前回のコラムでNBCのオリンピック中継のやり方について
さんざん文句言うたけど、今回はちょっと違うみたいやね。

これまでの経験から生中継は諦めるとこやったけど、
実は、水泳とか体操とかは生でやってた。
中国側が、アメリカのゴールデンタイムに中継できるよう、
朝一番からスケジュールを組んでたみたい。
何一つ調べもせんと偉そうなこと言うてしもたけど、
まあ、こんな間違いやったら大歓迎や。

現地で朝早くから競技した選手はちょっと気の毒やけど、
お陰で北島選手の100m平泳ぎの金メダルも、
男子体操の銀メダルも楽しませてもらいました。

さて、最近はオリンピックの話ばっかりなんで、マーケットの話も少し。
実は、あまり目に付く動きも気になる材料もないというのが正直なところ。
値動きは激しいけど、ほとんどがポジション整理によるものなんで、
ファンダメンタルズに基づいてコメントすることがあまりない。
ロシアとグルジアの緊張がちょっとは影響するんかと思ったけど
これもなにごともないまま消えてしまいそうな感じや。

そんな中、ちょっと注目したいんが、金融市場の信用不安。
今日はUBSにJPモルガン、ワコビアなんかの材料を手掛かりに
信用不安が再燃し、株も金融株中心に大きく下げてたね。

この手の問題は、もうなくなったかと思えば、
忘れた頃にどこからともなく出てくるのが特徴。
そういえばバブル崩壊後の日本でも、住専から始まって
山一の破綻や長銀の国有化に至るまで、
これでもか、これでもかと問題が出てきたんを覚えてる。

日本と米国では処理の仕方には色んな違いがあるやろうけど
問題の出て来かた自体にはそう大差ないかも知れんね。

まだあといくつ山を越えたら先が見えてくるんやろ・・・