2009年8月6日(木)
スクラップ・インセンティヴ [いろいろ]
先月27日に始まった、米政府のスクラップ・インセンティヴ。
燃費の良い車に乗り換えたら、最大4,500ドルの
補助金をもらえるっちゅう、ありがたい政策や。
これが予想以上に好評で、すでに10億ドルの予算を使い切って
議会が20億ドルの増額を審議中。
下院はすでに承認、後は上院の結果を待つばかりとい状態。
10億ドル使い切ったっちゅうことは、単純に考えて
25万台以上の車が一気に売れてんから、これはすごいことやね。
オバマさんが打ち出してきた経済政策の中で、
最大のヒット作になるんは間違いないやろ。
苦境に立たされてる自動車会社も、
ちょっと一息つけたっちゅう感じかな。
それにしても、なんでこんなに成功したんか?
政策が飛び抜けて優秀やとは思えんけどね。
たぶん、うまいこと消費者のニーズにマッチしてんやろね。
ガソリンばかり喰ってる、大型車から
燃費のええ車に乗り換えたいというニーズや。
こっちに20年近く住んでて、米国人の大型車志向が
変わるなんてことは有り得へんと思ってたけど、
どうやらそうでもないんかもしれん。
髭面で図体のでかい米国人のおっさんが、体を折り曲げるようにして
小さい車に乗り込む姿なんか、想像することもでけへんけど、
これからはそうした光景があちこちで見られるようになるかもしれん。
それはそれで寂しいもんがあるけど、
時代がそっちの方に流れていってるということなんかな。
Posted by 松