2008年7月3日(木)
金利が上がれば・・・ [いろいろ]
原油があっという間に140ドルを超えるまでに上昇してきて、
いろんなWEBサイトを見ても今後の価格動向を占う
コメントやレポートが目白押しの状態となってるね。
参考になることも多いんで、時間のある限りは目を通すようにしてる。
そんな中で気がついたんは、日米のアナリストの視点の違いや。
価格上昇は投機資金の流入によるものとの認識はどれも似たようなもんやけど、
今後の金利動向との絡みで見通しを立ててる人の数は、アメリカの方が断然多い。
投機資金の動向が相場を左右してるんやったら、
尚更金利動向ははずされへんチェック項目と思うねんけど、
日本のアナリストはほとんど触れることがない。
ファンダメンタルズを無視した動きというときながら、
中国やインドの需要増なんかを前面に出してたりするからおもろい。
これまで超低金利の状況が長年に渡って続いてきたことで、
日本ではまともに金利(債券)をトレード出来る人材が
いなくなったと嘆く声が出てるのは知ってるけど、
金利市場がメインになっていないために他の分野の人間も
動向を気にしなくなってるんやったらちょっと問題やね。
そういえばこの前日本でセミナーした時も、
原油や金の分析をするにはまず金利動向を把握せなあかんと力説したら、
きょとんとして聞いてる人が結構多かったな。
将来金利が上がれば、その分確実に資金は商品市場から引いていきます。
みなさん、もっと金利に注目しましょう。
もちろん欧米のやけど・・・
Posted by 松