2009年12月24日(木)
歴史に名を残す [まじめなお話]
クリスマスイブの朝、
米上院では医療改革法案が可決された。
オバマ政権の最大の目玉であるこの法案、
まだ下院との擦り合わせが残ってるけど、
成立に向けて大きく前進したのは間違いないやろう。
先のクリントン政権が途中で挫折せざるを得なかった難問を、
100年に一度の経済危機という逆風の中でとにもかくにも
成立に漕ぎ着けてんから、立派やと言うべきやろね。
もちろん、他にも色々と難問は残ってるけど、
米国に国民医療保険制度を導入させた大統領として
後々まで語り継がれるんとちゃうかな。
結局、政治家は何をして、何を残したかで評価されるもの。
瀕死の重傷にあった英国を再生させたサッチャー元首相
ソビエトを崩壊に導いたゴルバチョフ書記長
とくれば、レーガン大統領もはずされへん。
ちょっと違うけど、イラクをぶっつぶしてしもたブッシュ大統領
ローカルなレベルやったら、
NYの治安を回復させたジュリアーニ市長なんかもおる。
日本では、日中国交回復を実現した田中角栄(ロッキードというのもある)かな、やっぱり。
ちなみに、それ以前の人は年齢的に実際の記憶がないので、割愛。
別に何か調べたわけでもなく、パッと頭に浮かんでくるねんから
やっぱりそれなりのことをした人達やねんね。
オバマさんも、黒人初という肩書きだけでなく
歴史に名を残すことになると思う。
長きにわたる自民党政権に引導を渡した鳩山さんも
歴史に名を残すチャンスや思うねんけど、
今のところは先祖代々の残してくれた財産を
食いつぶすだけの存在になってるね。
もうちょっと頑張ってや。
米軍を日本から追い出した総理、
ちゅうのを狙ってねんやったら話は別やけど、
さすがにそれは現実的ではないでしょう・・・
さてさて、医療改革法案が通ったら
中小企業の経営者でもあるわしもちょっと忙しくなる。
保険加入が義務づけられるからね。
どんな形で加入することになるんか
そのうち調べることにしましょ。
Posted by 松
2009年12月22日(火)
5月まで待って [いろいろ]
先週末は季節外れの大雪になってしもた。
NYで雪に驚いててもしゃあないけど、
クリスマスの前にこれだけつもったんは、
あんまり記憶にないな。
ワシントンはもっと大雪やったみたいで
昨日は政府機関が休みになってしもた。
そんな日に、急遽行われたんが
クリントン国務長官と藤崎駐米大使の会談。
何でも、雪で休みになったから、急遽出したらしい。
国務長官が一国の駐米大使を呼びつけるなんて、
普通ではちょっと考えられへんで。
用件は、もちろん普天間飛行場の移設問題。
鳩山さんがあんまりぐずぐずするようやと、
どんなことになっても知らんでー、と
かなりきつく脅しをかけたんとちゃうかな。
これに対し鳩山さんは、来年5月まで待ってと
正式に米国側に伝えたみたいやけど、
これもまたえらい気の長い話や。
そんなに長い間待ってくれるとは思えへんけどな。
結構な額のお待たせ料、でも払うんやったらともかくね。
長く続いた自民党政権から民主党に変わったことで、
政治の形が新しいものになろうとしてるのは確かやし、
そのために混乱が生じるのも仕方のない話。
みんな色々文句や不満はあるやろけど
しっかりと見守ったらなあかんと思う。
そやけど、外交はまた別の話。
合意事項が政権が変わるたびに覆されては、
他の国はえらい迷惑や。
鳩山さんはお坊ちゃんやから結局よう決断でけへんだけなんか、
それとも米国との関係が悪くなってもやりたいことがあるんか。
そろそろはっきりさせてほしいね。
Posted by 松
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