2008年12月19日(金)
初雪 [いろいろ]
今日は午前中から本格的な雪。
この冬初めての積雪になりそうな感じやね。
朝方にはブッシュさんがTARPを使ったGMとクライスラーへの
174億ドルの緊急融資を決定、何とか年だけは越せることになった。
今週はこの他にも、歴史的なイベントが盛りだくさん。
米国の政策金利が史上初めて0%台まで下がったし、
OPECは220万バレルと過去最大の減産を決定。
次にどんな史上初めて、過去最大(最悪?)が飛び出すんか、
ほんまに見当もつかへん。
昨夜は行きつけのアイリッシュバーで久しぶりに会う友達と呑んだけど、
彼のオフィスも来月には閉めるらしい。
NYの町はとりあえずクリスマス気分で浮かれてるけど、
足元では着々と不況の足音が近づいてきてるようや。
わしがこっちへやってきた90年代の初めは、
街並みも汚かったし、怖くて歩かれへんかった地域も多かった。
街に失業者があふれ出したらあの頃に逆戻りかなーとか話してたら、
ちょっと憂鬱な気分になった。
もっとも、ビジネスはこういうときにこそ大きなチャンスがあるもんや。
知恵をしぼって、精力的に動けばきっとええことがあるはず。
自分でビジネスをやってると、考え方次第でいくらでも
希望を持つことが出来る。それが一番の利点かな。
まあがんばりましょ
Posted by 松
2008年12月15日(月)
ヘッジファンドの信用 [いろいろ]
米ナスダック元会長バーナード・マードフによるあきれた詐欺事件。
被害が500億ドル以上に及ぶと報道されていたから、
顧客の方もそれなりの面子が揃ってたんやろなと思ってたけど、
案の定、大手の金融機関の名前がぞろぞろと出てきた。
スペインのサンタンデール、ロイヤルバンク・オブ・スコットランド、
BNPパリバに野村證券あたりが主要顧客やったみたいやね。
この件はあまり詳しくないんでようわからんけど、
米系の金融機関の名前がでてけえへんのは、もともと営業対象に
なってなかったんか、それとも実態を知らぬはヨソの国の
もんだけやったということなんか。
ただでさえ信用が収縮して投資家のリスク許容度が低下している時に
こういうのが出てくると、他のヘッジファンドは更にやりにくくなるね。
これは情報開示が極めて限定的なことの一番のマイナス面、
今後はヘッジファンドも監査をいれるなりして、
透明性と信用度を引き上げていかんことには
資金も集まらんようになるんとちゃうかな。
その分コストが上がるけど、こればっかりはどうしょうもないやろ。
こうなってくると、毎日ステートメントでポジションをチェックできる
CTAを使うんが、一番安上がりで信頼が置けるということになる。
少し経ったら、「安全でリスクの低い商品市場に投資しませんか?」
というのがセールストークになってたりして・・・
Posted by 松
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