2010年04月14日(水)
3月小売売上高1.60%増、市場予想以上の伸び
[経済指標]
米商務省によると、3月の小売売上高は前月比1.60%増えた。3ヶ月連続プラスとなり、しかも2月の0.52%から増加ペースが加速。市場が予想していた以上の伸びでもある。なお、2月の伸び率は速報の0.34%から改定となった。
2月に続いてほとんどのカテゴリーで売上高が前月比プラスとなった。自動車及び部品が6.68%と最も大きな増加となり、次いで建設資材・造園の3.12%増。これは2007年11月以来の大幅アップと伝わっている。衣料品は2.34%増え、家具やスポーツ・趣味・音楽、デパートが揃って1%を超えるプラスだった。減少したのはガソリンスタンドと電気機器で、それぞれ0.38%、1.31%のマイナス。
小売売上高は自動車関連を除くと0.61%アップとなり、予想より高めの伸びだった。ガソリンを除いて1.82%、自動車とガソリンを除くと0.73%それぞれ増加である。
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2010年04月13日(火)
2月貿易収支、397億ドルの赤字で予想上回る
[経済指標]
米商務省が発表した2月の貿易収支は397億400万ドルの赤字となった。1月に3ヶ月ぶりの赤字縮小となったのが2月には前月から7.45%、再び拡大。予想も上回った。なお、1月の赤字幅は速報の372億8800ドルから369億5200万ドルに改定である。
2月の輸入が1.89% 増加に転じ、サービスが3.28%のプラス転換となった。モノの輸入は1.35%アップ。カテゴリー別には消費財の3.09%が最も高い伸びで、これは 3ヶ月ぶりの大幅増加でもあった。薬品関連やテレビ、玩具、アパレル、美術・骨董品と幅広く前月を上回っている。次いで工業品が天然ガスや鉄鋼感レ、化学品、たばこなどを中心に2.14%増えた。工業品の中で原油は季節調整前だとやはり大きなプラスとなるが、季節調整前では2.10%減少した。単位価格は前月の73.89ドルから72.92ドルに下落。買い付け規模があわせて前月から0.80%減となるが、一日あたりにすると9.82%増加した。
資本財は1.10%増え、コンピューターや工業機械、民間機部品などが特に大幅増だった。一方、食品・飼料・飲料は1.08%減で、3ヶ月ぶりのマイナス転落だ。自動車関連が4.70、2ヶ月連続ダウン。ただ、前月のマイナス幅7.66%は下回る。
2月の輸出は0.20%増加した。1月に 2009年4月以来で前月比マイナスとなり、2月にややアップ。モノが0.08%と僅かにもプラス転換した。自動車関連が2.28%、資本財は1.14% それぞれプラス転換である。資本財の中では工業エンジン、半導体、民間機エンジン、発電機などの増加が目立つ。工業品は0.55%増。3ヶ月連続アップだが、2月はこの間で最も低い伸びである。消費財が1.77%、3ヶ月ぶりに前月からダウン。輸入と対照的に輸出になると薬品関連やテレビ、玩具、アパレル、美術・骨董品などの減少が大きかった。食品・飼料・飲料は6.17%、3ヶ月連続ダウン。しかも、前月以上のマイナス幅である。サービス輸出は 0.47%増加。9ヶ月続けて前月からプラスであるが、2月は1月より伸び悩んだ。
物価上昇を考慮した実質値(リアルマネー)ではモノの赤字が前月比3.71%増の424億5300万ドルだった。石油関連が2.62%、非石油は3.88%それぞれアップ。
国別で赤字最大の対中国が165億900万ドルとなった。前月の182億9600万ドルを下回る。反面、日本とのギャップは前月の33億4900万ドルから42億9700 万ドルに拡大した。カナダが27億8100万ドルに縮小し、この結果、1月には日本がカナダより低い4位だったのが再びカナダを抜いて3位になった。対メキシコ赤字は拡大で、中国に次ぎ2番目に大きい47億7100万ドル。
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