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2009年6月11日(木)

ポールソンの脅し [まじめなお話]

今日は、バンク・バンク・オブアメリカのルイスCEOが議会で証言。
メリルリンチを買収する際に、株主の損失につながる
重要な情報を隠したままで買収を実行したとの疑惑が持ち上がる中、
昨年12月には一時は買収案の撤回に傾いたけど、
当時のポールソン財務長官やバーナンキFRB議長の圧力で
しゃあなしに買収を強行したということらしい。

確かに年末時点でバンカメが買収案を撤回したら
マーケットは大騒ぎになってたわけで、
バーナンキもポールソンも必死になって説得(脅迫?)したんかもね。

そやけど、その判断が正しかっったんかどうかは、正直よう分からん。
本来潰れるべき金融機関を別のところに買わせて
当然のように買った方も危なくなったら
補助金を大量につぎ込んで何とか生き延びさせる・・・

そういった政策に批判的で、潰れるべきところはさっさとつぶして
きれいさっぱりと再出発するべきという人も多い。

リーマンブラザースを破綻させた後の混乱があまりにも
凄かったから、もう二度とこんなことは起こしたくないという
当局の心情も分からんではないけど、もしかしたらメリルが潰れても
市場は2度目っちゅう事で冷静に対応出来たかもしれん。

実際にどんな風にルイスさんが圧力を受けたんかはよう知らんけど、
後で問題になりそうな方法まで使ってたんやったら、
ポールソンもバーナンキもかなり冷静さを失ってたんやろね。

パニックに陥った状態で取った行動っちゅうのは、
大抵は後で考えて最適ではなかったことが多いもんや。
これまでの一連の政策が、大きく間違ってないことを祈るばかりや。

そやけど、ポールソンに脅されたら
やっぱり怖いから「ハイ」と言うてしまうやろな・・・

Posted by 松   

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