2009年1月25日(日)
UKZ [いろいろ]
見に行ってきました、UKZ
というても分かる人はほとんどおらんやろうけど
むかしむかしUKというプログレッシヴ・バンドで
バイオリンとキーボードを弾いていた、
エディージョブソンがつくりはったバンドや。
ここまで書いても???の人は、この先読む必要はないやろね。
ということで、興味のある人だけのために進めます。
まずは前座で髭のタコ入道、トニーレビンのバンドが登場、
このあたりは友情出演という感じかな。
トニーともう一人がチャンプマン・スティックを弾いて、
クリムゾンに参加してるパット・マレステットが
ドラムを叩くというトリオ編成。
そういえば、うちの家にもスティックがあるはずやけど
もう10年以上弾いてないな。あーもったいな・・・
で、いよいよUKZの登場や。
一曲目は "In the Dead of Night"
テリー・ボジオのクローンみたいなドラムの兄ちゃんと、
アラン・ホールズワーズ大好きといった感じのギターが
作り出すサウンドは、なかなかのもんや。
まあ、歌が始まったらいっぺんに興ざめしてしもたけど。
やっぱとジョン・ウェットンは偉大やね。
それにしても、このボジオの弟子みたいドラマー、
ちょっと前かがみになってタムを回すところまで
ほんまに師匠そっくりや。まだ年齢が若い分、
スティック捌きとかはボジオより速いかもしれん。
名前も経歴も何も知らんけど、彼を見ただけでも値打ちがあったね。
選曲は基本的にUK時代の曲が中心で、新曲がいくつか。
ジョブソンのソロアルバム(Green Album)の曲がなかったんがちょっと残念。
"Carrying no Cross"や"Only Thing She need is"といった
テクニックのいる曲が中心で、それをそつなくこなしていたんはさすがやね。
若い連中は一生懸命練習してんやろうけど、
ジョブソンさんも相変わらず真面目に弾いてはるみたいや。
ベース担当のトレイ・ガンも、クリムゾンにおった時は
目立ったことさせてもらえんかったけど、このバンドでは
結構ええ味出してたね。
ただ、ポリスにせよなんにせよ、最近見た昔のバンドは
メンバーが皆ほんまに楽しそうにリラックスして演ってたのが
印象に残ったけど、このバンドはみんな気難しい顔して弾いてはった。
確かに演奏は凄いけど、どこか楽しめんとこもあったな。
わしも歳とったということやろか。
音楽はやっぱり楽しくないとね。
最後は、トニーレビンとパット・マレステットも参加して
太陽と戦慄パート?の大セッション大会。
そういえば、ジョブソンもライブアルバム(USA)で
後からダビングでバイオリンソロ弾いてたっけ。
まあ、これはサプライズとしては楽しめたかな。
ボーカルだけは話にならんかったけど
バンドの質は高いし、このまま定期的に
活動を続けられたらええね。
ちゃんとしたアルバムも聞いてみたいもんや。
まあ、仲間割れせんと仲良くやってくださいな。
Posted by 松