2009年6月23日(火)
喧嘩両成敗 [いろいろ]
日本郵政の西川善文社長の続投の是非を巡る問題は、
結局鳩山総務相が更迭され、西川社長が給与の3か月分、30%を返上、
そいでもって西川さんが三井住友銀行から連れてきた
側近が日本郵政を去る、っちゅう形で一応の決着がついたみたいやね。
今のところ、鳩山さんは正義を通して男を上げ、西川さんはゴネ得、
支持率の下がった麻生総理が一人割りを食った格好になってるんかな。
指導力がないとさんざん批判されてる麻生さんやけど、
一つだけ間違ってなかったことがあると思う。
それは、喧嘩両成敗で両方一緒に辞めさせることをせえへんかったこと。
これだけ大騒ぎになった問題が、どっちも同じように悪かったです、では済まんやろ。
それぞれの側にそれぞれの言い分があるやろうけど、
争点をもっと明らかにして、最終的に判断を下すのがリーダーの役割や。
喧嘩両成敗は事なかれ主義の典型、騒ぎは収まるかも知れんけど、
根本的な問題がそれで解決することは、絶対に有り得へん。
その点において麻生さんは、西川さんが間違ってなくて
鳩山さんの主張がおかしいと、一応明確は判断を示した。
それに対する是非はさておいて、やったことは間違ってないと思う。
もっとも、やるんやったらもっと堂々と、自分の考えを明確に
主張すべきやったけどね。最後の最後まで逃げてて、そうしようもなくなって
仕方なく決断しましたって感じがあまりにも強い。
鳩山さんを更迭させたという事実より、この辺のところが
支持率の低下につながってるんやろね、やっぱり。
ところで、西川さんを辞めさしたら、
ほんまに郵政民営化の流れが後退するんやろか。
もっと若くて(改革というイメージを前面に出すには、やっぱり若い方がええ)、
いかにも郵政民営化を進めますーっちゅう感じの人を、
小泉さんにでも紹介してもらったらよかったんとちゃうかな?
西川さんがどんな人なんかは知らんし、個人的な恨みもないねんけど、
やっぱり何処かうさんくささを感じるところがあるねんね・・・
Posted by 松