2010年5月6日(木)
トレードキャンセルの影響 [まじめなお話]
いやー、それにしても今日は大変な一日やった。
ダウ平均は午後2時40分あたりから急落、一時1,000ドル近く
下げ幅を拡大して9,900ドルを割り込んでしもてんから驚きや。
その後はやれシティーがご発注入れただの、ミリオン(100万)と
ビリオン(10億)を打ち間違えただの、例によって噂が
あっちこっちで飛び交う始末や。
ほんでもって、NASDAQとNYSEは市場がパニックに陥った時間帯の
トレードをキャンセルすることを発表しはった。
たまに先物市場では見かけるけど、株ではあんまり記憶にないなー。
そやけど、短期売買の連中はどうするねんやろ?
例えば、対象となる急落局面でうまいこと買いを入れて、
対象時間帯が過ぎた後十分に値を戻したところで手仕舞った人。
一気に大儲けしたと思ってたら、いきなり買い注文だけが
キャンセルされ、売り玉だけが残った格好になる。
明日の寄り付きから一気に上昇したら、大損やで。
今のところCMEはキャンセルの方針を発表してないけど、
現物株と先物で組み合わせて取引してた人も大変かも。
うーん、株のことはあんまり明るくないけど、
何かええ手があるんかな?
Posted by 松
2010年5月2日(日)
油田事故基金 [まじめなお話]
いやー、それでなくてもものぐさやのに
ツイッター始めてそっちの方に手間取られるようになったら
ますますこのブログの更新が遅れてしまうようになったわ。
そやけど。みんなのつぶやき見てると
そのマメさと真面目さには脱帽するわ。
たった140字やけど、凄いパワーを感じる。
わしももうちょっと気合い入れやなあかんかな。
ところで、例のメキシコ湾のプラットフォーム爆発に伴う原油流出、
当初の予想を超えてかなり深刻な状況になってるな。
早い段階で油井に栓をして止めてしまう作業に失敗したんで、
今のところはどうにも手をつけられへん状況や。
それにしてもBPは、テキサスシティー製油所の死亡事故以降、
安全管理面での信頼性がガタ落ちやね。
BPだけが特別悪いわけではないと思うけど、
これだけ大きい事故が集中するとやっぱりなんかあるんかと思ってしまう。
ちなみに、この事故を受けて原油価格が上昇、みたいな報道があったけど、
市場ではそれほど材料視されてないんで、念のため。
当初日量5,000バレルと見られていた流出量、
現時点では日量2万5,000バレルとの見方が有力、
最悪のケースでは10万バレル以上との意見もあるけど、
いずれにしても、今の原油在庫の水準を考えれば影響は極めて限定的。
ハリケーンが直撃したら、40万バレルや50万バレルは平気で止まるからね。
残念ながら、大したことないのは相場への影響だけみたい。
こればっかりは、早期に収拾することを祈るばかりやね。
石油業界もブッシュさんの時に減税その他で優遇されて
いっぱい儲けてんから、こういう時こそ一致団結して
事態収拾に当たってほしい。
そういう基金とか、何らかの仕組みはないんやろか。
ないんなら、これをきっかけに作って欲しいね。
Posted by 松
【 過去の記事へ 】