2007年10月30日(火)
戦国時代の投資戦略 [いろいろ]
明日はFOMCの声明が発表される。
グリーンスパン前議長が1%という超低水準まで金利を引き下げてから、
今年の夏にサブプライム問題にからむ金融危機が
発生するまでの4年あまり、FOMCは正直言って退屈な内容が多かった。
最初のうちは「金融緩和状態を相当な期間持続する」という文言が注目を集め、
次は「穏やかな金融緩和方針の解除」とかいう名目の下に0.25bpずつの利上げ。
利上げが打ち止めになってからは、ラッカー・リッチモンド連銀総裁一人が
追加利上げを主張するものの、結局は金利据え置きというパターン。
みんな細かい文言をあーでもないこーでもないと解釈して
喜こんどったけど、大筋では毎回予想通りの結果で、
サプライズもへったくれもなかった。
まあ、それだけ(金融の)世界が平和やったということやね。
打って変わって今回のFOMC。
金利据え置きから0.5bpの連続大幅利下げまで、
市場の見方も見事に分かれてる。
ワシはどっちかというと大幅利下げの可能性の方がやや高いと見てるけど、
正直いうて、結果は神のみぞ知るというしかない。
世はまさに戦国時代、っちゅうところやけど、
そんな中でも、何とか生き延びていかなあかん。
太平の時代には太平の世の渡り方があったけど、
動乱の時代にはそれは通用せえへん。
ということは、いままで主流やった投資手法は
軒並みあかんようになるということか。
サブプライムで有名になった資産担保証券や円キャリートレード、
商品やったらインデックス投資、システムトレーディングなんかかな。
他にも色々あったと思うけど、パッとは思いつけへんわ。
これからはこういう手法に頼らず、
動乱の世を生き抜く戦略を建てる必要があるっちゅうことか。
さあ、どうしまひょ。
とりあえず、戦国時代の歴史書でも買ってこよか・・・
Posted by 松