2007年10月18日(木)
赤福の危機 [いろいろ]
今はどうか知らんけど、その昔大阪の小学校の
修学旅行といえば、伊勢神宮が定番やった。
おこづかいはXX円まで!! と厳しく制限されている中、
ほとんどの子供が帰りに赤福餅をお土産に買って帰ったもんや。
そんな懐かしいお土産が、この世から消えてなくなる危機に瀕しとる。
賞味期限の改ざん、商品の原料への再利用、
店頭から回収した商品の再包装・・・
不二家の事件発覚後、青くなってる食品会社の社長は
ごまんとおるんちゃうか、と思ってたけど、
まさか赤福がねーっちゅうのが正直なところ。
数十年前の記憶が正しかったら、本店では店頭で製造販売してたと思うねんけど、
事業拡大して販売ルートが増えていくと共に、
工場での生産が主になっていってんやろね。
なんにせよ、あの懐かしい味がなくなるようなことがあったら
ちょっと寂しいな。
御福っちゅうライバル商品もあるけど、やっぱり伊勢の名物は「赤福」や。
それにしても、日本の賞味期限に対する考え方は、ちょっと厳しすぎる。
こっちでは結構平気で期限切れ、あるいは期限ぎりぎりのもんを売ってて、
あんまり気にせず買うことがあるから尚更や。
そら、食中毒になるようなんは勘弁やけど、まだ十分食べれるもんを、
期限切れやからという理由だけで捨てやなあかん、
現場の人の気持ちも分からんでもない。
期限切れが近くなったら、少し値段を安くしてさばいたりすることも
あんまりないんやろね。野菜とかでも形の悪いやつは廃棄されるだけ。
日本人の中にも、賞味期限切れが迫ってるけど、
安かったら買おかな?という人もいっぱいおると思うねんけどな。
日本語には「もったいない」っちゅうええ言葉があるけど、
どうもこういう世界ではあまり活かされてないようや。
表面上だけ厳しくしても、結局は分からんかったらええやろうって
規則を破るとこが出てくるだけや。
ミンチの偽装みたいな悪質なんは厳罰に処すとしても、
もうちょっと現実に即したルールづくりがでけへんもんかな。
Posted by 松