2007年6月4日(月)
民主党大統領候補のディベート [まじめなお話]
10日間の日張もようやくおしまい。
今は地元大阪のホテルで荷造りの真っ最中や。
日本の商品業界は聞きしに勝る厳しい状況やったね。
コモディティー市場自体がこれだけ注目されている中で
皮肉なもんやけど、その中にまったく光が見えないわけでもない。
ただ、訪問した会社によって意見がかなりばらばらで、
一丸して業界をこういう方向に持っていこう、という決意は
余り感じられへんかったね。
皆がてんでバラバラというのは別に嫌いじゃないけど、
ある程度の目標というのは共有してないと上手く事が進めへんのとちゃうかな。
わしも海の外から何か出来ることがないか、考えてみよ。
ところで、昨日の朝は民主党の大統領候補のディベートを
テレビで見ることが出来た。
衛星放送というのはなかなか便利なもんや。
NYにおると、じっくりとはなかなか見られへんからね。
ヒラリー、オバマの両候補はもちろん目立ってたけど、話の内容を
聞く限り、リチャードソン元エネルギー長官が良かったね。
理路整然で、一番まともな事をいうとった。
アメリカは、何だかんだいって人材は揃ってるという事かな。
これからますます面白くなりそうや
Posted by 松
2007年4月17日(火)
日本の総合取引所創設計画に思う [まじめなお話]
日本の市場関係ニュースで昨日今日と良く目につくんが、政府が取引所の抜本的な再編を促す方針を固めた、というやつ。証券、金融先物、工業品、農産物のすべてを網羅する「総合取引所」の創設を目指すときた。
今の状況に比べれば遥かに良くなると思うし、基本的には大賛成。そやけど、政府が促して総合取引所を創るというのはどうも引っ掛かるね。ロンドンやニューヨークなどと互角に競争できる金融市場の構築を急ぐとしてるけど、M&Aで取引所同士が凌ぎを削ってる欧米の業界と、政府主導の総合取引所が互角に競争できるとはどう考えても思われへん。前にこのコラムで、このところ躍進著しいICEが勢いに乗って東工取でも買収してくれたらええのに、と書いたけど、総合取引所になったらその可能性は万に一つもなくなってしまう。
Posted by 松
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