2008年12月11日(木)
エリートの失敗 [いろいろ]
昨日は、月一回のよそうかい
一年ぶりくらいに参加してくれた懐かしい顔もあったりして
いつものように楽しい時を過ごさせてもらったわ。
そこで話題になったんは、米企業経営トップの高額報酬。
このところニュースにも頻繁に登場するし、
みんなどうしても気になってしまうみたいやね。
日本の会社の給与形態で働いている駐在員が多いこともあって
やっぱり、高額報酬には否定的な意見が多かったね。
その時に聞いた話やけど、GMのワグナー会長なんかは、
入社して間もない頃から幹部候補生として特別待遇を受け、
エリート教育を受けてきたらしい。
若いときから運転手や秘書が付くような環境に
どっぷりとつかってしもたら、いつのまにか
プライベートジェットを使うことも当たり前になってしまうんやろね。
こうしたエリートさんは、ええ時は存分に能力を発揮するけど、
失敗した時に極端に脆くなる人が多い。
トンでもない間違いをしでかして、誰かに怒られた経験もないんやろね。
今のような状況は、そういう人たちにとっては
めちゃくちゃ厳しいんやろね。
まあ、これで一度大きい失敗を経験してんから、
次からはもっと上手い事できるようになるんとちゃうかな。
そやけど、失敗した時は、潔くそれを認めて責任も取らなあかん。
儲かった時に天文学的なボーナスを貰うんは勝手やけど、
失敗した時は、その分も含めて痛い思いをせなあかんのんとちゃうかな。
Posted by 松
2008年12月9日(火)
ゼロ金利 [まじめなお話]
今日の市場の一番のニュースは、何といっても
28日物の米国債(T-Bill)の入札結果。
2001年に入札を開始して以降、
初めて落札利回りが0.00%となった。
90日のT-Billの利回りも立会い中に
一時マイナスになったみたいやし、
投資家のリスク回避志向も、遂に来るところまで来たか、
っちゅう感じやね。
最近は話題になることも少なくなったけど、
金融市場における信用に対する不安は、
決してなくなった訳ではないねんね。
米国債バブルを懸念する声も多いし、
一体この先どうなるんか、ますます目が離せんようになってきた。
金利市場は専門ではないから、あまり詳しいことはよう言わんけど、
この市場が崩壊したらまず第一にドルが崩壊、
その後あらゆる方面へ膨大な影響が出ることくらいは分かる。
市場のバブルは早いうちに弾けてしまう方がええけど、
このバブルだけは何とかして弾けんようにせんといかん。
とはいえ、誰かが何とかできるもんでもないし・・・
市場の信用不安が、なるべく早く払拭されることを祈るばかりや。
苦しい時の神頼みやないけど、
オバマさん、たのんまっせ。
Posted by 松
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