はやいもので、今日から12月、
2009年もあと一ヶ月を残すのみとなった。

日本出張中は相変わらずコラムをアップする時間がなく、
正確に言うと時間はあっても多忙と睡眠不足と二日酔いで
なかなか書くネタが浮かんでこないので、
結局2週間以上間が空く羽目になってしもた。

さて、12月に入って金はいきなり1,200ドル台に到達、
相変わらず凄い勢いやね。

そんな中で目についたんが、中国政府内に金の保有量を3-5年以内に6000トン、
8-10年以内に１万トンまで増やすべきとの意見があることを伝える日経の記事。
同国の外貨準備の大きさを考えれば特にびっくりする内容でもないけど、
実行に移すとなれば大変なことや。
このまえ400トンあまりをこっそりと積み増しした時には
国内生産分で賄ったらしいけど、アメリカを抜いて1万トンまで
積み増しするためには、市場からも調達しやなあかんからね。

すぐに実現するもんとちゃうけど、こんな話は今後も
折に触れて出てきては、相場上昇を煽ることになりそうやね。

ところでこの記事、不思議なことにこっちのメディアで
あんまり取り上げられてないみたい。
わしもそれほど目くじらを立てて探したわけやないんで
どっかに出てるんかもしれんけど、なんか不思議な感じ。
状況が状況だけにメディアが飛びつきそうな話やと思うねんけどね・・・

なんでやろ？

今週末から日本に出張。
相変わらず、出張前にはやることが多くててんてこ舞いや。

オバマさんも一足先に日本に行ったけど、
こっちの方は懸案事項が多くて、色々と大変みたいやね。
オバマさんのチェンジも相当なものやったけど、
日本の政権交代は、それ以上に大きな変化ということや。

色々と問題も多いみたいやけど、
大きく変化する時っちゅうのはそんなものでしょう。

変化と言えば、日本で行われてる
行政刷新会議の「事業仕分け」がおもろいね。
これだけでも今までなかったことやのに
その様子がインターネットで見れるっちゅうんがまた凄い。

実際にどれだけ無駄が省けるんかは未知数やし
削減し過ぎることで新たな問題が生じる恐れも高いけど、
なあなあでやってた今までに比べれば、やっぱり画期的なことや。
これだけ開けっぴろげにやり出したら、
役所もええ加減な予算請求はでけへんようになるやろ。

日本に行ってニュースを見るのが、ちょっと楽しみになってきたわ。