2008年11月4日(火)
チェンジ [まじめなお話]
今日は米大統領選の投票日。
足掛け2年に及ぶ大イベントも、いよいよ決着の時や。
民主党のオバマ候補が事前予想通りに順当勝ちすれば、
米国初の黒人大統領が誕生することになるね。
アメリカという国が、まさに大きな変化を迎えようとしてるわけや。
まるで大統領選にあわせるかのように起こった金融危機によって、
金融市場も大きな変化を迎えようとしている。
これも何かの巡り合わせやねんやろね。
今から4年後には、アメリカという国もウォール街の様子も
すっかり変わってるんとちゃうかな。
規制でがんじがらめにして何も出来んようになるんも困るけど、
金さえあったら何でも出来るような状況を作ってしまうんはもっと困る。
次の政府には、これまでの反省を踏まえて、
上手いことバランスの取れた規制を行ってほしいもんや。
個人的に市場っちゅうもんは、リスクを取る勇気があって、
なおかつその市場のことを良く知っていて正しい判断を
下すことが出来たもんだけが多くの報酬を得るような形が理想やと思う。
ブームに乗ってお金をつぎ込めば誰で儲かるっちゅうのは、
やっぱりおかしいし、それが行き過ぎた結果が今の状況や。
みんなが尻込みしてしもたら元も子もないけど、
市場はやはりある程度手ごわいものでないといかん。
手ごわいから慎重になるし、その市場について研究もする。
そういう努力を抜きにして、成り立つもんとちゃうねんね。
一般の投資家も、金融関係者も、そういうことを再認識する
ええきっかけになったんとちゃうかな。
市場がマネーゲームの場から、投資家同士の真剣勝負の場に
戻ってくることを望むばかりや。
地道に努力して、その市場のことを良く知るようになったら、
少なくとも訳の分からん間に大損することはなくなるもんよ。
Posted by 松