2009年7月31日(金)
目標は高く [いろいろ]
民主、自民両党のマニフェストが出揃い、
日本の選挙戦も盛り上がって来たみたいやね。
自民党は、民主党の政策について、財源がしっかりしてないとか、
現実味に欠けるとか、これまで実際に政権を運営してきた
実績を強調するような方向で批判してる。
確かにその通りやねんけど、わしらは実現可能かどうかを
判断基準の中心に置いてしまわんほうがええんとちゃうかな。
実現可能なことだけを前面に押し出すと、
どうしても内容がせせこましいものになってしまう。
全くの夢物語ばっかり並べるのもどうかと思うけど
ほんまに大丈夫なんかいな?というような高い目標の一つでも
掲げてるようなものでないと、大胆な変革なんかでけへんやろう。
今の日本に必要なのは、出来ることだけをそつなくこなす人間ではなく、
とんでもないことをやらかしてくれる突拍子もない考え方を持った人材。
今のままでええという保守的な人は別にして、ほとんどの人は
こうした考え方に賛成するんと違うかな。
いざそうした人物や計画を目の前にすると、不安になったり
尻込みしてしまう気持ちもよう分かるけど。
何処かで思い切って決断しやなあかん時もある。
突拍子もないことを言い出して、
それが仮に全く実現でけへんかったとしても、
目標に向けて努力をしていく課程では
何か別の方向性が見えてくるもんや。
たとえば、民主党の言ってる9.1兆円に上る予算の無駄使いの削減。
これだけの学を実際に削るのは確かに難しいし、
100%の実現は不可能かもしれんけど、
これを目標にして頑張ってるうちに、
思った以上の削減できるかもしれん。
5兆円も削減できたら、御の字なんとちゃうかな?
これが、最初から無難な金額を設定したりすると
結局はそれすらも達成でけへんかったりする。
もちろん、目標以上の削減なんて出来る訳がない。
このあたりは、会社の経営も一緒。
やっぱり、目標は高く高く設定すべきやね。
Posted by 松