2008年12月3日(水)
ドリームチーム [いろいろ]
大統領選挙で大勝利を収めて以降、かなりのハイペースで
次期閣僚人事を固めてるオバマさん。
目付け役としてのボルガー元FRB議長を筆頭に、
サマーズ経済担当補佐官にリチャードソン商務長官、
そしてヒラリークリントン国務長官と
昔懐かしい顔が並んでると思ったら、
財務長官にガイトナーNY連銀総裁、行政管理予算局(OMB)局長に
オルザグ議会予算局長と若手のホープを起用。
このOMB局長っちゅうんは地味やけど、今後財政赤字の急速な
拡大が予想される状況においては、極めて重要なポジションや。
組織を動かすにはまず人事というのはセオリーやけど、
確かにこれだけバラエティーに富んだ人選を見てると
それだけで何となくわくわくしてくるね。
まさに、米政界のドリームチームや。
クリントン政権のスタッフを多く起用したり
ゲイツ国防長官を留任させるなど、
彼が打ち出した「チェンジ」というイメージが薄れると
指摘する人もおるけど、特にそうは思わんな。
新たに就任するトップっちゅうのは、大抵最初の人事には
出来るだけ自分の独自色を出そうとするもんや。
逆に、これだけベテランの実力者を揃える、
あるいは揃えられるという点だけで、
十分にこれまでの大統領との違いは出てると思う。
あとは、これだけのドリームチームをどうやって纏め上げていくか。
オバマさん本人も、「ポリシーメーカーは大統領である自分」と、
しっかりと主導権を握ってチームを運営していく意欲を示してる。
このチームがまとまってどれだけの仕事が出来るんか、
今から来年が楽しみになってきたわ。
Posted by 松