2007年11月11日(日)
新取引所構想 [まじめなお話]
金曜の夜は、月一回のよそうかい。
今回は日系のFCM(商品ブローカー)の社長さんが参加してたこともあり、
日本の商品取引所の将来についての話題が飛び出した。
曰く、日本の取引所は本当に必要か、
円建ての商品を上場することに意味はあるのか。
あちこちでさんざん議論されてるテーマやけど、
いろんな話を聞くたびに暗ーい気分になってくる。
当たり前といえば当たり前やけど、今の取引所が良くなるとは誰も思ってない。
金融庁が中心に進めてる総合取引所の構想も、
今の商品取引所を吸収する形で進めるねんやったら、
結局何も変わらんのんとちゃうか、との意見もあったな。
ほな、いっそのこと、新しい取引所をつくったらええねん。
新しい取引所はドル建ての国際商品を上場して、外国からの資金や、
ヘッジャーをはじめとした国内の法人需要を取り込む。
円建て商品上場の存在意義を熱心に説く人もおるけど、
新たな取引所と競わせたら、結果はすぐにでるやろう。
米国では、新興市場のICEが、NYBOTを吸収するまでに大きくなった。
条件さえ整えば新たな取引所も認可して、古いところと競わせる。
これがアメリカの大きな強みやねんね。
今あるもんをどないしょうか、というところに話が向いている間は、
活路は見出されへんのんとちゃうかな。
まあ、取引所に限った話ではないけれど・・・
Posted by 松