2009年7月25日(土)
決断 [いろいろ]
ハーバード大学の黒人教授が、自宅に入ろうとして
強盗と間違われ白人警官に逮捕された事件。
オバマ大統領が警察の対応を非難したことから
ちょっとした騒ぎになってしもた。
現場のことはその場にいた人間しかわからんことやけど、
白人の警官が他の人種に対して横柄な振る舞いをすることも、
それに黒人が過剰に反応して反抗的な態度を取ることも十分に想像できる。
結局、この事件によってアメリカの人種差別問題の根の深さと
建国以来初めて黒人大統領が誕生したことの意味を
みんなが改めて思い起こすことになったんとちゃうかな。
オバマさんの凄いところは、傷からの発言が波紋を広げたとみると、
その後報道官の定例記者会見に飛び入りして、あっさりと謝ってしまうこと。
当の警官にも電話で謝ったと言うから、徹底してるね。
警察関係者も、これ以上騒ぐことはでけへんようになった。
ああいう地位にいる人は、普通悪かったなと思っても
プライドが邪魔してなかなか謝られへんもんや。
医療改革法案の取り纏めが大きく遅れてしまい
政権運営にちょっと手詰まり感が出てきたこともあって、
悪い芽はさっさと摘んでおきたかったんやろうけど
なかなかの決断やったと思う。
やっぱり、損切りの決断は早い方がええ。
最後の最後まで解散を決断でけへんかった日本の首相とは、えらい違いや・・・
Posted by 松