったが、一方で明日に消費者物価指数の発表を控えて持ち高調整の売りも台頭し、方向感の定まらない展開となった。夜間取引でまず買いが進み、10年債利回りは1.6%台前半まで低下して一服。早朝に売りに押されて上昇に転じ、通常取引でも売りの流れを続けて1.6%台後半まで上がってブレーキがかかった。午後は3年債と10年債の入札結果を消化ながら売り買い交錯となった。
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株式:買いの勢い強いが、インフレ懸念高まるにつれ流れは弱気
主要株価指数 | - 始値 - | - 高値 - | - 安値 - | - 終値 - | - 前日比 - | |
ダウ工業平均 | 33775.06 | 33786.19 | 33665.54 | 33745.40 | ↓55.20 | |
S&P 500種 | 4124.71 | 4131.76 | 4114.82 | 4127.99 | ↓0.81 | |
ナスダック 総合指数 | 13854.44 | 13877.00 | 13783.95 | 13850.00 | ↓50.19 | |
ラッセル2000種 | 2244.33 | 2244.33 | 2222.21 | 2233.78 | ↓9.69 | |
株価指数先物 | ||||||
CBOT:ダウ平均 6月限 | 33660 | 33686 | 33550 | 33631 | ↓51 | |
CME:S&P500 6月限 | 4114.25 | 4124.50 | 4104.50 | 4120.25 | ↑0.75 | |
CME:NASDAQ100 6月限 | 13817.75 | 13832.25 | 13732.00 | 13808.75 | ↓20.75 |
NY株式は反落。インフレの高進に対する懸念がくすぶる中、翌日の消費者物価指数の発表を控えてポジション調整の売りが相場を主導した。ダウ平均は寄り付きから売りが先行、早々に100ポイント値を切り下げる展開となった。中盤には一旦値を回復する場面も見られたものの、早々に伸び悩み。昼からは改めて売り圧力が強まり日中安値を更新したが、それ以上大きく値を崩すには至らず。引けにかけては買い戻しが集まり、下げ幅を縮小して取引を終了した。
セクター別では、銀行株の上昇が目立ったほか、一般消費財や生活必需品も堅調に推移。一方で金鉱株は大きく下落、半導体やエネルギー関連、バイオテクノロジーも値を下げた。ダウ銘柄では、ダウ(DOW)が1.03%の上昇となったほか、ウォルグリーン(WBA)やナイキ(NKE)、ハネウェル・インターナショナル(HON)もしっかりと上昇。一方でインテル(INTC)は4.18%の下落、アップル(AAPL)やボーイング(BA)、シェブロン(CVX)、セールスフォース・ドットコム(CRM)、シスコ・システムズ(CSCO)も1%を超える下落となった。
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