2007年12月27日(木)
取引所再編 [まじめなお話]
JASDAQと大証ヘラクレスの統合話が、
ここへ来てかなり現実味を帯びてきたみたいやね。
このところ新興市場がかなり低迷してることもあるけど、
やっぱり数が多すぎるんが一番の問題かな。
日本のことはよう知らんけど、新興市場はこの2つの他は
東証マザーズだけかと思ってたら、地方にも色々とあるらしい。
投資する側から見たら、しっかりと機能する市場があったらそれで十分、
いくつも同じようなマーケットがあっても混乱するだけや。
まあ、出来た時はそれぞれの事情があったんやろうけど、
供給者側の方の都合ばかりで物事を進めて、
利用者のことを考えへんかったツケが回ってきてんやろね。
再編は当然の流れということか。
再編といえば、もっと大変なんが日本の商品取引所。
非常に特殊なローカルマーケットから、
世界中から資金を集まってくる国際市場に生まれ変わることが出来るんか?
個人的には生まれ変わるより、新たに生み出した方が
早くて確実やと思うけど、されどうなることやら。
来年の今頃には、ちょっとは見えてきてるんかもしれんね。
Posted by 松
2007年12月18日(火)
永遠のテーマ [いろいろ]
今朝発表されたゴールドマンサックスの決算。
9-11月期は純利益が32億1,500万ドルと前年同期比で2%増えたらしい。
引き受け部門がサブプライムなんかの証券価格下落で損失を出したけど、
トレーディング部門が空売りでしっかりと稼いだみたいやね。
このあたりはさすがGS、ちゅうところかな。
サブプライム関連証券の指標となってるABX指数は、今年に入って
下げ一色の展開やったわけで、チャートだけ見れば単純にショートするだけで
いくらでも稼げたような感じがする。しかも結構市場は厚く、値は飛ぶけれど
しっかりと商いは出来てたらしいから、そこに参加してたところは
かなりのチャンスがあったはずや。
要は、やるかやらんかの問題。
サブプライムと聞いただけで戦意喪失して、たた値が崩れているのを
ボーっと眺めてただけのところもあれば、こうやって積極的に儲けを
取りにいってたところもある。
普段のトレードでも同じで、見込みが外れて大きく損を出してしもた時は
確かに落ち込むけど、そうした時というのは必ずチャンスも転がってるもんや。
一回の失敗にめげることも、向きになることもなく、冷静にトレードを
続けることの出来る人間が、最終的にはええ思いをするんやと思う。
もちろん損切りも大切やけど、切ってばっかりやったら
最後には資金がなくなってしまうわな。
買ってる時ではなく、負けた時にどう対処するか。
トレードするもんの、永遠のテーマやね。
Posted by 松
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