2008年4月25日(金)
トライベッカ・フィルム・フェスティバル [いろいろ]
今週からトライベッカ・フィルム・フェスティバルが始まった。
911テロの後、NYダウンタウン地区を元気付けようという目的で
始まったイベントも、今ではすっかり春を告げる恒例行事となってる。
昨夜はファイナンシャルセンター前の広場で野外上映、
会場ではポップコーンやドリンクを配ったりしてかなり賑わっとたね。
ちなみに、昨夜の演目は発売25周年を迎えた
マイケルジャクソンの「スリラー」。
フェスティバル開催中はいたるところでポップコーンが貰えるんで、
ファンの方には申し訳ないけど、映画に関しては残念ながらあまり知識も
興味もないわしにとっては「ポップコーンの日」という印象しかないのが本当のところ。
ところが、今年はちょっと様子が違う。
去年までアメリカンエクスプレスのロゴの入った、
結構立派な箱に入っていたポップコーンが、
今年はただの小さな紙袋に入れられて配られてた。
しかも、袋にはアメックスのロゴもない。
アメックスは今年も一応メインスポンサーになってるけど、
予算は去年からかなり縮小してるみたいや。
前から決まっていたことなんかもしらんけど、
やっぱりサブプライム問題の影響もあるんやろね。
ダウンタウンのイベントは、どれも金融機関を中心に
大きなスポンサーがついて派手にやってたけど、
さすがに今年はちょっと規模が小さくなるんかもしれんね。
まあ、事情を考えればしゃあないか。
Posted by 松
2008年4月24日(木)
転んでもタダでは起きん [いろいろ]
英投資ファンドのTCIによる日本の電力卸Jパワー株の買い増し問題が、
さらにややこしくなってきよった。
TCI側は先に日本政府から出された株の買い増し中止勧告を拒否、
政府は外為法に基づいて中止命令を出すというからすごい。
中止命令に背いたら刑事罰の対象となるらしいから、
ここで買い増しには終止符が打たれることになるねんやろうけど、
それでも毅然として自分の正しいと思うことを主張しようとする
TCI幹部の姿勢は拍手喝采もんやね。
日本人の感覚やったら、政府からなんか言われたら、
そそくさと退散するんが当たり前、負けると分かってるのに
盾突くことなんかもってのほか、ちゅうところなんかな。
そやけど、やっぱりおかしいもんはおかしい。
しかも、ただ反発するんやなくて、英国政府に手紙を出して
日本に圧力を掛けさせようとしたり、他のJパワーの株主と連携して
増配や株式持ち合いの制限といった提案を通そうと画策するなど、
しっかりやることもやっとるんやね。
この中止命令の根拠となる部分については、賛否両論あるやろうけど、
最終的には、「株を買われるんが嫌やねんやったら、何で株式公開するの?」
ちゅうところに行き着くと思う。
投資家の目からすると、買いたい時に買えて、
売りたい時に売れない投資商品は、そもそも投資対象として不適格。
こんな種類のニュースがこの先更に出てくるようなら、
間違いなく日本に対する外国の投資意欲が薄れることになるやろね。
TCIさん、転んでもタダでは起きんように、
まあ、せいぜい頑張ってちょうだいな。
Posted by 松
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