いつかは起こるやろなと、誰もが考えてたと思うけど、
シティーグループの株が一時とうとう1ドルを割り込んでしもた。

政府がどれだけお金をつぎ込んでも、
やっぱりあかんもんはあかんねんやろね。
AIGしかり、シティーしかり、GMしかり・・・
CEOが株主に早よ辞めてくれと言われてしもた
バンクオブアメリカも、この部類に入るんかな。

ちなみに今日の終値は、次の通り
シティー：1.02ドル
バンクオブアメリカ：3.17ドル
GM：1.86ドル
AIG：0.35ドル

何よりも、去年の2月にバンクオブアメリカが組み込まれてから
9月にAIGが除外されるまでの半年間、
この4つが全てダウ工業平均の構成銘柄やったっちゅうから驚きや。
(今もAIG以外の3つはそう）

それだけ今の景気悪化が深刻やと捉えるんか、
いったいどんだけむちゃくちゃやったら
気が済むねんと思うんかはその人次第やけど、
ダウ平均が6,500ドル台まで下がるんも当然やね。

一部にはダウ平均が4,000ドル台まで下がるとの予想まで
出てきてるらしいけど、残りの3つが市場から退場したら
案外簡単に上昇基調に戻ったりして・・・

次に危なそうなのはアルコア、GEというところやけど
先に挙げた公的資金注入四天王に比べたら、
ずっとずっとましでしょう。

昨日の夜に行われたオバマ大統領の議会演説。

ちょっと他の用事してて、うっかり見逃してしもた。
そやけど、今は後からいくらでもネットで見れるから便利やね。

個人的には、2013年までに赤字を半減させる計画の中で
農業に対する補助金を削減する意向を示したところが注目点。
上手くいくかどうかは別として、実施の方向に進んだら
マーケットへの影響は大きいんとちゃうかな。

これまでは補助金という形で市場に資金が流入してたわけやから、
そういった政府からの需要がなくなるのは市場にとって弱気やけど
補助金の削減によって廃業する農家が出てきて生産が減るという、
強気のシナリオも描くことが出来る。

また、米国の生産が主導権を握ってるコーンや大豆と、
米国外の生産のほうが多い小麦や砂糖といった商品によっても
影響は変わってくるやろ。

具体的な策が出てくるまでに、
色々と考えやなあかんことがありそうやね。