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2007年11月2日(金)

単純さが強み [いろいろ]

今週はこっちの金融機関にとっては悪夢のような1週間やった。

メリルリンチに続き、週末にはシティーグループの
トップ退任が決まるっちゅうからすごい。

どっちも元凶はサブプライム問題に絡む大幅損失。
特にメリルの場合は損失計上を先送りする仕組の契約を
ヘッジファンドと結んだと報道されるなど、問題はかなり深刻みたい。
こんな状況でもしたたかに儲けとったんとちゃうかと期待が持たれてた
ゴールドマンサックスも、投資判断を引き下げられるなど、
ほんまに踏んだり蹴ったりの一週間やった。

一年前にはわが世の春を謳歌してたのが嘘みたいやね。

そやけど、大手のトップが二人も辞任するとは、さすがアメリカやね。
不祥事を起こしても、問題解明まではとか、なんだかんだと
理由をつけて辞任を避けようとする日本の社長さんとは大違いや。

まあ、辞めても一生喰っていけるだけの収入も得てるし、
次の仕事もすぐに見つかるやろうから、
今の立場に未練も執着も無いねんやろうけど、
少なくとも端から見てると分かり易いわな。

日本の食品業界のスキャンダルを見てたら、余計にそう思う。

この分かり易さ、単純さちゅうのは、アメリカの大きな強み。

偉くなったらいっぱい給料をもらう、
売上に貢献したらボーナスがいっぱい出る。
会社が赤字になったらすぐにリストラされる。
ルールを破ったら即退場を命じられる。
一方で問題が解決したら復帰の道が開かれる。

どんな人にでもすぐに理解できる、非常に分かり易い仕組みや。

もちろん、人間っちゅうんはそんなに単純なもんでもないし、
何でも割り切って物事を進めてええ訳でもない。

そやけど、ことビジネスに関しては、単純で分かり易い方が強い。
今のように国境を越えて人と金と情報が行き来する時代、
日本の競争力が落ちるんも、無理のない話や。

いきなり全部、というわけにはいかんでも、
少しずつ物事を単純に組み直す作業を
していかなあかんのんとちゃうかな?
特にルールやそれを司る公的機関では、
無理矢理にでもやらなあかん所がいっぱいあると思う。

Posted by 松     

2007年10月30日(火)

戦国時代の投資戦略 [いろいろ]

明日はFOMCの声明が発表される。

グリーンスパン前議長が1%という超低水準まで金利を引き下げてから、
今年の夏にサブプライム問題にからむ金融危機が
発生するまでの4年あまり、FOMCは正直言って退屈な内容が多かった。

最初のうちは「金融緩和状態を相当な期間持続する」という文言が注目を集め、
次は「穏やかな金融緩和方針の解除」とかいう名目の下に0.25bpずつの利上げ。
利上げが打ち止めになってからは、ラッカー・リッチモンド連銀総裁一人が
追加利上げを主張するものの、結局は金利据え置きというパターン。

みんな細かい文言をあーでもないこーでもないと解釈して
喜こんどったけど、大筋では毎回予想通りの結果で、
サプライズもへったくれもなかった。

まあ、それだけ(金融の)世界が平和やったということやね。

打って変わって今回のFOMC。
金利据え置きから0.5bpの連続大幅利下げまで、
市場の見方も見事に分かれてる。

ワシはどっちかというと大幅利下げの可能性の方がやや高いと見てるけど、
正直いうて、結果は神のみぞ知るというしかない。

世はまさに戦国時代、っちゅうところやけど、
そんな中でも、何とか生き延びていかなあかん。
太平の時代には太平の世の渡り方があったけど、
動乱の時代にはそれは通用せえへん。

ということは、いままで主流やった投資手法は
軒並みあかんようになるということか。

サブプライムで有名になった資産担保証券や円キャリートレード、
商品やったらインデックス投資、システムトレーディングなんかかな。

他にも色々あったと思うけど、パッとは思いつけへんわ。

これからはこういう手法に頼らず、
動乱の世を生き抜く戦略を建てる必要があるっちゅうことか。

さあ、どうしまひょ。

とりあえず、戦国時代の歴史書でも買ってこよか・・・

Posted by 松     

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