"Iran was dangerous, Iran is dangerous, and Iran will be dangerous if they ･･･"

ブッシュ大統領は4日に開いた会見で、こんな感じでイランは昔も今も将来も
危ない国やと指摘しながらも、この先は外交的解決の道を探る意向を示しよった。

昨日の午後にイランが03年秋に核兵器開発を停止したという
調査結果を受けての方針変換や。

イランから見たら、アメリカの方がよっぽど危ない国っちゅうことになるやろけど、
とにかくこれでちょっとでもええ方向に進んでくれたらええね。

手のひらを返したように柔軟路線を推し進める北朝鮮政策もそうやけど、
最近のブッシュ政権は方向転換がすごい。
任期が残り一年余りになって、何か一つでも外国面で実績を残しておきたいっちゅう
事情も分かるけど、ここまで変わることが出来るんは、ある意味エライと思う。

一度持ったポジションに固執して、なかなか方向転換でけへん人、
ちょっとはブッシュさんを見習った方がええかもね。
もちろん方向転換はええ方向に進むのが大前提やけど・・・

NYに帰ってきてからになったけど、
日本におった時の話。

日曜朝にいろんなチャンネルでやってる
ちょっとお堅い番組を見とった時のはなし。

出演してたんは、かの高名なミスター円さん。

サブプライム問題について、色々と解説してはった。
株はこれからも軟調に推移するということを
説明するのに使った理屈がすごかった。

サブプライム問題でみんながリスクを取らんようになったから、
株式から資金が逃げ出してるっちゅう内容。
ここまではええねんけど、その次の説明には驚いた。

「株からリスクを嫌って逃げ出したマネーは、
みんなリスクの低い債券や原油や金に向かってます。」

？？？

いつから原油と金は、リスクの低い債券の仲間になったんや？

いくらテレビで簡単に説明せなあかんちゅうても、これはないやろう。

それとも、原油や金は本当に（下がる）リスクの低い銘柄になったんかな？

まあ、このコメントを聞いて原油や金への投資を考える人が増えるねんやったら
それもそれで嬉しい部分はあるけども、ちょっとねー。

みなさん、誤解のないように言うときます。
原油や金が買われてるんは、リスクが低いからでは決してありません。
ポートフォリオ全体のリスクを下げるため、資金を分散させるための
投資先として、改めて注目されはじめたからです。

原油や金への投資は楽しいけど、
くれぐれもお間違えのないように・・・