2008年11月12日(水)
朝令暮改 [いろいろ]
公的資金による金融機関の持つ住宅ローン関連債権の買い取り断念・・・
今日のトップニュースは、やっぱりこれやろね。
ポールソン財務長官は会見で、不良資産の買い取りを断念して、
ノンバンクや消費者金融へ救済の幅を広げる意向を明らかにしはった。
もともと構想が示された時から、どないやって資産の値決めをするねんと、
あっちこっちから疑問の声が上がってたアイデアやけど、
結局は企画倒れに終わったっちゅうことやね。
これで7,000億ドルに上る金融安定化策は、
当初から内容がガラリと変わってしもたことになる。
なんか日本やったら一度決めたことを簡単に変えるとは無責任や、とか
批判の声が大きく上がりそうな感じやけど、
こっちは全くそんな雰囲気ではないね。
個人的にも不良資産の買い取りは、価格が高すぎたらモラルハザード、
低すぎたらその金融機関に損切りを強制させるようなもんで、
上手く機能はせえへんなと思ってたし
さっさと方針転換して良かったと思ってる。
方針転換をするかしないかは大した問題ではなくて
その結果どのようになるのかが重要やねんね。
結果がよくなんねんやったら、朝令暮改も大いに結構や。
そういえば日本でも、麻生さんが打ち出した定額給付金の内容が
二転三転してたけど、最後は高額所得者を含むか含めないかの判断を
地方自治体に丸投げするという、内容としては最悪に近い結果になってしもた。
国民の税金を使ってなにかすんねんから、
どうしたら一番効果的に出来るのか
やっぱりもうちょっと真剣に考えて欲しいね。
Posted by 松