ドルが大きく値を下げる中、為替ディーラーの間で流れていた噂。

”財務省が輸出業者らを集めてドル売りを薦めた” というやつや。

わしのとこにも情報が流れてきた。

「まっちゃん、財務省がドル売り薦めてるらしいで」

「ほう、そらおもろい。で、どうなるん？」

「さあ」

「情報聞いたやつらは、みんなドル売るんか？」

「さあ・・」

「仮に輸出業者がドル売ったら、それで更に円高が進むんか？」

「さあ・・・」

「大体、財務省の推奨なんか、当てになるんか」

「あまりならんとおもう・・・・・・」

目先はドル安と見てるわしにとっては悪い噂ではないんやが、
どうもこの手の話は好かん。

おしまい

先日、家の近所で買い物してたら、
COMEXのフロアでメタルのブローカーを
やってる知り合いにばったりと出合った。

ちょうどNYMEXがメタルの電子取引との並行トレード（Side-by-side)を
承認した直後で、彼は「もうすぐフロアーはでっかい博物館になる｣と
寂しそうな目をしてた。

これも時代の流れなんやけど、NYMEXは活発にフロア-での取引が
行われているほとんど唯一の取引所やっただけに、
やっぱり寂しいもんがある。

なんていって慰めてええか分れへんかったから、
「IPOしたらもう仕事せんでもようなるやん」といったら
「そう、みんなでRichになって仲間ともお別れや」と、
更に哀愁が漂うてもうた。

今日IPOしたNYMEXの株価は、初日から急上昇、
公募価格の56ドルを2倍以上上回る132.99ドルをつけた。

彼もなんやかんやゆうて、金持ちになってんな・・・

今度はわしが哀愁を漂わせる番や