2009年12月14日(月)
30日ルール [まじめなお話]
日本を訪問中の、中国の習近平国家副主席は、
天皇陛下の無事会見を済ませたみたいやね。
会見の日程調整を巡って、色々と揉めたみたいやけど、
外からちんぷんかんぷんのことばっかりや。
スケジュールをゴリ押ししたとされてる政権と、
それに抵抗する宮内庁の対立ばっかり伝わってくるけど、
肝心の所が伝わってけえへん。
それは、スケジュールを入れたら、実際に
天皇陛下の体調にとってきつかったんかな、ということ。
体調を考えてスケジュール的にきつかってんやったら
30日前やろうが50日前やろうが、ことわらなあかんことやし、
スケジュールに余裕があったら、10日前でも組んだらええと思う。
慣例かどうなんかしらんけど、30日ルールという、根拠のはっきりせん
ルールを持ち出して断ったから、話がややこしくなったんとちゃうかな。
最初から、体調を考えるとスケジュール的に厳しい、
との理由で断ったらよかったのにね。
それでもゴリ押ししたとなったら、
批判は100%政府の方にいってたと思う。
仮に今回の騒動がなかったとして、白紙の状態で30日ルールを
厳格に守る理由は何か、25日では何故あかんのか、と問われたら、
誰もまともに答えることはでけへんと思うよ。
もしかしたら役所というところは、30日ルールみたいなもんも、
事業仕分けみたいな場でちゃんと是非を問わんと変えられへんのかな。
ルールは破るためにある、っちゅうのが信条のわしとしては
そのへんがちょっと残念。
天皇陛下が時の政権に政治的に利用されるのを防ぐと言う理屈もようわからん。
政治的に利用しようとする意図が明白な要請を1ヶ月以上前にされたら、
一体どう対応するねんやろね?
ただ、鳩山政権もちょっとまずい。
断られたら、すぐにクレームをつけやなあかんかったね、
なまじっか何日も間が空いて、結構日が迫ってから動き始めたから、
ゴリ押しと言う批判を受けることになったんとちゃうかな。
文句や異論があったら、間髪言わずにその場で言う。
意見が対立する状況で、相手と後々にしこりを残さんように
上手いこと解決するには、これが一番でっせ。
Posted by 松